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2010年8月28日 (土)

世界初...恐らく

 滅多に自主公演をしないTriangulo。活動を初めてもうすぐ10年にもなろうというのに、今までやった自主公演は、ほんの数えるほど。それでも今年は、1月に文京シビックセンターでやった公演(2010年1月30日参照)に続き、2回目になりました。

Triang20100827a  今年はアルゼンチン建国200年という、

記念すべき年ですが、

Trianguloに関しては、

全く関係なし...。

それでも何か(我々にとって)大きな事をやろうと、

今回のライブの目玉として、天使シリーズ完結という、大仕事にチャレンジしました。

 これまで「Introduccion al Angel(天使の序奏)」「Tango del Angel(天使のタンゴ)」「Milonga del Angel(天使のミロンガ)」「La Muerte del Angel(天使の死)」と、4曲は演奏していたのですが、最後の「Resurreccion del Angel(天使の復活)」だけ、なかなか編曲に取りかかれず、演奏出来ずにいました。

 ライブでは散々自慢げに言いましたが、これらの曲、恐らくは作曲者Piazzolla自身も、同じコンサートで全曲演奏はしていないと思われます。何故ならば、「Tango del Angel」のみ、Orquesta(オーケストラ)編成の録音しか残っていなくて、あとの曲は彼が最も長く活動した、Quinteto(五重奏)の編成での録音がいくつか残っているのです。また仮に「Tango del Angel」を除いたとしても、他の4曲を一度に演奏したかというと、それも無かったようです。

 んなわけで、世界初...いや、さすがに其れは無いかしらねぇ...アルゼンチン本国やヨーロッパのピアソラ・ヲタクがやっているかも知れないので、少なくとも日本初、いやアジア初(ビミョー...)の天使シリーズ全曲演奏になったワケです。

Triang20100827b  こういった企画は、

半分やる事に意義があるのですが、

やはり5曲続けての演奏は、

今までとは全然違った緊張感がありました。演奏する方も大変でしたが、恐らく聞いている方も、生半可な気持ちでは聞けなかったハズ。それくらい重い曲です。

 まぁ、大袈裟に書きましたが、その記念すべき全曲演奏を聞いて下さった皆様、本当に有り難うございました。特に新たに取り上げた「Resurreccion del Angel」は、これからもTrianguloのレパートリーとして熟成させていきたいと思います。

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コメント

写真のシャツはアロハシャツですか?私はアロハシャツだけはまったく似合いません・・・な。一度マ○オフェアーの演奏で着たきり人前では着ていませんね。

自分もていほうさんの鮮やかなシャツに目が…。
沖縄の紅型っぽく御見受けしました。夏らしくていいですね。

自分にとってはTangoも夏のイメージかも…。

> ゴルゴさん
 これはかりゆしだよ。沖縄では正装だ。Trianguloに限らず、最近のライブではかりゆしを着る事が多い。

> にこさん
 基本的にTangoは男女の色恋をテーマにしているので、季節感のある曲というのは、あまりありません。思いつくメジャーなものでもピアソラの「ブエノスアイレスの四季」の4曲や、Tango史上屈指のViolin奏者の作品で「秋のテーマ」というのがあるくらいですね。

先日は「天使シリーズ」全曲演奏に立ち会う事が出来、大変光栄でした。

Trianguloの追っかけを自称する私としては、二枚目のCDに「天使シリーズ」を全曲収録していただきたいと願っています

アンコールも大好きな曲で、暑さを忘れる一時でした

まだまだ暑さも続きそうです
ご自愛くださいませ

> ぱ~にゃさん
 貴重な場にお出で下さり、有り難うございました。2ndアルバムの計画も是非たてたいところです。
 年内はまだTrianguloでの演奏がありますので、またどこかでお会い出来ればと思います。

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