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2009年11月 2日 (月)

更に名秘書引き継ぎ

 現在では「モバイル」というと、携帯電話を指すと言っても過言でなく、それだけ今の携帯電話は色々な事が出来ます。しかし私が組織する(と言っても2人しかいませんが)Musicians' Mobile Clubの意味する「モバイル」とは、数年前に「Mobile Computing」という言葉が元気だった頃のマシーンを指します。

 まぁ、最近脚光を浴びているSmart Phoneは現代におけるモバイル・ツールの代表格ですが、我々マニアの間では、もう何年も前から話題になっていましたけどね。

 その私が愛用しているIBM WorkPadが、とうとう動作しなくなりました。これは歴史的名機と呼ばれているHP 200LXの後に使い出したもので、その引き継ぎの模様はBlogでも紹介しました(2007年9月20日参照)。2年前の話ですが、その時点でこのマシーン、発売されてから10年近くも経つものだったので、いつ壊れてもおかしくない状況。

Palmtrio  取り敢えず友人からもらった、

Visor Edge(写真中)があるので、

それに引き継ぐ事に。

しかしここで大変なのは、

データをどう移行するかです。何しろWorkPad(写真右)は虫の息。液晶がダメになったので、どうしようもなく、かろうじてバックアップをとっておいたデスクトップPC(母艦)からデータを吸い上げ、別のPCに連携するソフト(Palm Desktop)をインストールしてあるので、そこに流し込み、何時間も格闘の末、使えるようになりました。

 実はこの母艦との連携がくせ者。Palm Desktopの日本語版はVer.4.0.1で終わっていて、私は普段其れを使っていました。しかもシリアル接続で。しかしもらったVisor EdgeはUSBのみの接続。してVer.4.0.1の日本語版とUSBで接続を試みたのですが、これがうまくいかない。そもそもドライバがちゃんとインストール出来ない...。

 んなワケで別のPCにPalm Desktop Ver.4.1.4をインストール。そちらではちゃんと連携(HotSync)出来ました。しかしこの英語版は日本語を表示するためには、パッチを当てなくてはならず、現在はそのパッチを探すのも一苦労。確実な方法として活用本を買う事に。

 なので現時点ではPalm Desktop上は文字化け表示。しかしデータ自体はちゃんとしているので、Visorでは当然きちんと表示されます。

 私はモバイラーとして、乾電池駆動にこだわる人だったのですが、今回のVisorは充電式。もちろんこれもかなり前の機種。どれくらい充電池が生きているだろうか...。んなワケで次の秘書候補は、写真左に移っている、SONY CLIE。PEG-SL10という機種で、何と乾電池駆動。これも友人に頂いたのですが、実は国内販売されなかった機種なんですよ。なので日本語化という作業を乗り越えなくてはならないのですが、それもマニアならではの楽しみ!

 と悠長な事も言ってられないんですケドね。仕事も詰まっているし。

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モバイル」カテゴリの記事

コメント

これはコメント付き難そうなネタですな~
乾電池不可・充電のみでよろしければ、拙宅にpalm m515が失業中(スタイラスは紛失 ^^;;)です。必要ならお声かけてくださいまし。カラー液晶、完全日本語対応。カレンダーは2031年12月31日まで搭載されているので、まだ20年以上使えます!(それ、オーバースペックだろって)

> ほーほさん
 ま、カテゴリの幅広さが「限りなく啼鵬」ですから。
 この手のマシーンは、充電池になってから、かなりスペックが上がりましたね。当たり前と言えばそうですが。
 取り敢えず、も少しこのマシーンで頑張ってみます。

私はどちらかと言うと電子機器が苦手で、パソコンがフリーズしても、あたふたしか出来ないので、ここまで詳しいとうらやましいです!!

> くぅさん
 私がPCをいじりだした頃は、「パソコンは勉強するもの」という認識でした。今でも何かの操作を覚えるのは、やはり「勉強」という感じですね。

初めまして。

『palm m515』で、こちらに辿り付きました。

昨日、部屋の掃除中に、眠っていた『palm IIIc』を見つけ、久しぶりに使ってみました。

手帳として、なかなか優れモノであることを再認識した次第であります。

最低限、赤外線でパソコンと繋がれば、データのバックアップ出来るので安心ですし、
元々、紙の手帳はインターネットに繋がりませんから、スタンドアローンが普通に見えてきました。

ただ、時代の流れか、palm関連のサイトが無くなっているのに、少しの寂しさを感じた次第です。

何故か、SDカード搭載の m515 が欲しくなってしまいました…

> IIIcさん
 WorkPadの次の機種ですね。そこから充電式になりました。このPalm OSはホントよく出来たOSで、少ないメモリにここまでサクサク動くのは、相当なものです。
 ちなみに今は携帯電話で何でも出来ますが、個人的にはあまり良いとは思いません。その携帯を無くしたときを考えると、恐ろしくなります。
 リスク分散という観点からも、こういったデバイスは有益だと思うのですが。

お返事ありがとうございます。

改めて、Palmが必要十分な機能である事を痛感しております。

おっしゃる通り、データの分散は、セキュリティの観点からも有効な手段ですね。

また、何か有りましたら、コメントを入れさせて頂きます。

> IIIcさん
 ちなみに私、Palmではスケジュール管理と金銭出納帳でしか使っていません。住所録はPC上の宛名印字ソフトに入っているだけで十分ですし、電話帳はPHSに入れてあるだけで十分なのです。現在ではそれらを「参照」するだけのために開く事もありませんしね。

ていほう さん

私も同じです。

データ保護、予定表、メモ帳、電卓、手書きメモ、HotSync をメインカテゴリーに残して、

それ以外のアプリは、未分類カテゴリーに移動しております。

> IIIcさん
 もっと言うと私、PCも目的別に分けています。メール専用、音楽制作専用、事務処理専用、更に外出時に使うノートPCなど。昔はFax送信専用PCまでありました。

ていほう さん

凄いですね!

万一、故障した際のリスク対策になりますし、
PC間でお互いのバックアップも出来るので、
一石二鳥ですね。

> IIIcさん
 それがですね、それぞれ作業専用PCは、OSが百花繚乱!? WindowsXP,2000,98,95,3.1からVine Linuxまで、実の所PC間で何かやりとりする事はあまり無いんですわ...。

ていほう さん

そうでしたか…

アプリによっては、OSが限られるモノも有りますので、仕方ないですね…

ていほうさんの、このコメントを見て思いだし、
久しぶりに、ハイトラⅡのスイッチを入れてみました。
すると、win95が元気に動き出し、ちょっとした感動でした!

> IIIcさん
 そうなんですよ、書き忘れましたが、未だに国民機NEC PC-9821が現役で、そちらはMS-DOS 6.2(だったかな)が動いています。
 私の作編曲作業の多くは、この携帯電話よりも遅いマシーンで行われています。

ていほうさん

作曲ですか!
凄いですね。

やはり、愛着のあるアプリを使う事が良いと思います。

先日、会社のOfficeを2003→2007に替えた途端に、作業効率が一気にダウンしました…

操作手順が変わり、とにかく重いです。

結果的に、ダウン・グレードですよ…

> IIIcさん
 ちなみにそのソフト、DOS版ミュージック・ソフトの定番で、Windows版もでましたが、そちらはかえって使い辛く、恐らく多くのユーザーは、未だにDOS版を使っていると思われます。
 しかしながらそのメーカーも、今ではよく分からない会社になっています。単なるWebショップみたいな感じに。

ていほうさん
本日、約5年ぶりに秋葉原に行ってまいりました。
モバイルコーナーのほとんどが、白ロム携帯だったのには驚きました。
PDAは、少~しだけ見つけましたが、win系がほとんどでした。

ていほうさんに刺激を受けたのか、乾電池式Palmに少し心が引かれております。

> IIIcさん
 やはりモバイルの基本は乾電池駆動だと思っています。その制約の中でマシーンを作る事こそ、本当の実用的なものが出来るのではないでしょうか。デジカメは意外と乾電池駆動するものが多いですけどね。

ていほうさん

乾電池駆動のTRGproをGetしました。
ヤフオクで3000円でした。

充電を意識しないのは凄く大きいですね。

どこでも安く買える乾電池ですと気分が楽です。

乾電池がどのくらいもつか楽しみです。

> IIIcさん
 おぉ、名機ではありませんか! CFが使えるのは大きいです。私はKeyboard派だったので、ずっとHP200LXを使っていて、Palmはここ数年で使い始めたのですが、もしPalm歴が長かったら、TRGproは絶対に通っていた道だと思います。
 今日メインで使っているPCにも、Palm Desktop 4.1.4英語版を入れ、日本語パッチを当てました。これで一安心。

ていほうさん
CFでバックアップが取れるのは楽ですね。
これからは、このTRGproがメインになります。
ていほうさんの意見がとても参考になりました。
ありがとうございます。

> IIIcさん
 乾電池駆動の魅力を再認識して頂けて、仲間が増えた気分です。
 私も最終目標は、日本では発売されなかった、乾電池駆動のSONY CLIEを日本語化して使う事です。メモリ・スティックが使えるので、バックアップもとれますし。

ていほうさん
カラーに比べるとシロクロの方が野外での視認性が格段に高い事が分かりました。
外部媒体は手軽にバックアップが取れるので本当に楽ですよ。
CLIEの日本語化は楽しみですね。

> IIIcさん
 そうなんですよ。何だかモノクロは時代遅れのように思われがちなんですが、実はカラーよりも優れている点もあるのです。
 世の中はマシーンのスペックを上げていく事に頭打ちです。そうなるとWindows7のように、メモリを節約したり、余計な機能、性能を使わずに、軽く動作する。今後のソフト、ハード開発は、そういった方向にいくような気がします。

ていほうさん
こんばんはです。
出来るだけ不要なアプリは入れず、シンプルなPalm環境を目指しておりますが、入力効率向上の為にATOKを使ってみたいと思ってます。

> IIIcさん
 基本ですね。と言いつつ、今となってはATOK以外の日本語FEPが、殆ど姿を潜めてしまいました。私はHP200LX時代はWXIIやカタナを使っていました。特に後者はなかなかの優れものでした。
 ATOKは一太郎Ver.3の頃からお付き合いしています。パッケージ版もDOS版、Windows3.1版、WindowsCE版、Linux版など、結構買いましたね。

ていほうさん
早速、ATOKをインストールしました。
今更ながら、変換の良さに驚いております。
使わなくなったCFも有効活用できましたし、
ますます、このTRGproに愛着がわきました!

> IIIcさん
 ATOKはやはり王道でしょうか。これでまたPalmの良さが再発見出来たのでは?
 私のVisor Edgeも順調です。でも乾電池駆動のCLIEも早くセットアップしたいですね。

ていほうさんのCLIEのセットアップ楽しみにしてます。
完了しましたら、是非、ブログに載せて下さい。
いろいろとアドバイスありがとうございました。
これからも、ちょくちょく拝見させて頂きます。

> IIIcさん
 こちらこそ。実のところモバイル・ネタでこうしてお話しが出来、とても嬉しかったです。そのうち「啼鵬の愛したモバイル達」というのを、サイト上にアップしたいと思っています。ご期待下さい。

ていほうさん
それは、凄く楽しみです。
期待しております。

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