3年目の作品
もう3年目のお付き合いになる、茨城県立波崎高校吹奏楽部。過去2年は私の作品でコンクールに出場。更にアンサンブル・コンテストでも私の作編曲作品を演奏してくれています。
今回の作品は、
明確なスタイルのある作品で、
そういった構造は分かりやすいのですが、
音楽的には今までで一番難しいものになっています。前2作品は「高校生向け」というのも少し頭にあったのですが、今回はその部分がかなり隅に押しやられ、自分が普通に作品を書いたものと、たいして変わりありません。
まぁ、それは作曲家としては当たり前の事なのですが、しかし「コンクール」というと状況は変わってくるんですよね。どの学校もコンクールには「勝つ」ために出場するワケで、「音楽的には良い作品でもコンクールには負けました。作品のせいで」では済まされないのです。
限られた時間内にバンドの技術やらチームワークを全て魅せるため、曲のカットは当たり前、派手な演出のために楽章の順番を入れ替えてまでも演奏するなどと、普通に音楽をやっていたら考えられないような事が起こるのが「吹奏楽コンクール」。私なんぞは吹奏楽関係者では無いので、「コンクール」に関しては批判のし放題ですが、こうして委嘱作品を提供するとなると、その狭間で悩みながら作品を書くワケですわ。
さて今回の作品、コンクールで吉とでるか凶とでるか...。
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お世話になります。早いもので啼鵬先生と出会ってから3年になるのですね。
もう実際に演奏をすることは出来ませんが、今年も貴重な作品を書いて頂けるということで楽しみにしております。
よろしくお願いします。
投稿: ヒサヨシ | 2009年6月 6日 (土) 12時23分
> ヒサヨシ君
おぉ、久しぶりだね。頑張っているようで何より。
今年の作品は打楽器も難しいよ。君の後輩君達には、是非とも頑張ってもらいたい。
投稿: ていほう | 2009年6月 6日 (土) 13時54分