森本拓陶展~創楽 SORA~
数年前に知り合った陶芸家、森本拓さんの個展にお邪魔しました。彼とは「牛久現代美術展」というイベントでご一緒しました。美術作品を映像化し、それを上映しながら生演奏をするという舞台芸術で、良い仕事をさせて頂きました。
ただそれだけで、
何となく異次元を感じてしまうのが面白いところ。
以前の個展のときにもお邪魔し、灰皿を購入。私自身は煙草は吸わないのですが、義父にプレゼント。ふたのついた灰皿で、見た目にも風情がありました。
掛け時計にもなりますし、
穴を利用して棒を指せば、置き時計にもなります。
実は森本さん(写真左)の作品は、むやみに造作し、いかにも深い意味が込められているかのような、それでいてたいして役に立たない芸術作品とは違い、実用面と目を楽しませる両面を備えたものが多いのです。取り分け陶芸は食器や花瓶など、日常に使うものを作る場合が多く、とても大事なことかと。
この時計1つとっても、前述のような事もあれば、例えば穴に紐を通し吊す。文字盤には数字は書いていないので、どんな角度でも「時計」に成りうるのです。また私が購入したのは、文字盤にも穴が空いているので、壁紙によって数字部分の色が変わるという、何ともバリエーションを考えただけでも楽しいじゃないですか。
時計とは言っても美術作品。世界に1つしか無い事を考えると、嬉しくなりますね。ちなみに陶芸展はまだ続くので、私の買った作品も最終日まで展示されています。お近くの方は是非行ってみて下さい。
2007年4月5日(木)~14日(土) 13:00~18:00(11日定休日)
つくば市小野崎170-1 GALLERY彩花
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ふと、以前blogで書かれてらっしゃった陶芸家のお友達の個展かしらとよぎりました。(違っていたらごめんなさい。)
本当に柔らかい曲線で暖かみをもっている作品ばかりで、きっと目の前で拝見したら更に感動するだろうなと思います。
母が陶芸をしているので興味があります。
ていほうさんのお目にとまった時計。
美しく深みのある色、そして無限大に楽しめて、かつとても実用的で。
個展の最終日が終わったら、ていほうさんのご自宅で新たな時を刻む、世界で一つだけの大切な宝物。
とても素敵です。
投稿: riko | 2007年4月 6日 (金) 21時17分
ていほうさん、こんばんは。
素敵な時計ですね!お気に入りのものが世界に一つしかないなんて、ワクワクしますね。
私には4時40分の時計にしか見えませんでしたが、あの時計はいろんなバリエーションが楽しめるんですね。角度や文字盤の色が変わったら、全然雰囲気が変わるでしょうね。ていほうさんの想像力はさすがだなぁ~と思いました!
投稿: Taeko | 2007年4月 6日 (金) 21時26分
陶芸の曲線って宇宙ですね!
色も手触りも世界で一つだけのものですね。
時計・・どんな角度からでも時間が見れるんですね。
人、一人一人が違う時間でもいいんだぁ~
そんな時計の世界は癒されますね。
投稿: eiko | 2007年4月 6日 (金) 23時12分
好きだけれど自分で作るのは苦手なので、素材を問わず、立体作品を作られる方を尊敬しています!
陶器ってとてもやさしいですよね。
何色も重ねてないのに凄く深い色がでていたり。
何となく、"陶器→ろくろ"みたいなイメージを持っていたのですが、色々見に行ってみると、色々な技法で作られる方がいらして面白いですね。
森本さんの作品も是非一度拝見させていただきたいです!
機会に恵まれますように!!!
投稿: sawowri | 2007年4月 7日 (土) 00時17分
> rikoさん
まさにその通り! 以前Blogに載せていました(育児カテゴリ参照)。彼女も大きくなりましたよ。
> Taekoさん
作者ご本人も言っていましたが、ロールシャハのインクブロットみたいに、抽象的な形はいろいろなものに見えるものです。
> eikoさん
彼と知り合うまでは、あまり身近な世界ではありませんでしたが、今度は是非ともOcarinaを焼いてもらいたいです。
> sawowriさん
確かに陶器=ろくろは、私もイメージしていました。彼に製作工程などを聞きましたが、なかなか手間暇かかった作品です。作品に時間を惜しみなくかけるのは、とても良い事ですね。
投稿: ていほう | 2007年4月 9日 (月) 00時07分