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2011年10月20日 (木)

追悼:スティーブ・ジョブズ氏

 Appleユーザーでもない私が何故ジョブズ氏の追悼文をBlogの話題にするか、疑問をもたれる方もいるかも知れませぬ。ユーザーでないどころか、アンチMacの旗を掲げ、「絶対使うもんか!」と拳をふるったのが、高校生のとき。この手の古いPCの話題についてこられる方は、やはりマニアックでしょうな。

 私がパソコンで音楽をしようと考えたのは中学生のとき。そもそも何でパソコンで音楽を、というところですが、即興演奏がそのまま譜面にならないか、という夢があったのですヨ。作曲家にとっては、せっかく浮かんだものが、五線紙に書いているうちに忘れてしまうなんて事はしばしば。

 しかし現実的には、人間はいくらメトロノームに合わせても、零コンマの世界ではリズムを正確に演奏出来ません。それを修正しながら譜面表示するソフトは存在していました。まぁ、長くなるので詳細は割愛しますが、その1つがApple Macintoshで動くソフト。

Kb8901ishi  しかしながら当時Macはとても高価。

左の切り抜きは、

1989年の楽器屋の広告ですが、当時Appleの最新機種Macintosh IIが¥978,000。トーゼンそれは本体だけの話。エントリーモデルのPLUSでさえ¥398,000。そこにきて、やはり私の夢をかなえるソフトが走るATARI 1040STは¥200,000。

 本来Macは私のようなヲタクが得意がって使うようなマシーン。しかしこのときの敷居の高さに呆然と立ちつくし、そこに愛の手を差し伸べてくれたのがATARIだったワケ。Macintosh PLUSと1040STは同等のスペックながら、1040STは独自のグラフィック・アクセラレーター(Blitterと呼ばれていたかナ)があって、若干処理が速い(ように見える)ので、Macより性能がよくて安いならば、答えは言わずもがな。

 当時の業界はこのATARIユーザーがかなり多く、ソフトもチョー充実していました。このときに使っていたソフト「Notator SL」については、またいつか熱く語りましょう。

 んでもってこのATARIを手にしたワタシ。高校時代から相当活用し、バンバン仕事もしていましたねぇ。某(プロの)吹奏楽団の写譜とか。そう、何故か吹奏楽雑誌にも大々的に広告が載り、その方面でもかなりユーザーが増えたかと。しかしATARIはこの後、衰退の一途を辿る事になりまする。

 話を最初に戻しましょう、スティーブ・ジョブズ氏の追悼。そのジョブズ氏は、若かりし頃、このATARI社にいた事があるのです。そう考えると、Appleのルーツの1つには、ATARIが絡んでいると言っても、おかしくはないんじゃないかと。しかもその時代、後にAppleの共同設立者となる、スティーブ・ウォズニアック氏も、少々関わっていたようですし。

 尤もATARI社も創始者が映画になるくらい、紆余曲折あったメーカーで、ワタシが関わったATARIは、本来ゲームをフィールドとしているATARIからすると、亜流なのかも知れませぬ。ちなみにその創始者、ノーラン・ブッシュネル氏は、ATARIを追い出され、Appleに務めていた事もあるそうな。

 さて世界が驚いたジョブズ氏の訃報。私もアンチ・マック派ではありながら、マシーンの魅力は認めていたクチなので、残念でなりませぬ。iMac以前のジョブズ氏は、必ずしも成功を収めているとは言い難いと思いますが、その後iPod、iPhone、iPadなど、ヒット商品を生み出した事は周知の通り。生きていれば、今後もまた2~3、ヒット商品を生み出したのでは?と思うのは、私だけではありますまい。

 iPod以前にもMP3プレイヤーはありましたし、タブレットPCだってiPadが元祖ではありませぬ。今やiPhoneが代表機種とも言えるスマートフォンに至っては、Nokia製など相当昔からあります。そもそもAppleは1度Newtonで失敗しているし。つまるところ、技術は技術、発想は発想。更に其れらとユーザーを結ぶものが必要で、ジョブズ氏はその部分に長けていたのではないかと。ユーザーでもない私が言うのもなんですがね。

Macperf5500  最後にうちに飾ってある、

Power Macintosh 5500/225。

家人の嫁入り道具でしたが、

程なくしてWiondowsマシーンにとって変わりました。思えばPerformaからiMacまでの繋ぎのような存在。Appleも大変な時期の商品だったのかも知れませぬ。

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コメント

ジョブズが亡くなったのは、ずっとMacユーザーな俺には残念でならないニュースでした↓↓↓

確かに昔はアタリとかアミガとかいろんなコンピュータがあって、マックもIBM PCもそれらの中の一つに過ぎなかったですね。さらに国民機とかX68Kとか・・・

> 中村屋@鳥取さん
 あれ?そうでしたか。知りませんでした。今後Appleはどうなっていくのでしょう...。

> ほーほさん
 国民機にはBasicが入っていた時代。思えばMSが天下をとるのは、MS-DOS 2.11を、アプリケーションに付属し、ばらまいた事からですよ。今後また様々なOSが登場する世がくるかしら。

えぇ、実は15年くらい前に栄村氏に譲ってもらったMacが、初めて持ったパソコンで、それからずっとメインMacですね。サブでWINも持ってますが、愛着が湧きません。

> 中村屋@鳥取さん
 なるほど。って事は栄村先生もMacユーザー。多いですよ、音楽業界。
 ちなみに私の場合は、このBlogにもよく登場する、ThinkPadユーザー。あの真っ黒い筐体がたまりませぬ。またポインティング・ディバイスがよく出来ていて、そもそも楽譜の体裁を整える作業は、タッチパッドなど使えたもんじゃないんですが、PDだと揺れる電車の中でもかなり使えまする。

あれは便利ですよね!
仕事中はThinkPad使ってたんで、よくわかります。

ただ使ってると、赤かったヘソが段々黒くなってくると言う罠ww

> 中村屋@鳥取さん
 そう、其れ、ちゃんとスペアが売っています。ちなみに同じポインティング・ディバイスでも、他社のは使いにくいですよ。

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