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2010年8月13日 (金)

飲食店に必要なもの

 以前OOSAKI病のため諦めた店(2009年11月15日参照)。ようやく行く機会を得ました。まぁ、初めて行ったときにOOSAKI病だったりすと、出鼻をくじかれたようで、なかなか次の一歩には至りませぬ。

Wagaya  内容はと言うと、

前回行こうとしたときに、

予め情報誌でメニューの写真を見ていました。

なのでどういう系統のラーメンかは、何となく。

 恐らく「ラーメン」というジャンルほど、

其れに何を求めるかがはっきり別れるものはないのではと思います。人に奨められて行った店が、自分にとってはたいした事がなかったり、というのは「ラーメン」に多い現象です。

 よくラーメン批評を読むと「インパクトがない」など書かれたりしますが、私なんぞはこの平和な世の中、何故ラーメンに「衝撃」を求めるのさ?と思う方です。しかもインパクトとは味そのものを評していません。例えば海鮮ラーメンで蟹が丸ごと入っている、なんてのはインパクトはありますが、「食事」として考えたら時間もかかるし、ラーメンと蟹など、食べる手段の対極にあるものは、総合点では低いでしょうな。

 さてこの店の話。隣で食べていた水商売系のおネェちゃんは「これハマるぅ~」とか言っていましたが、恐らくこの系統のラーメンをあまり食べた事がないのでしょう。もちろん不味くはありませんし、もし都内の然るべき所にあったら、そこそこ流行るかと思います。激戦区だとどうかしら...。

 ただ今回の記事、問題はそこではありませぬ。お店としてどうかという部分。何となく垢抜けなくて、1枚板と思われるカウンターも奥に傾いているため、どんぶりのスープが向こう側にこぼれてしまうのではと。

 更にテレビの音量が意外と耳につき、しかもそのテレビの近くでお勘定のやりとりをするので、私も前の客も金額を聞き違えたり、スムーズではありませなんだ。店主は威勢のイイおニィちゃんなんですがね。

 同じものを食べるにも、店の雰囲気って大事でしょう。「美味しければ何でも許される」なんて思っている客は絶対にいないはずだし、やはりラーメン評も、味とは別に店員の態度の悪さでマイナスをとられる事もしばしば。

 差し当たって今回の店は「不味くはないけど、何が悪いんだろう」と考えさせる店でした。

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コメント

ていほうさんこんにちは。
店の雰囲気は大事ですよ。残念ですね味はいいのに・・・
カウンターで食べる楽しさって、ラーメンを作る演出を見たいから。
ライブの感覚と同じ感じだと思うので、テレビの音とかは勘弁してもらいたい。
やたら湯きりの声が大きくて、耳障りなお店もあったなぁ。
最近のラーメン屋さんは味のレベルが高くなっているので、
お店作り、店員教育など、いろんなところのバランスが良くないと、
長くは続かないでしょうね。

一に場所二に場所三に場所でしょうか?確かに不味くはないですが逆に不味くないのが欠点だったりして。

ありますね、そういう店。相性なのでしょうか…
不味くないけど、落ち着かないとか。変な気が滞っているような感じを受ける店って。
次にまた行きたいと思えないんですよね。

> こまこさん
 いや、味は「イイ」という程ではありませぬ。あくまで「悪くない」。つまりこういった標準的なものは、どうやって生き残っていくかですな。店内もあの照明では、少々気分がなえますし、記事にも書いた傾いたカウンター。
 課題は多いです。

> ゴルゴさん
 確かに立地条件は悪い。ただ場所が良ければ何でも流行るかというと、そうでもないだろうな。しかも「イイ場所」というのは、どういうものなのか、恐らくセオリーはあるにしろ、それが「絶対」でもないだろう。

> 北海道在住希望さん
 何が悪いんだろう、とは良く考えますが、逆に「この店、何がイイんだろう」とは考えにくいものです。
 飲食店は「味が命」ではありませぬ。平均点のものを出していても、雰囲気や店主の人柄等、様々なファクターがあるでしょう。外食はアミューズメントです。

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