といぼっくす「Garbage Collection」ライブ
アルバム発売(2009年12月16日参照)から10ヶ月。ようやく敢行されたレコ発ライブ。といぼっくすの「Garbage Collection」ライブが、お馴染み吉祥寺はStar Pine's Cafeで行われました。
人前で行った演奏と言えば、
曼荼羅でやったライブ、
トリトンスクェアの第一生命ホール公演、
あとはセカンド・アルバム「Accoustic YMO」発売時のレコ発。
つまりは4回目ですか...。いや、「鉄腕アトム」コンサートで東京フィルハーモニーに混じって演奏したり、打楽器グループBirdsのSTB公演のゲストで出たり。これでも6回目かぁ。
んなもんで、少ないリハーサルにも関わらず、気合いの入れようは並じゃなかったですよ。メンバーの1人は、当日自宅に忘れてきたノルマ・チケットを取りに帰り、更に営業をして売りまくったくらいですから。
所狭しとメンバーを詰め込み、
更にはGrand Piano、
何と齋藤たかし君のセットは、Drums+Classical Percussionという肥大化したもの。ただ舞台が台形で、間口が意外とあった事が幸いし、フロントにはFlute,Sax,Bandoneonの他、Vocalも立つ事が出来ました。
前半の映画音楽は、
このClassical Percussion群を立奏。
後半の「Garbage Collection」はいつもの彼のスタイル。なおてい以外でココS.P.C.での彼のプレイを聞くのは初めて。とりわけアルバムにも収録している「Dance from a FILM」は圧巻。またそのたかし、一本両名の好サポートを得たフロントのSax大城さんのプレイが爆発。
いい仕事してました。
個人的にはドRockの曲での、
一本君の弓(arco)プレイが重厚。たまらんものがありました。
ところでこのお二方は、といぼっくす結成時のメンバーではないのですが、もう何年も前から、何かとプロデューサー磯田健一郎氏のサウンド作りに参加していて、いまやといぼっくすにも欠かせないメンバー。今後の展開が楽しみです。
この記事のカテゴリが何故「映画・テレビ」かって、単に前半に映画音楽を演奏したからではありませぬ。やはり映画音楽をきっかけに組まれたユニットであり、「グーグーだって猫である」「転がれ!たま子」「鉄腕アトム」等、映像作品とは切っても切れない関係、そして今もメンバーは映像作品に携わっています。ちなみにわんこが出てくる携帯のCM、あのTschaikovskyの名曲を吹くFluteはうちのメンバーですよ。
私見としてはといぼっくすサウンド、非常に気に入っていて、フロントの管楽器、リード楽器をGuitar、Violoncelloといった中低音域の楽器で、なるべくシンプルに包み込み、独特の響きを醸し出しています。この空間系サウンドとも言える響きが、Star Pine's Cafeの地下空間に、とてもマッチしていたように思います。
ご来場下さった皆様、平日のお忙しい中、本当に有り難うございました。
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ライブお疲れ様でした。
こういう楽しい報告を見ると日本の中心が"江戸゙なんだなぁって感じてしまいます。
ちょっとさみしいです。
お時間のゆとりのあるときで構いませんので趣味の道楽バンド、また地方にも出向いてください。
度々大阪にこられるんでしたら、ぜひワンマンライブも。。。
投稿: のの | 2010年10月 7日 (木) 17時41分
> ののさん
それはどうでしょうねぇ。我々関東にいると、サイトウキネンオーケストラなど遠い存在。そもそも吉祥寺を「江戸」と呼ぶのは少々厳しい...。歴史的には一時期神奈川県でしたし。近くでライブをやっていても、興味ない人は来ませんし。
私が大阪でワンマンライブなどしようものなら、お客はののさんを入れて5人くらいでしょうな。地盤がありませんので。
投稿: ていほう | 2010年10月 7日 (木) 18時35分
といぼっくすライブお疲れ様でした!
最初の4曲が聴けなかったのが非常に残念でなりませんが・・・
でもでも、到着して「来て良かった~」と心から思えたライブでした。
仕事終わりのダッシュ(本気)で疲れた脳と体がといぼっくすサウンドによって心地よくほぐれていくのがたまりませんでした♪
磯田氏の曲解説があったので、これまた曲を数倍も楽しく聴く事ができましたし、
啼鵬さんのTangoには鳥肌が立ちました。
CDで聴くよりやはり"生"がいい!!!
次回も是非行きたいです!
本当に素晴らしい時間をありがとうございました!
投稿: 北海道在住希望 | 2010年10月 8日 (金) 00時05分
> 北海道在住希望さん
ご来場有り難うございました。しかもお仕事も無理に片付けて頂いたようで...。
Tango新曲は、いつか違う編成にも編曲して、もっと演奏していきたいです。磯田氏は解説のみならず、ライブ構成を全て考え、文字通りプロデューサーの仕事をしていました。さすがです。
投稿: ていほう | 2010年10月 9日 (土) 16時56分