日付が変わってしまいましたが、12月14日は先のBlogでお伝えした通り、雅兄こと大和田雅洋さんの誕生日。加えて同日誕生日の方、3人でのコンサートをすると。
この日私は葉加瀬太郎ツアーのリハーサル。
それを終えて誕生日コンサートへ。
私の曲は2曲演奏して下さるのですが、
1曲は冒頭。2曲目は2部の2曲目。車で移動すると、間に合いました。着いたのが2部の始まり。そして拙作「Rhapsody」を演奏して頂いたのですが、紹介されて舞台に上がったときに、雅兄に飛びつき、彼のSoprano Saxのリードを壊してしまいました。申し訳ござらぬ。
アンコールの2曲目も私の編曲した、
「主は雀を見守り給う」。
これは大好きな映画「天使にラブソングを2」の挿入歌です。
まあ楽器を持っての乱入も有りだなどと言われていましたが、そんな余地は全くありませなんだ。一応Guitarは持っていきましたけどね。
それにしても今回の演奏会。白眉は何と言ってもプログラム最後に演奏された、三宅裕人さん編曲の「カルメンの主題によるファンタジー」。元はアレクサンドル・ローゼンブラッドという人の、Clarinet & Piano、もしくは2台Pianoの作品のようなのですが、これがかなり緻密に編曲され、単なるトランスクリプトの域を越えていて、とても聞き応えのあるものでした。
その三宅さん。私から何度か楽譜をレンタルした事もある、中央大学の学生さん。もう卒業したのかしら? 私も数あるレンタル楽譜利用者から、何度も利用する彼の名を覚え、数年前に会う機会を得ました。立場としてはアマチュアという事になりますが、内容はかなりハイレベルで、どこに出しても恥ずかしくない作品に仕上がっておりました。
こういう方の存在が我々には大いなる脅威になるのですよ。他にも石毛里佳さんの新曲を演奏。彼女は私の後輩にあたります。それに比べ、私の作品など「Rhapsody」は10年前のもの。編成を変えただけ。常に新しいものを生み出さなくてはならない「作曲家」としては、情けない限りですわ。
そんな訳でおめでたい日ではありましたが、何とも自戒した日でもありました。
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