静かな駅
大子町への道すがら出会った駅。
水戸と郡山(正確には安積永盛)を結ぶJR水郡線の駅です。
恐らく名前と利用状況からして、
日本一静かな駅と言っても過言ではないかと。日本に無人駅はたくさんあると思いますが、まさか名前まで(!?)ってのはないのでは?
その水郡線。端から端まで乗ると3時間10分ほど。何しろ山を越えますからね。ちなみにフツーに「水戸~郡山」の乗り換え案内を検索しても、水郡線を使わない経路ばかりが出てくる事もしばしば。何しろ本数も少ないですし。出発(到着)時間にもよりますが、スーパーひたちと東北新幹線を使えば、料金は4倍以上かかりますが、水郡線1本で行くよりも、30分ほど早く着きます。
う~む、30分かぁ。私だったら水郡線かな。クラシック音楽業界きってのテツであるViolin奏者の木野雅之さんによれば、最近味のある列車がどんどん廃線になる事に、「利便性ばかりが先行して、本来の鉄道の良さがなかなか分かってもらえない」と。にわかテツの私でさえもそう思いまする。
その木野さん、三陸鉄道を支援するコンサートにも出演。っつーか木野サン、三陸鉄道ファンクラブ会員だし!
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かつて水戸から郡山まで全線踏破(乗破)しました・・・つっても国鉄時代のこと。
これは「しず」駅ですね。当時はふつうによくある田舎の無人駅だったのではないかしら。記憶にありません。JRの仕業では?
そのときの旅で一番印象に残っているのは、磐城棚倉駅に「白棚線」という表示板があったこと。白棚線は棚倉から白河を結んでいた線で、1944年に休止となっていますが、線路は撤去されてバス専用道になっています。当時この線のことはまったくノーチェックだったので、「えぇ、そんな線あったっけ!?」と、思わず携えていた時刻表を見ましたが、載ってるはずもなく(笑)。その後国鉄がJRになったときに「あぁ、あの案内板処分されちゃったかもな、写真撮っときゃよかった」と思いましたが後の祭り。
味のある路線や車両がなくなるのはさびしいもので、今回の震災でそうした傾向にますます拍車がかかるのではないかと恐れています。がんばれニッポン!なでしこも優勝したぞ!
投稿: ほーほ | 2011年7月18日 (月) 07時13分
旅気分ふくらみますね〜。
テツ女ではありませんが、車とは違う風情があって鉄道利用は大好き。
(旅行自体が好きなので車の旅も好きです)
秋田新幹線開通以前、仕事で秋田まで行くのに、名古屋からの秋田直行便は完売。
羽田経由で行くしかないかと考えた末、日本海側経由で、夜行列車に乗ってしまおうと。
当時のB個室という安い切符で、まっすぐ立てない超狭いスペースでしたが
天井には窓があり、横になると月と星が見える。街中で見るより遥かにきれいで、
持参した本も、仕事の資料もパスして見とれてました。
翌朝、日本海の景色を眺めつつ到着した秋田駅で、朝ごはんの立ち食いうどん。
この安上がりな秋田行きは、すごい贅沢な旅(ぢゃなくて仕事か)でした。
今は新幹線で行けちゃうし、B個室どころか夜行もないんでしょうね。寂しい。
鉄道技術と速さ、利便性は財産だと思いますが、それ以外の楽しみも残して欲しいな。
投稿: SS | 2011年7月18日 (月) 23時03分
連続で大子町の話題!!! 以前も書きましたが、大子町は母方の実家です。茨城県で袋田を知っていても、なかなか大子の名前は出ません。 このあたり、水も美味しく、天然の鮎も取れてリンゴも有名なんです! 静かでとても良い所ですよ。水郡線は時間がかかるけど車窓も良く、好きです。(私は「常陸大子」を利用します)
投稿: 北海道在住希望 | 2011年7月18日 (月) 23時11分
> ほーほさん
鉄道のように実用性と趣味性、どちらもある分野は、熱狂的なマニアがいる一方、あっても無くてもどうでもいい人もいるので、そうなると、単にお金の問題等でなくなってしまったりするのですよ。その昔あったらしい、土浦の鉄道も、想像するだけで楽しいのですが。
> SSさん
おぉ、私も以前Blogで紹介しましたが(2009年9月6日の記事)、寝台列車に乗ったのは、とても良い旅でした。少し前だと金沢方面の寝台列車が廃止になったかと。
ちなみに私、夜行バスも好きですヨ。
> 北海道在住希望さん
そうでした。その大子町の中心部へ行ってきました。この日も暑かったですが、都内のアスファルトから発する暑さとは違い、空気そのものが暑く、逆に心地よかったですよ。
投稿: ていほう | 2011年7月19日 (火) 15時56分
あらまぁ!なんという偶然でしょ?
このブログの日、7月17日に私(とその一味共)がその「静」に立ち寄ってたんですよ!
正確には、静駅からほど近いところにある「静峰公園(しずみねこうえん)」てとこで
遊んでいたデス。
桜の名所のこの公園ですが、葉桜の頃はだぁれもいないので、
かな~りのんびりゆったりくつろいでました。
水郡線は私もお気に入りの路線の一つです。
市街地→田園風景→久慈川沿いの渓流→山越えのパノラマと
景色の変化が面白く、おまけのような(失礼!)太田支線も楽しめますし。
確か最近「奥久慈静流ライン」の愛称が決まったんですよね。
それから....
>ほーほさま
確か白棚線の案内板、まだあったと思いましたよ。
まだ撮影のチャンスは残っているのでは????
投稿: 響酒 | 2011年7月22日 (金) 06時14分
> 響酒さん
おっと、そんな偶然が!と言いつつ、この写真を撮ったのは、大子町に行った日なので、15日なんですけどね。
ますます「水郡線ぶらり途中下車の旅」をしたくなりました。いや、途中下車していたら、帰れなくなるか...。
投稿: ていほう | 2011年7月22日 (金) 09時44分