何のカテゴリーに入れようか迷いましたが、何となくモバイラーが喜びそうな商品なので、このカテゴリーに。この手のものが増えるようでしたら、専用のカテゴリーを作ろうかしらねぇ。
有名文具メーカーから出ていた、
「RELET」なる商品。
電子マネーの残額が分かるというもの。
確かに電子マネーは、カードタイプのものだと、其れだけでは残額が分かりませぬ。かつてテレホンカードや図書カードがありましたが、あれは使う毎にカードに穴があき、おおよその残度数は分かります。おっと、テレカはなくなったワケじゃありませんが。
テーホーはよく電車に乗るので、Suicaが必需品。オート・チャージ機能もあるので、残額不足で電車に乗れなかった!何て事はありませんが、Edyだと前回使ったときのレシートがないと、いくら残っているか分かりませぬ。そもそもEdyはあまり使わないのですがね。
こうして重ねて、
「OK」ボタンを押すだけで、
残額が分かりまする。
ちなみに最初の写真に写っているケースが付属で、そのケースにはRELETの他にも、カードも入るので、わざわざ重ねる手間もいりません。
さてこのチョー便利(そう)なグッズですが、現在は製造中止。...って何で?と思うでしょう。モバイル・ヲタクのテーホーが想像するに、コレ馬鹿高いので、たいして売れなかったのでは、と思うんですよ。何しろ定価で税込み¥8,379ですぜ!そこまでして残額を知りたくはない...と思うのはテーホーだけではないハズ。
考えてもみて下さい。乾電池の残量チェッカーは、今や¥100ショップでも売られています。便利ですが、あれが¥5,000もしたら誰が買うんでしょ。えぇ、えぇ、そりゃ開発費だってバカにならないでしょう。企業ならば利益も出さなきゃならんでしょう。しかし残額が分かる、という機能のみのグッズに、一般人はいくらなら出せるか、というのを考えたときに、八千円はないわな。
実はこのメーカー、近年テキスト入力しか出来ないマシーンを世に出し、電子文房具史に残る業績をあげたのですが、個人的にはそのマシーンも、高いと思いました。一番のウリは、折りたたみ式のKeyboardが付いていて、タイピングによる文字入力が出来るというもの。
しかし当時既にネットブックと呼ばれる、小型ノートPCが賑わっていて、それらは5万以下。実売価格では3万以下で手に入る機種もありました。なのに機能的にははるかに劣る(勿論長所もありますが)マシーンが安いネットブックと変わらない値段設定。メールも出来ないし、住所録等PDA機能は無いに等しく(スケジュール管理は出来なくは無い)、文字入力しか出来ないツールがそんなに高いのか!という印象はぬぐえませなんだ。
ま、それでも実は売れて、その後、後継機種を続々と出すのですが、今回のRELETは残念ながらこれっきり。Suicaの他、Edy、Pasmo、WAON、nanacoに対応。色も写真のシルバーの他、オレンジとホワイトの3色。ボタン型電池2個で動作。アイディアと商品化、必要性と費用対効果、利便性と所有する価値、いろいろ考えなくてはならない商品でした。
ちなみにテーホーは、ネット・オークションで¥3,000で入手(新品)。それでも高いと思いますが、Blogネタとしては安い方かも知れませぬ!? さてアナタならコレにいくら出せる?
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