NAOTO君の曲集
これまで「曲集」という部類のものは、いくつか手掛けていて、収録曲の多少はありますが、Violin(Flute) & PianoのPiazzolla曲集、Sax & Pianoの小品集、葉加瀬太郎さんの曲集など。取り分け太郎さんのはその後、其れをそのまま弾いてアルバムに収録するなど、面白い試みもされました。
NAOTO君の曲集。
同じViolin & PianoのDuoで、
太郎さんのとは何が違うかと言うと、
ad lib.Soloの部分です。
太郎さんの方は私のオリジナルを盛り込み、
NAOTO君の方は、彼自身によるもの。つまりこの楽譜で弾けば、アナタもNAOTO君になれる!...ってキャッチぢゃぁありませんが、其れに近いものはあるのですよ。
昔Jazz Playerを志した人は、Jazzが聞ける喫茶店等で、コーヒー1杯で何時間もねばり、何度も何度も聞いて、そのプレイヤーの特徴などを覚えたものです。「レコードが擦り切れるまで~」なんて言葉も、今となっては死語かしら。
かく言う私も学生時代は、TangoのCD(いや、レコードも)をたくさん聞き、楽譜なんぞ売っていませんから、いわゆる耳コピーと呼ばれる、採譜作業をして自分達で音にしたり、勉強したものです。
それが現在では、有名なプレイヤーの有名盤のアドリブ・フレーズがそのまま楽譜になっていたりして、学習者にとっては楽チンそのもの。その教材的要素が、このNAOTO君の曲集にはあるワケ。
それでも苦労して採譜したフレーズは、その時点でかなり身体に入っていたりして、実はとても為になる事が多いんですがね。
ところで私は自分の曲が出版された事がないので、想像でしか言えないのですが、NAOTO君嬉しいんだろうなぁ、こういうのって。作曲家にとって「出版」とはステータス。ワタシなんぞまだまだ。
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とっても嬉しいんじゃないでしょうかね。
バイオリンはやってはいませんが、
昔、吹奏楽をやっていたのでありがたいことに少しは譜面を読む事ができるので、
買ってみました。
CDを聴けばある程度はわかりますが、
なんて真っ黒な譜面なんでしょ…Σ(゚д゚;)
でも、譜面読むの、楽しいですね♫
しばらく読んで遊んでます(笑)。
ちょこっと残念なのは、この譜面で演奏されたDUOの音源が聴けないことですかね。
まぁ、それは意図としてされた事だと思いますが…。
投稿: ゆきんこ | 2011年6月 5日 (日) 01時04分
私は譜面まったく読めないので購入には至っていませんが、やはり自分の曲が曲集となって出版されるのは嬉しい事なのだと思います。
啼鵬さんの曲集出版を待っている人も多いと思いますけど!
啼鵬さんがあるギタリストさんに「ギターの曲集作るなら紹介するけど・・・」という言葉に対して「いや、、、大丈夫です」と答えたくだりを思い出してしまいました(笑)
投稿: 北海道在住希望 | 2011年6月 5日 (日) 01時27分
ていほうさん、こんばんは。
NAOTOさんの譜面集すごく楽しんでいますよ。
それはもう、練習しなきゃいけない曲そっちのけで…(^^;)
ピアノとヴァイオリンだけでどんな感じになるのかな?
と思った意外な曲も収録されていましたが、
ていほうさんのアレンジ、さすがに素晴らしいです。
因みに、譜面集が出るまではライブのDVDを見ながら採譜&弓順やポジションの確認をしていました。
DVDはすり切れませんがそのくらいの勢いで見てました(^^;)
ご自分の楽曲譜面集が出るのは
ご本人はもちろんだと思いますが、ファンにとってもすごく嬉しい事です(^^)
そういえば、以前ピアソラのオブリヴィオンの楽譜を探していた時
ていほうさん編曲のものを発見したのですが、残念ながら絶版でした…(>_<)
投稿: michi | 2011年6月 5日 (日) 01時38分
昔のジャズ喫茶って、でかいスピーカーのまん前に陣取って頭を垂れて身じろぎもせず、完全に世界のあっち側に行っちゃってる人がいっぱいいましたね。もちろん会話など一切なし。今は携帯なんかでいつでもどこでも簡単にあっち側に行けますから、ああいう光景ももうないんでしょうねぇ。
バロック音楽のgraceというのか、たとえばヴィヴァルディの「四季」の「春」の第二楽章みたいにやたら単純な旋律線をどう装飾するかというのはけっこう暗記しました。ジャズもそうでしょうけど、理屈こねるより実際のレアリゼーションを聞く方が百倍身になる!
投稿: ほーほ | 2011年6月 5日 (日) 07時40分
啼鵬さんのアレンジどれもとっても素敵です、楽器を手にしなくなってウン10年ですが
譜面を見るのは好きなので購入しました。
太郎さん好きの友人とコンサートに行くたびに啼鵬さんのお話が出て友人からどんな人?と聞かれ・・・・・「凄い人!!」と答えましたそれ以外の答えが見つかりませんでしたから。
近場で啼鵬さんのコンサートがあれば誘って見ようと思っていますが中々チャンスありません。
啼鵬さんの楽曲のスコアも似てみたい気がしますが難しそう・・・・
投稿: 隠れファン | 2011年6月 5日 (日) 08時17分
> ゆきんこさん
意図?NAOTO君が太郎さんのように、この楽譜をそのまま弾いてアルバムなどを作るかは、彼の自由ですが、それだと太郎さんの「Sweet Melodies」の二番煎じになりますし。
> 北海道在住希望さん
出版も商売。ビジネスとして成り立たなければ、会社は動きません。買ってくれる人が頑張っても100人もいなければ、出版はまずもって無理ですよ。
> michiさん
そのPiazzolla曲集、今はネットで定価の10倍くらいで取引されているみたいです。驚きました。それなら再版すればよいのに...。
> ほーほさん
楽譜は単なる伝達手段の1つですからね。耳から、もしくは口頭での説明、楽譜だけでは体得出来ないものもあります。私も散々耳から覚えたTangoの奏法、アルゼンチン人のアーティストにレッスンを受けたときに、自分のやってきた事が間違っていなかったと知り、とても嬉しかったですよ。
> 隠れファンさん
アハハ、太郎さんは私を正当に評価して下さる数少ない1人。しかし基本大阪人なので、話が大袈裟になる事もしばしば。
ワタシ全然スゴくないっす。
投稿: ていほう | 2011年6月 5日 (日) 09時13分
啼鵬さんのアレンジにはいつも脱帽して、勉強になりますし、とても良いスパイスを頂きます。
本当に苦労して採譜したものって身体に残りますね、最近凄く実感します。
楽譜と、採譜したのを比べるのも勉強になりますし、楽しいですね。
でも今回の曲集は難しくて中々形になりません…;笑
啼鵬さんの曲集、是非ともお待ちしておりますっ^^!
その時は、エレクトーン楽譜でもお願いしますね。笑
投稿: Natsumi | 2011年6月 5日 (日) 13時26分
耳コピ...懐かしいです。
私はこれで和音の構造ってのを理解....したような気になってました。
楽譜集なんて田舎じゃロクに売ってないし、経済的にもそんな余裕は....だし。
興味のある曲はひたすら聞きまくって、どんな音の構成なのか調べまくってましたです。
で、後にその楽譜を目にして、自分の採譜と違ってるの見て愕然としたり...
今は本当に便利になりましたよね。
あ、私も啼鵬さんの曲集を心待ちにしてますよ!
投稿: 響酒 | 2011年6月 6日 (月) 07時13分
小学生の頃よくやりましたな・・・。曲の内容とか良く分かって無かったですが。
投稿: ゴルゴ | 2011年6月 6日 (月) 21時39分
> Natsumiさん
いやぁ、そう言って頂けると嬉しいです。まだPiazzolla曲集を出版していない頃に、私が録音した「Libertango」のソロ部分を、耳コピーしたという若者もいました。感慨深いです。
> 響酒さん
私の場合、何の曲集を出すか...。真面目なClassic関係、Tango関係、Popなソング・ブック、なかなか絞れませぬ。
ちなみに耳コピーは体のコンディションにも影響するようで、1日経ってみると、意外と採れたりもします。
> ゴルゴさん
楽譜にするよりも、「コレと同じのを弾け」という感じだったな。文字通り体得というワケだ。
投稿: ていほう | 2011年6月 7日 (火) 00時10分