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2011年6月 6日 (月)

追悼:Ray Bryant

 ニューヨーク・タイムズ紙の報じたところによると、Jazz PianistのRay Bryantが亡くなったそうです。奇しくも現地時間では私の誕生日に当たる日に。79歳とは「ちょっと早いのでは」と思ったファンの方も多かった事と思います。昨年亡くなった巨星Hank Jonesは91歳でしたし。

Bryant3  日本にも何度か来ていて、

私も幸運にも、

つくばノバホールで、

彼の生演奏に触れる事が出来ました。10人のピアニストがセッションする、どちらかというとイベント的な企画だったので、じっくり味わうという訳にはいきませんでしたが、良い思い出です。

 そして何と言っても、最近このBlogでも少し話題になった「耳コピー」。学生時代、それこそCDを何度も何度も聞いて、彼のプレイをコピーしたものです。しかもBassパートもコピーして譜面をおこし、それを我が土浦交響楽団の女流ベーシストに弾いて頂き、自分はレイになったつもりでPianoを(!?)なんてのをやったのも、20年も前の話。

 あとなおていでツアーをしたときに、金沢のもっきりやというライブハウスに出演したのですが、Ray Bryantが来日した際に、ここにも出演していたと聞き、「おぉ!レイの弾いたPianoだぁ」と、弾いているだけで嬉しくなったものです。

 John Lewis、Hank Jones、そしてRay Bryant。私の好きな古き良き時代のJazz Pianistが、みんな旅立ってしまいました。ワタシにJazzの素晴らしさを教えて下さり、本当に有り難うございました。多感な時期にJazzを知り、少しでも勉強出来た事は、生涯の宝物です。

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コメント

Ray Bryant
自分も大好きなピアニストです。
合掌

Jazz無知ですが、惹かれた大きな存在が逝ってしまうさみしさに覚えがあります。
もしまだ金沢にその場所があって啼鵬さんが再びそのピアノに触れる機会があったなら、その時にはその方と再会できますようにと願っています。啼鵬さんの心の中で。

> アップさん
 恐らく本国でよりも、日本での方が人気が高かったのでは?とも思います。

> SSさん
 実は札幌のくうというライブハウスも、レイがライブをした事があったようです。同じPianoを何度も(今年も)弾いていました。次に弾くときには、また新たな気持ちで向かいます。

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