IBM WorkPadとVisor Edge
あれからなかなか日本語化が出来なかった、Visor EdgeとのPC連携ソフトPalm Desktop。専門書を購入するも解決せず、そもそも日本語化パッチのありかが分かりませんでした。しかし他の機種のパッチのありかを見ているうちに、「もしや...!?」と、直接URLを打ち込み発見!
「CRCが一致しません」というエラー。
ファイルのタイムスタンプも合っているし、
どうやら以前のバージョンが邪魔している様子。
そもそも「Palm Desktop 4.1.4.英語版をクリーンインストール」しろと。単に以前インストールしてるものをアンインストールしただけだと、色々ファイルが残っているんですよ。自分の過去のデータなどを残し、他は全て削除。するとスルスルとパッチが当てられ、無事に日本語化終了! いやぁ、ちゃんと日本語表示されているのを見て、感動しました。
このIBM WorkPadの
液晶がやられたがきっかけ。
そして期せずして友人に
Visor Edgeをもらうという、何とも素晴らしいタイミング。この2つのデバイスを使った違いなどを少々。
まぁデザインで言うと、Visor Edgeのスタイリッシュさにはね。しかし私のようにIBM好きには、あの真っ黒のThinkPadが、いかにもビジネスマンらしくてたまらん、というもの。実際にWorkPadは厚みがあるしプラスチックなので、持ちやすいです。ただこの後継機種から、IBMもスタイリッシュな方向性になりましたが。
中身は一緒と言っても過言ではありませぬ。Visor Edgeの方がPalm OSのバージョンが若干新しいですが、見た目は殆ど同じです。相変わらず、と言うよりもWorkPadよりもサクサク動いているかも。そりゃそうかも知れません。何しろWorkPadのメモリは2MBなのに比べ、Visor Edgeは8MBですから。これは大きな違いです。
問題はバッテリーがどれくらいもつかです。単4電池2本だったWorkPadに対し、Visor Edgeはリチウムイオンバッテリーになりました。話によると1ヶ月は持つと。まぁ、私の手元にきた時点で、かなりの時間も経っていますし、どこまで頑張ってくれるか。
そして大きな違いが1つ。電源ボタンの位置です。WorkPadは左下、Visor Edgeは右下。これは大変な事です。右利きの私はスタイラスペンを右で持ち、本体は左で持つので、電源ボタンは左側にある方が押しやすいですが、右下だと押しにくい、と言うよりも左指では押せません。
かと言って左利きの人だと、スタイラスペンは右側にあるので、これを左手でとるのは結構やりにくい。ちなみに左下には新たにマイクがありますが、これって絶対にココになくてはいけないものでも無さそうですしねぇ。
恐らくこういう議論は、この機種の発売時にされていたと思われますが、どうやらこの電源ボタン、指でなくてスタイラスペンで押す事を前提にしているようです。ならばこの位置でも良いのか、なるほど。
ちなみにこのVisor Edgeは、SpringBoardと呼ばれる、拡張ボードが使えるのが大きな特長ですが、友人から頂いたのは本体とPC接続用のクレードルのみ。でも私にとってはこれでも十分。1つの機種であれもこれもやろうとすると、いろいろ不具合も出てくるもの。
あとはどれくらい私の下で働いてくれるか。
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使ってないpalm500があるけど、いるなら取っておくけど?単4乾電池2本でモノクロ仕様のものです。シリアル接続のクレイドルもあるよ。メールちょうだいな。
投稿: 松本光司 | 2009年11月 9日 (月) 13時44分
> 松本光司さん
おぉ、そりゃまた貴重な機種を。今では全く見かけなくなりました。私のようなマニアにはたまらん逸品です。
投稿: ていほう | 2009年11月10日 (火) 10時26分