電子工作【FMらじおくん】
「もし音楽家になっていなかったら?」という質問には、「ジャーナリストかエンジニアかな」と答えまする。中学時代の技術家庭科の先生は、私が芸大付属高校に合格した報告をしたときに、国立高専(茨城高専)に合格したと勘違いしたくらい、先生にも気に入られていましたねぇ。工作関係は昔から得意でした。絵は下手なんだケド。
小学時代は学研の「科学」、中学になってからは誠文堂新光社の「子供の科学」を愛読。父親が工業高校の電気科を卒業していて、その方面の仕事をしていた事から、やはり血は争えないというか...。今でもその分野には色々と興味があり、夢はSunday Programerになって、Free Softを作るというテーホー。ふとした事から電子工作を再開!?
電子工作の初心者向けキット
「FMらじおくん」。
タイトル通り、FM専用ラジオです。今回のためにはんだごても新調。
まぁ、このBlogで時折話題になる自作PC関係。実のところこちらは電子工作とは違って、ただパーツを組むだけ。PC自作派の鉄則として「はんだごては握らない」というのがあり、そこで電子工作とは一線を画しています。
中学生のとき以来。
このキットには、
練習用基盤があり、こうしてまずは抵抗をはんだ付けしてみました。いやぁ、駄目ダメ。感覚が戻るまで、結構時間がかかりました。何しろ約四半世紀のブランクですからねぇ。
ICのはんだ付け。
このムカデのような足それぞれを、
基盤にはんだ付けします。当然隣とつながってしまったらアウトです。やっているうちにかなり慣れましたが、この分野の技能五輪がありますね。スゴイ人は芸術的なはんだ付けをするんだろうなぁ。
はんだ付けの極意は呼吸とリズムです。「?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。はんだが溶けて基盤に落ちる、そしてはんだを離し、はんだごてを離す。確かに添付していた「はんだ付けトラの巻」にも、「上手なはんだ付けの方法」の項で、「数をかぞえながらタイミングをとるとうまくいく」と書いてありました。
「おっ!ヤベぇ、こんな時間だ。レッスン、レッスン」と、
今日は3人の生徒さんのレッスンの合間に、
この工作を。「小林克也のFUNKY FRIDAY」が終わるまでに出来るかなぁ、これで聞きたいケド。とやっているうちに完成。
恐る恐る電源を入れました。
ガー、と音がしたので、
取り敢えずは通電されましたが、受信が出来ない...。TUNERのポリバリコンと調節してみると、おぉ!受信出来た!! NHK FMで「カルメン」がやっていました。チョー感動です。そして「FUNKY FRIDAY」も、無事受信。
いやぁ、久しぶりにこの感動を味わいました。初めてPCを自作して電源を入れ、BIOS画面が出たときの感動以来かしら。いや、この感動はもっとスゴイですよ。作った人にしか分かりませぬ。
と喜んではいますが、実はこのプロジェクト、ここからが本番。さてテーホーの野望はこれからどうなっていくか?乞うご期待!
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こんにちは。
家にもありますよ、はんだ!きれいな山の形に付けるのが難しいですよねぇ。
私は最近、NC旋盤とかの工作機械に興味があります。
自分で物を作るのって楽しいですよね。
作曲も、ものづくりですね。
投稿: kana | 2012年9月29日 (土) 18時40分
私も電子工作大好きです。
この頃のはんだは無鉛はんだで、工作用のコテだとちょっとやりづらいですよね。
久しぶりに何か作りたくなりました(^_^)
投稿: ユミ | 2012年9月29日 (土) 23時43分
> kanaさん
そう、私は基本的に「ものづくり」が好きなのです。これからもジャンルを問わず、色々なものを作ります!
> ユミさん
意外といらっしゃるのですね、電子工作ファンが。私も次の野望に向けて...!?
投稿: ていほう | 2012年10月 1日 (月) 10時44分
師匠!これなら、師匠を越えられます!
半田付けはフラックスと温度です!
投稿: みやま | 2012年10月 3日 (水) 01時43分
> みやまさん
越えるってアータ、専門分野でしょ。そもそものスタートラインが違う。
投稿: ていほう | 2012年10月 4日 (木) 18時49分