Logitechの三つボタンマウス
今ではLogitechと言えば日本のPC周辺機器メーカーですが、世界で言えばスイスの同じジャンルの会社。日本ではMouse,KeyboardやWeb Cameraなどが有名。そう、日本では前述の会社と混同しないように、Logicoolのブランド名で通っています。
そのLogicoolが、まだ日本でもLogitechとして販売をしていた頃の話。時は社会現象にもなったWindows95旋風の少し後。その頃テイホーは楽譜作成をATARIというPCで行っていましたが、じゃ今後どうするか、というときに、DOSベースで動く「SCORE」というソフトに興味をもちました。この頃のいわゆる業務用ソフトで、アメリカから直輸入、プリンタもPost Script対応(この当時で数十万円した)でないと出力できないし、当然日本語は使えず、操作から出力したものまで、全て横文字。そのかわり仕上がりはPetersやHAL LEONARDなど、出版社の其れと同じ。だって業務用ソフトとして、それら伝統ある楽譜出版社で使われていますから。
機能を発揮するには、
3つボタン・マウスが必要という事で購入。
この頃は、
スクロール・マウスはおろか、
この3つのボタンのマウスですら珍しく、UNIX系OSのユーザーが使っていたくらい。
んで、このマウスを買って、しばらくはその「SCORE」というソフトも使っていました。今からすれば考えられないかも知れませんが、この3つボタンという性能をちゃんと使うには、ドライバをインストールしなくてはなりませんでした。今はUSB接続だったら、挿すだけですが、OSもPC-DOS。ちゃんとドライバをインストールしなければ、普通の(2ボタン)マウスとしても使えませぬ。
Windows95でも使ってみました。もちろんドライバをインストールして。真ん中のボタンは、カスタマイズ出来るのですが、私はダブル・クリックの役割に。これがなかなか便利。そして注目してもらいたいのは形状。今でこそ手にフィットするようにと、エルゴノミクスのMouseやKeyboardは珍しくありませんが、この当時はそういったものがあまり無く、このおにぎりマウスも、最初見たときは「...。」だったものの、いざ使ってみると非常に使いやすい!
ただLogicoolはこの後しばらくは、こういった変な形のMouseは作らなくなり、今でこそ色々な形のものが出てきましたが、この逆おにぎりはこれっきり出ませんでした。手にフィットしていたし、たかだかダブル・クリックと思うなかれ。意外と使え、かなり便利。そもそもこの頃は、Windows95が社会に浸透した時期で、ダブル・クリックが苦手、というユーザーも少なくありませなんだ。
帳簿入力をしていた母のPCにもインストールし、金額の入力で真ん中ボタンで「00」が入力出来ると、とても重宝していたようです。
懐かしい逸品です。ちなみにこれ以降、テイホーは「マウスならやっぱりロジだろ!」ってな感じで、このブランドをかなり購入する事になります。先日のワイヤレス・マウスもLogicoolでした(2012年8月8日参照)。
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三つボタンのマウスって、はる~か昔のパソコン雑誌の写真で見たっきりです。
たしかXeroxのワークステーション...だったでしょうか。
まだMacも黎明期...多分にLisaのころじゃないでしょうか?
MS-DOS全盛期の頃の話です。
写真で見ただけなので、どうやって使うのか見当もつきませんでしたが
言われてみれば、なるほど!いろいろカスタマイズして使えばいいんですよね。
そういやぁ...
Windowsのマウスに慣れてから旧式Macを触ると、
1ボタンマウスの使い勝手の悪さに改めて驚きます。
投稿: 響酒 | 2012年8月24日 (金) 21時37分
> 響酒さん
当時UNIX系だと3つボタンマウスはマストだったりしました。
アタシなんぞは、稀にMacに触ると、ボタンが1つしかなくてどうしたら良いか分からなくなってしまうくらいですよ。
投稿: ていほう | 2012年8月26日 (日) 00時36分