2週続けて同じ曲
私が吹奏楽で演奏と言えば、Bandoneonでソリストとして共演する他、アンコール等で団員に混ざってバンドの中でClarinetを吹くくらいなものです。やはり吹奏楽での作編曲作品が多少なりともある私は、現場を知る事が大事と、今年は団員として一般バンドに参加したのでした。そのラミラミ音楽団の本番がありました。
このBlogでも紹介しましたが(2010年2月28日参照)、
ふと気が付くと、
先週演奏した曲が今日も!
6月19日の記事で紹介した、松本蟻ヶ崎高校吹奏楽クラブとの共演。当然そのときはBandoneonなので、ソロ・パートを演奏。そして今日はContrabassパートを。
更に記憶を辿っていくと、ここかつしかシンフォニーヒルズで最後に演奏したのが、2006年2月なのですが、そのときのプログラムにも入っていたのですよ(2006年2月12日参照)。その曲はBill Whelanの「Riverdance」なのですが、私が共演するレパートリーの中でも、もっとも「やらない」曲。輪廻転生じゃあるまいし、こんな偶然も珍しいですな。
ちなみに吹奏楽との共演で、最も多いのは「Libertango」と「情熱大陸」です。
今回、記録で入っていた業者が、
我がmirusのメンバー。
彼はSONOR Clarinette Ensembleの記録も頼まれて、よく飯田まで来ていますが、本拠地は名古屋。今回も遠方からはるばると...。東京で彼と会うのは初めてですねぇ。
もとい、
String Bassには、
別途マイクをたててくれました。
こんな待遇は滅多にありませんな。
そもそも何故、吹奏楽に加わって演奏しようなどと。キーワードは「弦バス」です。今オケでも弾いている事を考えれば、最もさわっている楽器です。これをもっとスキルアップしたいというのと、吹奏楽に於けるContrabassの役割は、恐らく多くのバンドでは発揮できていないのではと。
そもそも吹奏楽でContrabassを弾く人、主に学生さんは、希望の楽器にならなかったからとか、身体が大きいから、という理由でこの楽器にまわされる事が多いでしょう。そしていつ張り替えたんだか分からない弓と、何故かContrabass専用でない松ヤニがあてがわれ、擦っている間は殆ど音は聞こえず、Pizzicato(はじく奏法)でかろうじて聞こえる程度。
これじゃぁいけませんぜ。とは言え、私もさして上手いわけでもなく、一生懸命弾いていましたが、打楽器セクションからは「やはり弦バスが入るといいネ」などとおだてられ、少なくとも言ってくれたお2人には、好評だったと分かり、加わった甲斐があったかと。
今回は吹奏楽に於けるContrabassの事もそうですが、いろいろな意味で勉強になりました。次回吹奏楽に加わるときの楽器は...!?
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希望の楽器に空きがなくて、身体が大きいから弦バスにまわされたのは、私です(笑)。
コントラバス弾きの多くは前科者(他の楽器をやっていた)か兼業(他の楽器もやっている)ですね。生まれてこの方コントラバス一筋で他の楽器は何もやってません!という人は多くないです、たぶん。
投稿: ほーほ | 2010年6月28日 (月) 21時53分
> ほーほさん
確かにそうでしょうな。バンド系でも、最初はギターをやっていたけど、ベースにまわされた、という話も聞きます。しかし逆に、ほーほさんも含めて、他の楽器の経験、ベースというポジションからの、音楽を少し距離をおいてみる目など、ベーシスト出身で、音楽全体を作り上げる役(指揮者など)になる方も、少ないないのでは?
代表的な人はECMを設立したマンフレット・アイヒャーとかね。
投稿: ていほう | 2010年6月30日 (水) 23時32分