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2011年8月11日 (木)

選手交代【PC-9821Xa→PC-9821V7】

 私が未だに音楽制作の一部を、国民機NEC98を使い、真っ黒いDOS画面と付き合っている事は、このBlogの熱心な読者諸君ならばご存じのハズ。自身の曲は元より、葉加瀬太郎さん、NAOTO君関係の編曲から、吹奏楽、TANGO等々、このPCが無いと始まりませぬ。

 ここ数年使っていたのは、PC-9821Xaという、国民機でいけば末期の機種。そもそも9821という点。国民機と呼ばれたのは9801の時代ですから。確か秋葉原のジャンク屋で¥5,000くらいで買って、修理に出して使えるようにしたような...。

9821xa_er2  それが最近ではこの通り。

MS-DOS(PC-DOS)は、

電源を入れて起動するときに、

「CONFIG.SYS」というファイルの記述を読み、其れに従ってPCの環境を設定するのですが、もうHDDが限界にきていて、読み込めませぬ。エラー続きでようやく起動はしますが、当然エラーした部分は設定されておりませぬ。

9821xa_er1  更に通常使うソフトも、

起動しなくなりました。

このソフトは、

独自形式で保存したデータを、Standard Midi File(SMF)という、様々な音楽ソフトで使えるデータに変換するもの。変換が出来なければ、せっかく作ったデータも意味ナシ。

C_bus_midi  んで、眠っていた予備機を起こし、

こうしてCバス(チョー懐かしい!)の、

MIDIインターフェイスを組み込み、

取り敢えず起動してきました。ちなみに今回の機種はPC-9821V7。今は亡きつくばの石丸電気で、1996年12月8日に¥99,800で買ったと、シールが貼ってありました。

9821xa_win95  起動すると、

これまた懐かしいWindows95の画面。

ちなみに国民機98は、

IBMなどのDOS/Vと何が違うかと言うと、日本語をROMで持っていたという事。つまり今のWindows系のPCは、本体だけでは日本語は使えませぬ。Windows上で日本語が表示出来ますが、この国民機は本体だけで(ソフトウェアには依存せずに)日本語が使えるという、言ってみれば日本語専用パソコン。なのでこのOS「Windows」も、国民機用とDOS/V用と別に売っていました。その後マシンの性能が飛躍的に良くなり、更にDOS/V陣営は選択肢も多く、競争原理で価格も安くなり、次第に9割以上のシェアを持っていたNEC国民機の牙城を崩す事に。

 さて話を元に。私の使っているソフトは、Windows版もあり、使い勝手がかなり違うため、(仕方なく)時々使うのですが、コレにもインストールしてありました。早速データを読み込み再生すると、音が鳴らない!そう、どうやらCバスのMIDIインターフェイスを認識していない様子。当然ドライバなどあるわけ無く、ではDOSモードで起動。

9821xa_rcp25  すると今度は、

ちゃんと音も鳴るではないか。

いやぁ、首の皮一枚で繋がったとはこのコト。

取り敢えず当面は作業が出来まする。...って、いつまでこんな化石みたいなシステムで仕事をするのか、という問題もあるのですがネ。まぁ、仕方がありませぬ。これを凌駕するソフトは生まれていないし、私にとっては、この環境が一番創作をスムーズにさせるのですから。

9821xa_just  このマシン、

他にどんなもん入っていたかと、

試しにMS-DOS 5.0を起動してみると、

うわぁ、ジャストウィンドウズ(JW)が入っているじゃない!これはWindows3.1がようやく日本でもてはやされた頃、ワープロソフト「一太郎」のメーカー、ジャストシステムが採用していた疑似マルチタスク。つまりは一太郎ファミリーのみのウィンドウズってワケ。ファミリー?知らないんですか。ワープロソフトの「一太郎」、表計算ソフトの「三四郎(三四六)」、グラフィックソフトの「花子」、データベースの「五郎」。実はファミリー以外にもソフトは使えるんですがね。まぁ、このJWは一太郎ユーザーには涙モノ。これでWindows対応に出遅れたと言われてしまうくらいですから。

 ちなみに私は国民機98で、一太郎を中学生のときから使っている生き証人。Ver.2.xだったかな。そう、新一太郎と呼んでいました。付属していたATOKも5。

 ところで話をまた元に戻すと、今回のマシンも当然HDDで起動しております。これがヘタってきたらどうなるか...。そのときは必殺FDD起動ですよ。そう、国民機98時代は、PCの電源を入れたら、急いでFDをドライブに挿入、するとOS(MS-DOS 2.11とか)が立ち上がり、ソフトも立ち上がるという、まぁ、今もLinuxなどでUSBメモリ起動とかありますが、それは正に「歴史は繰り返す」を言っているようなもの。昔は1MBちょっとのフロッピーディスクに、OSとソフトが収まっていたんですから、今から比べると、どんだけ小さなコトしか出来ないかって。

 いや、私には今でも其れで十分!

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コメント

うーむ、この国民機問題は実は裾野が広いのですよ。というのは、企業の生産現場の製造装置をコントロールするPCとして、数は少ないですが未だに国民機が使われていたり、DOS/VでもWindows NTや2000が使われていたりしているのです。当然ハードの製造もソフトのサポートもとっくの昔に終了してますから、万一の事態が起きたら、秋葉原や日本橋(大阪の「にっぽんばし」)のジャンク屋で該当パーツや部品取り用の個体を探し回らなければならないという・・・でないと、装置動きません。おお、こわ・・・

CONFIG.SYSとAUTOEXEC.BATは基本でしたね。黒い画面にコマンドプロンプトがちかちかしていると、反射的にFDと打ってしまってPCから反応がなく、「あぁこれDOSのコマンドじゃなかったんだっけ」ってのもよくやりました。FDはフリーウェアのファイル管理ソフトで、WindowsのExplorerに相当するもの。当時のPCユーザーの大半が使っていましたが、「素性のわからんフリーウェアなんて使っちゃいかん!」というアタマの硬い管理者がいる会社のPCには入ってなかったんですね。あれがあるとないとじゃ作業効率が全然違うんだが・・・もっともIBM DOSには類似のDOSシェルってのが付いてましたが、私含め多くの人は使ってなかったと思います。

一太郎は学校現場ではよく使われていて、事実上の業界標準の観を呈していましたが、私はそのファミリも含めて使ったことがありません。FEP(フロントエンドプロセッサ、WindowsのIMEに相当)もWX系でした。Nifty-Serveユーザだったもので。

そうそう、国民機とかDOSマシンはフロッピーディスクドライブを2つ備えていて、A: にシステムディスク(OS+ソフト)、B: にデータディスクを入れて作業してましたね。起動は速かったが反応は遅かった(笑)

このテの話は尽きませんが、とりあえずはこのへんで・・・

職業上必要、というレベルの話を越えて啼鵬さんは機械もプロなんですね。
今時、PCがあるのが普通でも、用途は限られている場合が多数では。
ここまで使われたら機械は幸せですね。

それにしてもPC98、懐かしいです。
実家の最初のPCは88でデータ記録はカセットテープだったような…
違うかも。話、古すぎますね。

> ほーほさん
 FDは私もよく使いました。ちなみにFDに類似したソフトで、ディレクトリごとコピーが出来る「DFX」というのもありましたね。
 FEPはいくつか使っていました。WXIIとか。今まで使った中では、「カタナ」が好きだったなぁ。HP200LXに入れていました。
 ところで国民機、あるところにはありますぜ。

> SSさん
 昔88はホームユース、98はビジネスユースと言われていた時代がありました。MSXを卒業した友達が、88でゲームをプログラミングしていましたよ。
 私のPCの知識なんて、その道のマニアからすると、微々たるもんです。

ひょとして...
「トントカイモ」って..やらかしたこと、ありません?

いや...私、DOSあたりからついていけなくなった輩です。

そういや、ほーほさんの一文で思い出したことが。
WindowsマシンのHDDが全て「C:」から始まるのって、「A:」「B:」がそんなふうに
FDDに使われていた頃の名残からだって、どっかでききましたね。

> 響酒さん
 名残と言えばそうですが、DOS/V機が出た当時は、起動優先順位として、まずFDDです。FDが差し込んで無ければHDDへと。もちろんこれはBIOSで設定を変える事が出来ますがね。そのFDDを接続するケーブルには2つドライブを接続出来るようになっています。なのでこれらがA:とB:。
 ちなみに国民機98は、起動の仕方によって、FDDやHDDのA:B:C:が入れ替わりますよ。なので、逆に初めてDOS/V機を自作したときに、HDDがC:に固定されるのを知って驚いたくらいです。

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