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2010年9月30日 (木)

Cuatro Flores世界初演に向けて

 音楽家啼鵬の中で、作曲、編曲、演奏、それらの教授と分ければ、一番多い作業は「編曲」です。仕事としてやったものから趣味で書いたものまで、何曲編曲したかなど、もうカウントは不可能。しかしながら「作曲」となると、編曲に比べれば極端に少なく、今のところ代表作をいくつか挙げるならば、恐らく一番再演されているであろう「Modern Czardas」、JASRAC会員になるきっかけともなった「Ave Maria」、早い時期に(Hardi Saxophone Quartetより)委嘱を受けた記念すべき作品「Collage for Quartet」、公の仕事としては最も大きかった、ねんりんピックの委嘱作品「よかっぺ茨城行進曲」、あとは...モモンガ・シリーズか...

 やはり作曲家としては生涯に交響曲とオペラは残したいと考える私。まぁ、今回はそこまでの規模でなくとも、久し振りの委嘱作品。Guitar Quartetを作曲いたしました。初演して下さるのはCuatro Floresこと、4人の女性ギタリスト達。

4floresreh  そのリハーサルにお邪魔してきました。

4人とも高田元太郎先生の門下。

近年高田門下は破竹の勢いで、

コンクールの上位入賞、演奏活動も盛ん、そしてこういった意欲的な企画。これも皆、元太郎先生の人間力でしょうか。もしかするとTrianguloで我々が見ているアーティスト高田元太郎とは違って、レッスンでは超鬼軍曹だったりして...!?

4flores  今回の世界初演は、

何と我が茨城。

先月私も伺った(2010年8月12日参照)、

ギター文化館です。

思えば久々の新曲初演。

歴史的に残っているどんな名曲にも、

「初演」があったわけで、今では名曲として親しまれている曲も、初演は大失敗なんてエピソードもあります。その後改訂して成功とかね。私もこればかりは、何作目であろうと緊張します。しかも自分自身は演奏しない...。

 当日の構成は4人の女性ギタリストが、それぞれSoloを演奏したあと、最後に拙作を世界初演。今日のリハーサルを聞いて、ますます楽しみになってきました。こういう張り合いがあると、NHK朝ドラ「てっぱん」の作編曲の大変さなど、どこかに吹っ飛ぶくらいです。いや、飛びませんケド。なのでこちらも頑張らなくては。

2010年9月29日 (水)

楽器数新記録!?

 今週から放送が始まったNHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」。そしてそのテーマ曲が収録されている、葉加瀬太郎さんのアルバムが本日発売。

Emotionism とても喜ばしい事なのですが、

私としては少々複雑。

というのはコレ、

お聞きになった方は「!?」と思われたかも知れませんが、

冒頭のマーチ。凄い事になってるでしょ。太郎さんと私で全部の楽器を演奏しているのですが、音程のつく楽器は殆ど私が担当。まぁ、楽器数はかなりのもんですが、これがねぇ...。

Taromarch15_2  何しろコンセプトが哲学的なもので、

なるべく上手に演奏しないよう、

録音も殆どが1テイクのみ。

そう、間違っていてもOKだったんです。私は普段演奏しない楽器や、久し振りに演奏する楽器も、その一発に全てをかけて録音。逆に上手く演奏出来るワケがありませぬ。

Taromarch21  んまぁ、

私も楽器に得手不得手がありますので、

いくら練習したところで、

限界もあるのですが、それにしてもねぇ。

 ちなみにうちのチビはこの曲が大のお気に入り。「ドンドン、もっかいやって」と、このトラックだけヘビーローテーションですよ。皆さんは何か深いものを感じて下さい。

2010年9月27日 (月)

「てっぱん」放送開始!

 NHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」の放送が始まりました。この記事を書く前からの反響!有り難うございます。いやはや、TVの力は凄いですね。ネットでの先行情報開示がなかったので、放送開始日まで待たなくてはなりませんでした。

Teppanopening  そうなんです、

7月22日の記事で、

大袈裟な事を書きましたが、

そのときの仕事がコレでした。葉加瀬太郎さんと共に音楽を担当させて頂いております。

 あのときは後から数えたら2日間で61曲録音しました。そしてそう、Pianoを弾いているので、劇中で流れるPianoは全て私です。劇中のスコアは全部担当していますが、太郎さんの編曲のみならず、私自身の曲も流れます。

Teppanasahi  それにしても今回は、

大好評だった「ゲゲゲの女房」のあと。

こうして朝日新聞にも広告が!

今までの朝ドラでここまで宣伝したものはあったかしら...。

 これから半年間です。もちろん私の仕事は終わっている部分が多いのですが、今後また追加で必要になる曲も作らなくてはなりません。頑張らなくては。

2010年9月26日 (日)

英国車事情

 Heathrow空港からの移動はタクシー。その間、道行く車を見ていると、日本でもお馴染みの車がたくさん。細かい車種で日本に入ってきていないものはあるものの、Mercedes-Benz、BMW、Volkswagen、Audi、Peugeot、Renault他、日本車も多数見かけました。ドイツ車の割合が多かったように思います。逆にあまり見かけなかったのが英国車。数年前イギリスの大手自動車メーカーは、全て海外のメーカーの傘下に入ったため、純国産車がなくなったのはご存じの方も多いことでしょう。考えられます?国内で走っている車が全て外車なんて!!

Londonroad  市内の道路は、

路上駐車ばかり。

この国には「車庫証明」はいらないんでしょうねぇ。

道の端だけでなく、場所によっては中央にも駐車スペースがありました。尤も、郊外の家では庭などに駐車していましたが。

Jazzhonda  HONDA党の私ならば、

当然HONDA車に目がいきます。

これはお馴染みFit。

こちらでは「jazz」の名前で売られています。割と見かけました。

Cviclondon  これも日本では

発売されていないモデル。

CIVICです。

と言うよりも、

こちらでしか作っていないんですが。

少し前にコレに似た、Type R EUROが日本に限定輸入されましたが、これは普通の5ドアモデル。他にもHONDA車はCR-Vが目立ちました。これらの日本に無い車や、MAZDA AXELAが「MAZDA 3」、ATENZAが「MAZDA 6」などというバッジを見ると、「おぉ、ここはヨーロッパなんだ」と思いますね。

 そして噂には聞いていましたが、MT車がかなり多いです。日本では国産車も選択肢が少なくなり、最近Hybrid車としては珍しくMT車設定もあるHONDA CR-Zが脚光浴びていますが、こちら欧州はVolkswagenやBMWでも普通にMT車が走っています。車に求めるものが何か違うのでしょう。

 交通事情として結構びっくりだったのが、意外と信号が少ない事。日本だったら絶対歩行者専用信号だけでも付けるような場所はおろか、わりと大きな交差点でも信号機がない場所もありました。しかしこちらでは車はよく歩行者のために止まってくれます。先の記事のAbbey Roadもそうでしたが、マナーを守る事が運転者のステータス、といったものを感じましたね。

 さてオマケ話。ロンドンの信号機は、赤から青に変わるときに一旦黄色も点灯します。つまり「」→「」→「」という具合に。どういう意味があるのか...。

2010年9月25日 (土)

ロンドンでもカレー

 ロンドン滞在中に食べたものと言えば、ホテルの朝食の他、仕事が終わったときの打ち上げとして、ゴージャスなフランス料理のフルコース。そしてカレーも食べました。

Londoncurry  これらは、

仕事をしたスタジオに、

デリバリーで頼んだカレー。

とても美味しかったです。ちなみにご飯はインディカ米。細長く粘り気はありません。

Aircurry  これは先のメールで紹介した、

Air Studioの食堂のカレー。

Mix Vegetable Curryです。

ここの食事は、

奥に見えるサーモンもそうですが、

全般的に美味しかったです。さすがは世界有数のスタジオ!

Kingtango  そしてオマケ画像。

カレー味のヌードルを

買ってみました。

はっきり言って不味かったです。

 まぁ、想像がつくかと思いますが、インスタントものは日本とは全く勝負になりませぬ。種類も少なく、参入しているメーカーも多くないでしょう。お土産として他にもいくつか買ってあるので、それもいつか紹介しましょう。

 中央のペットボトルは、ネーミングが気に入って買いました。「King Tango」ですよ。リンゴの炭酸ジュースでした。キャップには「手で開けろ、足は使うな」とありました。足で開ける方が名人芸だと思いますが、国によって警告も違いますな。

2010年9月24日 (金)

Big Busに乗って

 観光地にはよくある企画。ここロンドンでは象徴的な2階建てバスに乗ってのツアーがあります。

Bigbus  しかもオープン・トップです!

これは乗るしかないでしょ。

しかも日本語解説付き。

しかし残念ながら乗った日は、あいにくの雨。...って、ロンドンでは雨が普通と言っても過言でないくらいなんですがね。

Eroslondon_2  有名なエロスの塔。

背後の広告がちょっと...。

基本的にロンドンは、

街並みを保存しているので、

建物自体は古いままです。

これは法律でそうしているのですが、逆に言うとそうでも無ければ、こういったものは残せないのでは? 東京で江戸時代から残る建物など、どれくらいあるでしょう。

Londonmitsukoshi   このエロスの塔から、

少しの場所にコレ。

ロンドン三越です。

日本では百貨店業界は厳しいですが、ロンドンでは...!?

 実はこの記事は、Big Busに乗ったときと、そうでないときとを混ぜているのですが、Big Busで行けたのは、時間の関係でBig Benまで。

Bigben  一般的なロンドン観光ならば、

外せないところでしょう。

こことバッキンガム宮殿、

大英博物館はね。

 バッキンガム宮殿は、ここからはさほど遠く無いのですが、雨が降っていた上、時間もなかったので諦めました。

Sainsbury  Big Bus Tourではありませんが、

今回の仕事場の近くにある、

大型スーパー。

お土産屋で買うものも良いですが、こういうところでロンドン市民が普通に買うものも、マニア心をくすぐるものが結構あります。

 さてこの記事をアップしているのは日本の自宅です。無事帰国し、何となく時差ボケも無い感じです。思いもかけず大きな仕事で英国に渡りましたが、肝心の仕事の内容がまだでしたね。公開出来る時期になりましたらインフォメーション致します。乞うご期待!

2010年9月23日 (木)

シャーロキアンの聖地

 ロンドンでAbbey Roadと、もう1つ外せない場所と言えば、ここしかありませぬ。小学生の頃からシャーロキアンを自負する私。そう、シャーロック・ホームズ博物館です。

Sherlock4   最寄駅はBaker Street。

駅前には銅像も立っていました。

架空の人物の銅像というのも凄い!

まぁ、架空と言っても実際に、

事件解決の依頼をしてきたエピソードはたくさんありますし、

その受付窓口もありますからね。日本でも無いのかしら、大岡越前や遠山の哲、もとい金さんの家が博物館になって...と、いや彼らは実在していました。おっと、亀有駅前の両さんを忘れちゃいけない。

 話を戻しましょう。

Sherlock1 入り口では、

こんなベタな。

いや、シャーロキアンには、

たまらんもんがあるのですよ。

設定ではBaker Street 221 Bという住所ですが、

物語が書かれた当時は番地は100までしかなく、架空の住所でしたが、その後番地が増え、221も実在するようになりました。ただこの博物館があるのは221ではないんですがね。

Sherlock5  いつも依頼人が昇ってくる階段。

あとは給仕のハドソンさんも。

建物は古く、

結構床がきしんだりするのですが、

それがまたイイ。

そのきしみを聞いているだけでもホームズと同じ時代を感じますよ。

Sherlock3_2  その階段を上って来る前に、

こうして窓から依頼人らしき人を見つけては、

その時点で既に推理をする。

グラナダTV制作で、

日本でもNHKで放映されてお馴染みの、

Jeremy Brett演じるシャーロック・ホームズが、また秀逸!

Sherlock2_2  そして設定では、

かなり安く手に入れた、

ストラディバリ。

さすがにコレは違いますが...。

 そして最後にオマケ画像。

Sherlock6 一瞬「わんこ」カテゴリで、

別に紹介しようとも思いましたが(笑)。

4つある長編の1つ、

「バスカヴィル家の犬」に登場するわんこ。

いや、でかいです。

こんなのが襲ってきたら、ひとたまりもありませぬ。

 今回はざっと見ただけなんですが、また行きたいですね。恐らく何度も訪れる世界中のシャーロキアンはたくさんいるハズ。ちなみに開館と同時くらいに入ったのですが、出る頃には入場制限で外には行列が出来ていました。

Abbey Roadの横断歩道

 先の記事にあった「Air Studio」と双璧をなすスタジオと言えるAbbey Road。当然今回は観光で行きました。

Abbeystudio1  地下鉄のSt.John's Wood駅から

少し歩いたところにあります。

私が行ったときにも、

観光客らしき人がいました。朝早かったんですがね。

 そしてここに来たならば、誰も絶対にこれをやります!

Abbeystudio3  そう、この横断歩道が、

あのThe Beatlesのジャケットになった場所。

私もこうして。

実は交通量も多く、ガイドブックにもくれぐれも車に気をつけて撮影をしろと。ただここを通る車は分かっているようで、よく止まってくれました。

 またSt.John's Wood駅に隣接したところに、The Beatles Cafeなるグッズ売り場もあり、私のようなミーハーはお土産を買いました。

 とにかくロンドンに来たら、ここは外せません。そしても1つ外せない場所が...!?

2010年9月22日 (水)

空気スタジオ!?

 今回の録音は世界有数のスタジオ「Air Studio」が舞台。

Airstudio1  外見からして、

ヨーロッパのお城みたい!

...って、ここはヨーロッパですが。

何しろこことThe Beatlesで有名なAbbey Raodは、世界でもトップレベルのスタジオです。そのAbbey Roadの話はまた後で。

Airstudio2 予約も1年以上も先がうまっていて、

今回も6月に、

ようやくキャンセル待ちが出て、

とれたという話。いやはや、スケールの大きさが違いますわ。何故って、どうやら大金をかけて制作されるハリウッド映画の殆どが、ここロンドンで録音されるらしいのです。

Airstudio3 何故よい音で録れるかと言うと、

このホール、

元教会でとてもよく響くのです。

この自然な響きがとても素敵です。このPipe Organも荘厳ですな。ここで総勢60名以上ものオーケストラを録音しました。

Airstudio4  廊下にはThe Beatlesの

「Yesterday」の後ろに流れている、

弦楽四重奏の楽譜が飾ってありました。

そう、George Martinの自筆譜です。こんな場所で私の拙い編曲が音になるなど、夢のような...。

2010年9月20日 (月)

英国式ホテル!?

 半日ほどかけてはるばるやってきたイギリス。

Colonnade_4  滞在しているホテルは、

なかなかの格式。

日本で言うところの、

ビジネスホテルとは違い、

お部屋もまるでヨーロッパの映画に映るような...。

って、ここはヨーロッパだけど。

Colonnade2  驚いたのが、

このエレベーター。

ドアは二重になっていて、

どちらも手動です。

しかも止まるときは相当揺れます。

 更に歯ブラシがなかったので、近くのスーパーに買いに行きました。

Tescotooth  んなワケで、

ロンドンでの初めての買い物は、

この歯ブラシ。

1ポンド4ペンス。

だいたい¥150くらいです。

 こちらは最高気温18℃前後、最低気温8℃前後です。当然私は半袖ですが、道行く英国人達の中にはあまり見かけませんねぇ。なかなか過ごしやすいです。

英国上陸

 この話が決まったのが先月の話。そう考えれば急な渡航と言えばそうです。

Narita2010  何しろシルバー・ウィークで、

たくさんの人出かと思いきや、

意外と成田空港は空いていました。

まぁ、この時期飛行機代は高いですから、逆に空いているのかも知れませぬ。

 日本をお昼前に発つと、ロンドンには16時に着きます。って、たった4時間のフライトじゃありませんぜ、時差ですから約半日のフライト。

Heathrow  そしてロンドンのヒースロー空港。

実はここに来るのは

初めてではありませぬ。

私の初めての海外渡航はフィンランドだったのですが、そのときは直行便がとれず、ロンドン経由でした。もちろん乗り継ぎなので、空港外に出ることはありませんでしたが。

 しかしそのときはロンドン~ヘルシンキ便が数時間の足止めをくい、ヘルシンキから更に乗り継ぎだったので、空港で走らされました。挙句の果てに荷物は同乗出来ず、ホテルに翌日届きました。

 今回は恙無く。さて、自分が写っていないと、果たして本当に啼鵬はロンドンにいるのかと...。おってアップ出来れば。

2010年9月18日 (土)

渡英前夜

 突然ですが明日、イギリスに行きます。ホント、海外の仕事なんて、殆ど無いに等しい私なんですがね。録音の仕事なんですが、オーケストラ編曲をしました。んなワケで最近は、家にこもっての仕事。何しろ私の仕事は、録音(演奏)当日よりも、その前までが超大変...って、当たり前ですが。何しろ楽譜を書かない事には演奏出来ませんから。

Scorecraft  そして今回は何と、

楽譜類を全て持参しなくてはいけないのです。

そう、指揮者が使う総譜(フルスコア)から、

オケの演奏者が使うパート譜まで。

なのでこうして印刷したものを製本作業。これが一苦労。

 思えば前回の海外渡航も、オケの録音でした。そう、葉加瀬太郎さんの「流転の王妃」ですよ。ロシアまで行き、モスクワ・フィルで録音してきました。

 さて今回はどうなるやら...。向こうでBlogを更新出来たら、現地報告を。

2010年9月16日 (木)

2枚の新譜

 昨日発売されたNAOTO君のアルバム。私も編曲をして制作に携わったので、手元に届きました。

Naotokashiwagi ...って、封筒を開けると、

もう1枚、柏木さんのも。

何かやったっけ?と、

取り敢えずプレイヤーにかけると、聞いたような曲。

おぉ、これ私が弦楽の編曲をしたんだ。しかもアルバム・オープニング!...いや、編曲するときにご本人から聞いたかも...。すみましぇん、すっかり忘れていました。そもそも楽譜を納品しただけで、録音には立ち会っていないんですよ。

 しかもオープニングって事は、前回の「Deja vu」に引き続きですか。そんな大役を忘れるとはねぇ。

 そしてNAOTO君の方は赤いジャケット。いや、オレンジかな。白~青~緑~赤と、国旗の色リレーみたいな感じですが、次は黒でゲルマン系にいくか、黄色でラテン系にいくか、それとも...!?

2010年9月15日 (水)

食べるラー油

 恐らく今、最も手に入りにくいもの。そして今年の最大のヒットとも言えるのが「食べるラー油」。と言っても、手に入らないのは桃屋の「辛そうで辛くない少し辛いラー油」のみですが。

Taberurayu  私も話題になった直後に、

奇跡的に入手。

写真中央のが其れです。

あっと言う間に食べてしまい、多数出回った類似品も買ってみました。

 そもそも「食べるラー油」というのも変な言い方ですが、時計油じゃあるまいし、ラー油は食べる以外に何に使うのかネ、という感じです。ちなみに皆さんの食卓にある、普段餃子を食べるときなどに使うラー油は、恐らく殆どがS&Bのものでしょう。ラー油市場かなりのシェアを誇っていたと思いますが、そこに桃屋が前述のラー油を販売。新カテゴリを築き、S&Bは後塵を拝す形になってしまいました。写真右がS&B製のものです。

 そもそも、ラー油にフライド・ガーリックやオニオン、香辛料などを入れるという手法は、今に始まった事ではありませぬ。ルーツを辿れば諸説も出てくるかと思いますが、最近話題になったもので言えば、石垣島ラー油です。

Ishigakijimarayu  何年も前に私も友人に頼まれ、

沖縄に行った際に買ってきました。

しかしそのとき既に、

「1人2瓶まで」という制限付きでした。テレビで紹介された直後だったので。

 このラー油はなかなか良かったです。それまで餃子のタレくらいにしか使わなかったラー油を、焼きそば、ラーメン、野菜炒めなど、色々なものに使ってみましたねぇ。「ラー油の概念を変えた!」とも思いました。これまたその後、たくさんの亜流が出現する事になるんですがね。私も次に沖縄に行ったときには、もうこの品物は見つける事が出来ませんでした。

 確かこの小瓶で¥800...だったと思う。お土産品という事を割り引いても、少々高かったですが、何しろ数が限られているので、手に入るだけでも奇跡とでも言いましょうか。

2010年9月14日 (火)

ラ王復活!?

 一世を風靡したと言っても過言でない、カップ麺界の寵児だった(事もあった)日清ラ王。無くなると聞いて、意外と落胆したファンは私だけではないハズ。このBlogでも紹介しました(2010年8月2日参照)。メーカーでは追湯(ツイートウ)式とかいう洒落た事もしてました。

Newraoh  その涙も乾かないうちにコレですよ。

世論も批判的な立場をとる人も

少なくないみたいで、

私もその1人です。

 商品開発は一朝一夕で出来るものではなく、何年も莫大な費用をかけて行います。なのでこの新しいラ王が出る事は変な話、何年も前から決まっていたハズ。そしてメーカーの言い訳としては、「生麺タイプは終了」と。だから嘘はついてましぇん、とでも言いたいのでしょう。更に追い打ちをかけるように、CM撮影でトラブルがあり、放映中止になったのはご存じの通り。

 形あるもの、いつかは消えるワケで、こういった商品だって時代と共に移り変わるのは当然。ならば「追湯式」なんて粋な事が出来るくらいなら、洒落た演出でもしてファンの支持を得る方が、百倍イイですよ。「北斗の拳」のラオウとのコラボでもよし...。

 そして問題の味。味と言っても当然スープはこの際どうでもイイ。何しろ麺がノンフライ麺になったのが一番のウリなんですから。まぁ、現時点では生麺を凌駕しているとは思えませぬ。しかも商品個体差があるのか、写真の2つを作ったところ、片方は麺がとてもほぐれにくかったです。

 まぁ、生麺タイプも初代から改良を重ねて最終形になっているので、今回のもそれを思えば、今後に期待といったところ。しかしながら新ラ王、ノンフライ麺なのに意外とカロリーが高く、どうやらスープの背脂などで稼いでいる模様。そのうち「ラ王ライト」だとか、カロリーオフラ王も発売されるのでは?

 ところでパッケージの八角形。最近見つかった、斉明天皇のものである可能性がある古墳と同じ。カップ麺における自身の地位を表しているのか、それとも過ぎ去った時代の象徴なのか...。

2010年9月13日 (月)

自己機種変

 9千円以上も修理にお金をかけた挙げ句、更にキーロック状態が解除出来なくなってしまった、愛機W-ZERO3[es]。そこへ記事を読んだながお氏からの提供で、新機種登場。やってきたのはW-ZERO3[es]の次に出たマシーンで、Advances/W-ZERO3[es]、通称アドエス。

Wzero3x2a  早速W-SIMを入れ替え、

オンラインサインアップを。

簡単に使えるようになりました。

どちらもKeyboardが付いていますが、アドエスの方はキーが大きくなった代わりに、数字キーの列がなくなっています。押しやすさでは断然アドエスの方に軍配が上がりますから、このくらいは良いかと。

 すると問題が。そう、電話帳! てっきりW-SIMを入れ替えれば引き継がれるものかと思いきや、ちゃんとツールを起動して、読み書きしなくてはいけない。でもW-ZERO3[es]の方は、依然キーロック状態。

 そうしているうちに、新入りにヤキモチを焼いたのか、キーロックが解除されました。「まだまだオレだってやれるぜ」って言いたいんでしょうけど、遅いよキミ。そして正常に動いているうちに、電話帳をW-SIMに読み込み、アドエスの方に落としました。これで電話帳も引き継ぎ成功。このシリーズならではの、自己機種変です。

Wzero3x2b  ご覧の通り、

少し細身になったアドエス。

[es]の弱点をかなり克服していて、

なかなか使えます。ご提供下さったながお様、有り難うございました。

 いろいろカスタマイズしましたが、あとは待ち受け画面。前機種はJR常磐線を走るE501系で失敗(!?)したからねぇ。何にしよ。ちなみに画像左の[es]の画面にぼや~っと写っているのは、待ち受け画面E501系の亡霊ではありませぬ。デジカメで写したときのフラッシュです...。

2010年9月12日 (日)

チェロでオケ・デビュー!

 3回目の参加となる東京プロムナード・フィルハーモニカー。そう、団が立ち上がったときから参加しているのですが、毎回違う楽器でのっている事は前に書いた通り(2010年8月31日参照)。

Tpp3rd  所属している土浦交響楽団と違い、

このオーケストラは、

特定の市町村を本拠地とはしていません。

今回は東京を飛び出し、

千葉県は市川市での演奏。

そう言えば私、市川市で演奏するのは初めてでした。

実は祖母が住んでいた事があったので、幼少の折はよく来ていたのですがね。

Tpp3rdcello  Violoncelloは、

アマチュア・オーケストラの中では、

最も人気のある楽器の1つ。

たいていのオケでは団員がわりと充足されているので、今回団友である私がCelloにまわる事が出来たのはラッキーかな。

 今回初めてCelloでオケに参加して思ったのは、事と次第によっては、Celloはオケの花形楽器ではないかと。多くの場合、旋律を担当するのは1st ViolinかSolo扱いされる管楽器。そして勿論Celloにも、作曲家によっては頻繁に旋律がまわってきますが、その美味しい部分と、更に伴奏にまわったときの内声、ときには低音もうけもつ、ズッシリ感。1つの楽器でこんなにも幅広く活躍するのは、中低音楽器ならではでしょう。

 特に低音。Celloよりも更に音域が低いContrabassがあるにしろ、古い時代の作品ではそのContrabassと一体になりオケを支えます。そんな醍醐味は1st Violinでは間違っても味わえませぬ。

 オーケストラを1つの楽器として捉えたときの、Celloの占めるポジションは、あまりに私には魅力的過ぎ...。しばらくはこの魅力を堪能したいと思いますが、やはり私の性分を考えるとContrabassかなぁ。そして最後にはViolaに帰っていくのでしょう。

 次回の東京プロムナード・フィルもCelloでのる予定です。

2010年9月10日 (金)

つくばラーメン村、再び

 今年7月にオープンし、早速私も行ってきた「つくばラーメン村」(住所は土浦市なのに!)(2010年8月5日参照)。ふとまた行ってみると、あれ、1店舗だけやっていない。と言うか、9月10日新装オープン...!? これって、もしかして入れ替えされたのかしら。規定売り上げに達しない店は、どんどん入れ替えさせられるって言うからね。

 そして今回入った店。やはりタンメン好きとしては、1度は入りたいと思っていましたが、果たして...。

Bakuraitanmen  いやぁ、凄くスゴイ!

今回は野菜盛りがサービスなので、

普段よりもたくさんのようですが、

これで¥680とは、価格面ではKing of タンメンのあの店には譲るものの、量は互角、どころか上をいっているかも。

 そして味はと言うと、食べてビックリ。まさかKing of タンメンの店からのれん分けしたのかい?って思いたくなるほどクリソツ。...ってまぁ、タンメン自体、どの店でも味は大差ないのですが、何が共通しているかって、それは「ニンニク」です。タンメンの定義としては、別にニンニクは入れなくてはいけないモノではないので、コイツが入っていると、やはり特徴的ですな。

 それにしてもこの猛暑で、野菜が高騰しているというのに、今回は野菜盛りのサービス。まぁ、モヤシが多いと言えばそうなのですが、それにしたって、なんて気前のイイ。そうか、高騰か...。あのKing of タンメンも、あれから値上がりしているかしら。

2010年9月 9日 (木)

にんたまラーメン

 無事に栃木進出を果たしたTrianguloの公演を終え(2010年9月7日参照)、帰り道に目に入ったのが「にんたまラーメン」。まぁ、我々茨城県民にとっては、いわゆる「ドライブ・イン」の事で、気が付くと「あれ、ラーメン屋になっちまって」という感覚です。私もドライブ・イン時代にも行っていますし、ラーメン屋になってからも行っています。そう言えば最近、「ドライブ・イン」という言葉、聞かなくなったなぁ。死語なのかな。

Nintamaset  んなワケで、

1人打ち上げ。

左下の「食べるラー油」が付いているあたり、

世相を反映しておりますな。以前食べたときは付いていませんでした。

 このネーミングはニンニクと玉子からきているのですが、よく考えたものです。キムチとたくあんが入ったパンを「キムタクパン」と言うのと同じですが、ちなみに私のオーダーしたのが其れ。しかしニンニクは後から好みで入れるので、このままでは「たまラーメン」。

 さてこのカテゴリを「我が街“茨城”」としたのは、この「にんたまラーメン」の会社、ゆにろーずが茨城の会社だからです。なので店舗の多くは茨城にあります。県民としてこちらのチェーン店を全店制覇も良いかも...。

2010年9月 8日 (水)

PHSのポジション

 この程発表された携帯電話・PHSの累積契約件数によると、相変わらずDoCoMoがトップで約5,678万件、2位がauで約3,219万件、3位のSoftBankが約2,314万件で、我らがWILLCOMは約381万件。イーモバイルの約267万件にはかろうじて勝っているものの、桁が違いまする。

Phsstation  先日と或る駅で見かけた、

懐かしい看板。

昔はよくコレを探して、

この近くで電話したものです。

 「まだ貼ってあったんだ」と言うよりも、こんなものがある事自体、PHSの扱いが「スタンダード」ではありませぬ。

 先の数字を見ても分かる通り、携帯電話・PHS加入件数全体からすれば、私は僅か3%ほどの部類に入っております。とは言え、最近では「類は友を呼ぶ」ではありませんが、PHSユーザーの輪も広がり、実は○○さんもだったのかぁ、みたいな感じになっております。その3%の中で...。

 まぁ、数からすれば吹けば飛ぶような値。将来的には「あったねぇ、PHS。何の略だっけ?」みたいな会話もされるのでしょう。そしてあの駅の看板も外され...。

 技術的には決して悪くないし、この数はあくまで個人ユースの、しかも端末としてのもの。今後どうやって残っていくのだろう...。

 ちなみにPHSはPersonal Handyphone Systemの略。

2010年9月 7日 (火)

Triangulo栃木進出

 先月自主ライブ終え、今回は仕事で栃木県は野木町にやってきたTriangulo。栃木県と言っても、茨城県古河市からすぐのところで、私も自宅から車で1時間ちょっとで行けました。

Kogatrian1  ホールに着くと、

ありました、ポスター!

モノクロだと私の着ているかりゆしが、

分かりにくいですな。

 ちょっと一息いれていると、

Nogienis  なんと自販機の中にも、

ホール主催公演のチラシが!

そう言えば外の駐車場には、

これらのコンサートの宣伝カーがありました。

ここで思い出しましたが、

私が小さい頃は、よく飛行機でイベントの宣伝をしてましたよ。まぁ、ヘリコプターや飛行機で農薬散布をして、我々の通う小学校の始業時間を変更するような時代でした。今は見かけなくなりましたねぇ。稀に飛行船が飛んでいるのを見かけますが。カレーの宣伝かな。

Kogaroon  話を戻しましょう。

チラシを見ると、

おぉっと、前回は先輩だったのかぁ。

佐藤久成さん。

2つ上の先輩で、

時折海外に渡っては、

知られていない作曲家の楽譜をたくさん買い込み、コンサートで披露しています。其れを聞くために、遠方のファンは会社を休んでまでも来るとか。HISAYA Vibratoと呼ばれる個性的なヴィブラートを駆使し、演奏スタイルはもう巨匠の域。愛すべきセンパイです!

 おっと、また話を戻しましょう。我がTrianguloは、先月初演したばかりの天使シリーズ全曲を含むプログラムで熱い夜を。労音会員の皆様を中心にたくさんのお客様にお越し頂きました。有り難うございました。

Kogatrian2  終演後、

スタッフの皆様と。

労音と言えば、

母からよく話を聞きました。

 まだ私の生まれる前、母が某大手乳業会社に勤めていた頃の話。当時特に音楽が好きだったという訳でもない母が、労音主催の音楽会には行っていたようで、何とかの田中希代子さんの演奏も生で聞いているという事。

 大事なのは母のような一般人にホンモノを提供するという労音の役割。母から話を聞くと、「え?その人の演奏も聞いたの!」と羨ましくなるような名前が列挙され、当時の労音の果たした功績に脱帽するのみ。上のチラシを見たって、錦織健氏のような超一流が普通に出演しているのです。

 文化、芸術、スポーツもですが、底辺拡大は大変な事。私も微力ながらどれだけ尽力出来るか...。

2010年9月 6日 (月)

モバイル危機!

 日本では発売されなかった乾電池駆動のSONY CLIEが順調に動作して喜んでいるのもつかの間。今度は愛用のPHS W-ZERO3[es]が、またもや挙動不審! そう「またもや」という事で思い出された方もいるかと思いますが、先月修理から戻ってきたばかり(2010年8月6日参照)。9千円以上もかけて修理をしたのですが...。

Wzero3eslock  今度はキーロックが解除されないというもの。

誤動作防止用にキーロックがあるのですが、

いくら「OFF」の方にスイッチを動かしても、

画面左下からは鍵マークが消えず、当然キーも受け付けません。

 一応また修理に出したのですが、当初「症状が再現出来ません」と返答され、すると翌日には「解除されるときもあります」だと。修理には1万数千円かかるそうな。なのでそのまま返してもらいました。

 実はこの症状、どうやらロットによっては起こっていたようで、私はコレが新機種時代に予約してまでも買ったのですが、今頃になって不具合が出たのでしょう。

 「解除されるときもある」という言葉を信じて、色々やってみるも、全くダメ。ようやく解除されたかと思ったら、数秒でまたロック。そう、何もしていないのにロックされてしまうんですよ。恐らくハードウェアではなく、ソフトウェア上の問題でしょう。

 どんなクリーンなPCでも、長く使っていればレジストリも汚れ、いろいろ不具合がでてくる事くらいは承知の上ですが、修理代をかけた直後ですからね。痛い...。

 これだったら中古の同機種を買って、SIMを差し替えて使うんだった。5~6千円で売っているし。さて、今後どうするか。現時点では外出時のメールチェックが出来ませぬ。

2010年9月 5日 (日)

名機SONY CLIE PEG-SL10

 せっかくの名機TRGproを使いこなせないでいる私(2010年8月17日参照)。しかしどうやらそれは、私のせいではなく、マシーン自体にバグがあるのではという結論に。何しろ本体とCompact Flash間で、データのやりとりをするときにエラーが出るのです。話によるとメーカー側も認めているようで、修正ツールもありました。これはまたじっくりと...。

Pegsl10  そこで今、私の秘書として、

スケジュール管理と

金銭出納帳になってくれているのが、

SONY CLIE PEG-SL10です。

 これは友人からプレゼンとされたのですが、実は日本では発売されなかったモデル。マニアとしては「超」嬉しい、乾電池駆動のCLIEです。しかも画面はHigh Resolution仕様なので、多少の色が付いているし、320 x 320の2.8インチLCDは、きめ細かくてなかなか綺麗です。

Ms64mb  そしてSONYらしく、

孤高のMemory Stickに、

バックアップがとれます。

実はコレ、地元ホームセンターで新(古)品で買ってきました。今時64MBのMemory Stickなんぞ、中古市場でもなかなか手に入らないのでは?GB(ギガバイト)じゃありませんぜ、MB(メガバイト)。この手のPDAには、64MBもあれば十分過ぎるほどで、恐らく一生かかっても使い切れないでしょう。

 と書くと、何か私のモバイル・ライフがバラ色に聞こえますがこのマシーン、海外モデルという事は、そう日本語が使えません。しかしながら、昔からこういう名機には、何とか日本語が使えるようにしようと、マニアの皆様が日本語化して下さっているのですよ。私もそのシェアウェアを購入。早速日本語化しました。

 実は前にも触れた通り、このPalm関係は、母艦PCとの連携に苦労しました。んでもって、このマシーンは未だに母艦とは連携していないのですが、取り敢えずMemory Stick経由で全てインストール。愛用している金銭出納帳ソフトCash Bookもちゃんとインストール出来、月末には出納結果を直接Memory StickにCSV形式データで書き出せました。

 取り敢えずはこれでイケるものの、マニアはこれでは満足はしない。ならば以前日本語化に成功した英語版Palm Desktop(2009年11月9日参照)と連携させてみようではないかと。そう難しい事ではないはずなんですが、取り敢えずUSB接続で、ドライバもインストールしなくてはなりませぬ。

 TRGproのバグ修正と言い、このCLIEの環境構築と言い、まだまだ私の秘書を一人前にするには時間がかかりますな。

2010年9月 4日 (土)

私にっとての「よしのや」

 1899年の創業、1度倒産したものの、また復活し、最近は競合他社との安売り合戦にも苦戦している牛丼の吉野家。私もこの手のB級グルメは大好きなので、時折行きますが、実のところ私にとっての真の「よしのや」は、このチェーン店ではありませぬ。

Yoshinoya  JR常磐線神立駅前に建つ、

大衆食堂「よしのや」。

父の同級生がやっている事もあり、

幼少の折に「外食」と言ったら、

ココへ行く事を差しました。

あとはやはり私が幼稚園生の頃に出来た、ココから少し行ったところの珍來です。何しろファミレスが無かった頃の話ですから。

 前述の吉野家を知るのは、私が東京へ通い出してからの話。それでも土浦に吉野家が出来るまでには、かなり時間がかかるんですがね。そう言えば北千住駅前の吉野家には、小松亮太君と入った事があったっけ...。

 恐らく四半世紀ぶりくらいになると思うのですが、久し振りに行ってみました。店内は全くあの頃と変わっていませんでした。座敷席とテーブル席。うちはいつも座敷席へ。

Yoshinoyaset  驚いた事に、

このセットメニューが¥850!

たぬきそばに肉丼、

サラダに小鉢、漬け物、まではメニュー写真と同じでしたが、天ぷらまで付いているとは!土曜日の昼に行きましたが、お客も結構途切れずに入っていました。

 この手の店は、先月に書いた記事のお店(2010年8月26日参照)と全く同じカテゴリに入りますが、いかにも地元の人に愛され、「普通」のときに入る店として、息の長い理由があるのでしょう。ただ残念な事に、継ぐ人がいないので、今の代が終わったら店を閉めるそうです。

 ちなみにこの店の道路を挟んだお向かいには、これまた私のガキの頃からあるケーキ屋さんがあります。今でも誕生日にはここにケーキを頼み、オーダーメイドしてもらいます。

2010年9月 2日 (木)

King of タンメンに匹敵!?

 最近ご無沙汰しているKing of タンメン。¥50値上がりしたという噂も聞きましたが、それでも¥550で野菜山盛りだったら、まだまだ向かうところ敵無しです。

Uminchutanmen  最近出会ったタンメン。

沖縄料理の店ですが、

この盛りはKing of タンメンに匹敵するかも!

と思いました。

写真では分かりにくいですが、

大きなどんぶりに、かなり山盛り野菜です。これで¥680。価格では負けているものの、量はいい勝負。ただ味の方は、ちょっと...。

 まず辛いものがダメな人は、コレ食べられません。島ラー油で調理されているので、激辛ではありませんが、食べながらヒリヒリします。また、ベースは沖縄そばなので、麺も其れですし、我々関東人が大衆食堂で食べるものとは、やはり違います。

 んなワケで、コレを書いているうちに、King of タンメンが食べたくなってきました。近いうちに行ければ良いのですが...。え?このBlogの最近の読者は「King of タンメン」を知らない!? そういう方は2008年2月13日の記事を参照。

2010年9月 1日 (水)

追悼:川本喜八郎さん

 先月人形作家でアニメーション作家でもある、川本喜八郎さんが亡くなられました。私にとっての川本さんは、何と言ってもNHK人形劇「三国志」です。小学生の頃に放映。当時人気漫才コンビだった島田紳助さんと松本竜介さんが解説、進行役、更には人形でも出演(シンシンとロンロン)。思えば今、大の三国志フリークである私の基礎がそこにありました。

3gokuphoto2  その後、

人形自体、そして写真集が発売。

さすがに人形自体は買えませんので(一体数十万~百万くらい)、

写真集を買いました。右は中華街にも奉られている関羽、左は目玉や眉毛まで動いて表情豊かに作られた張飛。三国志は私の人生の手本となる部分が多く、今でも大好きですね。

 そしてもう1つは同じくNHK人形歴史スペクタクル「平家物語」。こちらも写真集を買いました。

Heikephoto_2  基本的に歴史好きの私は、

源平、戦国、幕末維新と、

時代の移り変わりの部分は必須科目で、

色々ドラマ化されたりすると、

その視点や脚色を楽しみます。

 この「平家物語」も、実写以上に人形が雄弁で、とても見応えがありました。写真の武将は壇ノ浦の戦いで、「見るべき程のものは見つ、今は自害せん」と言い残し入水した平知盛。密かに好きな人も多いのでは?

 こうして私を歴史好きになる事に、大きく影響した人形劇。川本さんの作った人形に、声優陣も素晴らしく、森本レオさん、石橋蓮司さんなどは、三国志、平家物語、両方に出演されていました。毎年私が訪れる長野県飯田市には、川本喜八郎人形美術館があります。何回も訪れていると「いつでも行ける」と思ってしまい、まだ人形美術館には行っていません...。早いうちに行かなくては。

 川本喜八郎さんの人形からは、目で見る以上に、色々なものを感じました。心よりご冥福をお祈り致します。

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