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2012年3月 7日 (水)

Sibelius 7へ

 私がPCで譜面作成をし始めたのは高校生の頃。いや、厳密には中学生の頃で、即興演奏がそのまま楽譜にならないか、という夢を追い、当時メチャクチャ高かったApple Macintosh(PLUSやSE)を諦め、国民機NEC 9801vmを使っての譜面作成は、全く使い物になりませんでした。当時使っていたソフトはカミヤスタジオの「SHUFFLE」やダイナウェアの「プレリュード」。まぁ、ここら辺の詳しい昔話もいつか日を改めて。

 そして高校時代にATARIに巡り会い、Notator SLというComputer Music史に残る名作を使い倒し、編曲やら写譜の仕事をこなしていました。そう、高校生のときから。大学でも其れは続き、しかし卒業後そのATARI社が事実上の倒産。現在あるATARI社は、もともとゲームメーカーだったコンセプトを受け継いだ本流で、PCハードウェアを作っていた会社とは別もの。

 何しろつぶれてしまったので、今後どうしたものか。取り敢えずマシーンが動くうちは良いけれど、そのマシーンだって、その当時の(WindowsやMacの)標準スペックからすれば、恐ろしく古いもので、大編成の曲をいじろうものなら、まるでマシーンが処理しているのが目に見える程鈍重でした。Motorolaの68000、10MHz(だったかな)、メモリ4MBで成り立っていた、というのを聞いただけでも分かる人には「よくもまぁ、そんな」って感じでしょ。

 名作「Notator SL」は「Logic」と名を変え、Macに移植されていましたが、これがまた全然別モノ。更にWindows版も出ました。仕方なく私はLogicのWindows版に乗り換え、楽譜作成作業を続行。それがVer.2.6のときだったかな。結局私はPlatinum Ver.4.8まで使い続けるのですが、そして悲劇は更に...!?

 その開発元のemagic社がAppleに買収され、今後はMac版のみバージョン・アップしていくという知らせが!って、それもかなり前の話。結局何のサポートも無い状態で、私はずっとWindows版Logicを使い続け、ようやく今日のBlogのタイトルにつなぎます。

 「Sibelius 7」とは、ここ数年で急激に台頭してきた楽譜作成ソフト。開発者がSibeliusが好きなのでこの名が付いたとか。ちなみにBrahmsというソフトも存在するらしい。LogicはWindowsXPまでしか動作せず、今後の事をそろそろ本気で考えないと、という事でこのソフトが選択肢に。

 じゃぁ、何故Macを買ってLogicを使わないかって?まぁ、先にも少し触れましたが、私がMacを視野に入れた20年以上前は、とても高額。初恋に破れた純情少年のように、私は生涯「Macなんか絶対使うもんか!」というスタンスをとるようになり、マシーンの面白さは認めつつも、アンチMac派になったのですわ。は?iPhone?iPad?んなもん使うワケないっしょ。iPodに至っては、「まるでオメェがMP3プレイヤー元祖みたいな顔しやがって!こちとらMPMANからMP3プレイヤー・ユーザーだ!」と怒鳴ってやりたいくらいよ。

 尤も、それを仮に10000歩譲ってMacを選択肢に入れたとしても、現在のLogicは、バージョンを重ねる毎に、譜面作成機能が縮小気味で、ますます使えなくなっているという事を、ユーザーのNAOTO君や鷺巣詩郎先生から聞いているので、やはりこの「Sibelius 7」になってくるワケ。

 すんごい長い前置きになりましたが、ここからが本題。先日の記事で初めて新品のノートPCを買った話をアップ致しました(2012年2月11日参照)。其れはこの「Sibelius 7」を試すために購入したのでした。何故今持っているPCで試さないかって?

 PCは一般的に、なるべくクリーンな状態が快適に動作するもの。今後使うか使わないか分からないソフトをむやみにインストールし、せっかくちゃんと動作していたPCを重たくするなど、ヲタクのする事ではありませぬ。ま、試用版を気に入り、その後も使うならば専用マシーンになるし、仮に使わないならば、別の用途を考えるまで。

 まず活用本を買い、ある程度予備知識を。そして試用版をダウンロード。少しいじっているうちに、何と其れで仕事をしなくてはならない事に! Windows版Logicは日本語の歌詞入力が出来ないのですが、今回その手の仕事が舞い込み、トーゼン日本語歌詞入力にも対応しているSibeliusの力を借りる事に。つまりは試用版の時点で仕事までしてしまったって...。

Sibelius7 そこまでしたならば、

やっぱ買うしかないな。

幸い私は専門学校講師として、

アカデミック版を買う資格があり、ほぼ半額で入手。手続きは面倒ですが、これで正規ユーザーに。

 現実問題として、今のLogicの使い勝手は私にとってかなり優れていますが、もっとこうだったらイイのに...と思うのも事実。そしてこのSibelius、後発ソフトだけにさすが先人を研究し尽くし、かなり使い勝手は工夫されている様子。そもそもLogicは音楽制作ソフトで、譜面作成機能はオマケ。Sibeliusは譜面作成専門ソフト。その違いは大きい。

 まぁ、私がこのジャンルに手を染めた当時は、「出来ない事」がたくさんあったPCでの楽譜制作。しかし今は取り敢えず出来ない事はほぼ無い、と考えてよく、要はその作業をするのに、どれだけ簡単に出来るか、というのが勝負。正直私は数をこなさなくてはならないし、しかもここ数年は急にオーケストラ等の大編成を扱う事が増え、猫の手も借りたいくらい。

 すぐに全行程をSibeliusに切り替える事はありませんが、この乗り換えは吉と出るか凶と出るか...。

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コメント

一番最初のNEC9801での譜面は今思い出しても目の前がチラチラする譜面でしたな。

> ゴルゴさん
 そうだな。当時のプリンタは、ドットインパクトで、まだ粗かった。それでもインスピレーションのメモ程度にはなる、と使ったものだ。

シベ7ですか・・・某オケでは依然として半トラウマ状態でしょうか。私自身もシベリウスの交響曲の中で唯一お友達になれてません・・・それはおいといて、なぜ「7」なんでしょうかね。バージョン7ってことでしょうか。そうするといずれ幻のシベ8になる?

> ほーほさん
 ありゃ、そうなんですか。私はこのBlogでも書きましたが、「シベ7」「ブラ2」「カリ1」と、3本指に入るFavorite Symphonyです。
 「~7」はバージョンです。しかもこのソフト、起動時にそのバージョン・ナンバーの交響曲の一部が流れるんですよ。なので次のバージョンは?というのがユーザーのもっぱらの関心事。

シベ7はですね、形式がよくわからなくて、全曲の中の今どこにいるのか定位できず見通しがきかないので困っているのです。同じ素材による序奏と後奏の間に4楽章分がぎゅっと詰まって具になったサンドイッチ形式?とか・・・
それはそうと、そのバージョンナンバーの交響曲の一部が流れるんじゃ、7以上にはバージョンアップできないではないですか。8は7番と1番がつながって流れるとか、または8以降は「ポヒョラ」とか「レミンカイネン」とかコードネーム化する?・・・激しく期待。

> ほーほさん
 Classic音楽は形式美の音楽なので、取り分けソナタ形式に馴染んでいると、このシベ7を理解するのは難しいかも知れませぬ。これはファンタジーです。細かい分析をすれば説明もつくのでしょうけど、この曲を愛してやまない私も、そんな事はせずに、ただ、ただスポンジが水を吸収するように受け入れているだけです。
 言葉は違うかも知れませんが、人間の生理と完全にリンクしていて、この手の音楽を書ける作曲家はそうはいないでしょう。故に合う、合わないがはっきりするでしょうな。
 名前をハイドンにすりゃ良かったと思っている人もいるかも...!?

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