我が家がSONYマニアというのは、特に新しいもん好きの父の影響。例えばビデオカメラも、初めてオートフォーカスになったときに買いました。今ではAFなんて言葉すら見かけませんが、当時のカメラはピントを自分で合わせるのが普通だったんです。ビデオカメラは、その後4~5台SONY製品を買いました。またDATレコーダー(通称デンスケ)も生録の凄さに惹かれ買いました。当時はその道のパイオニア的メーカーだったんですよ。
まあそれが仇になる場合もあって、SONYが提唱した企画で、他のメーカーがついてこなかったものも結構あります。ビデオではβ方式、メディアではMD-DATA、同様のHS、Memory Stickもグローバルと言うには少々厳しいでしょう。SONYの場合、性能的には優れているにも関わらず、販売戦略等で普及しないパターンが殆ど。最近ようやく勝ち組に入ったBlu-ray Discは稀なケースです。
さて前置きが長くなりましたが、前回のDoDeCa HORNをさしおいて、何故SHARP製品を買ったかです。
これが現物。
今も現役...と言いたいところですが、
残念ながらCD部が再生不能。
今更テープは殆ど聴きませんし、ラジオも部屋では聞きませんので、AUX端子に何かをつないでスピーカー代わりに使っているくらいです。
まあ角張ったデザインは賛否両論ありますが、私個人的には好きなんですよ。車も同じで流線型よりは角張ったものの方がね。両サイドにはサラウンド用スピーカーも付いて、なかなかの音質でした。33Wの大出力も良かったのですが、一番のキメ手となったのがコレ。
ダブル・カセットなのですが、
横並びでなく、
重なる形で2枚のカセットが入ります。
当時、かなり話題になりました。
変なモノ好きな私としては、これがたまらなく、購入のキメ手となった訳ですわ。
しかしよ~く考えてみると、実は不便なのです。当時はCDよりもカセットの方が主流でした。何しろCDはまだ¥3,000以上していた時代ですし、新譜もまだレコードで出ていました。例えば横並びのダブル・カセットだと、聞きたい曲を探すときに、片方のデッキで再生しながら、もう片方のデッキで巻き戻し、早送りが出来ます。これはそれが出来ません。2つのカセットを同時に動かす事が出来ないのです。
つまりこの頃は「巻き戻し」「早送り」が重要な時代だったんですよねぇ。そう言えばカセットなんてここ何年も使っていないし、聞いてもいないなぁ。
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