Wayman Tisdaleを偲んで
いつかこの人の事を記事に書こう、書こうと思っていたのですが、残念ながら既に亡くなっていました。元NBA選手にしてベーシスト、ウェイマン・ティスデイル。
弟がNBAファンという事もあり、彼を知ったのですが、NBA選手としても、オール・スターこそ選出はされなかったものの、1984年のロス五輪では、かのマイケル・ジョーダンと共にプレイ。チームを金メダルへと導いています。彼の出身大学、オクラホマ大では、在学中の成績も相まって、背番号は永久欠番だそうです。
決して長い選手生活ではなかったのですが、彼にはバスケット同様に、あるいはそれ以上に力を入れていたものがありました。音楽です。フュージョン・ベーシストとしての彼のプレイは素晴らしく、キャリア通算8枚のアルバムをリリース。特に2001年に発表した「Face to Face」は、ビルボード・チャートのコンテンポラリー・ジャズ部門1位に輝いています。
しかし2007年に骨ガンと診断され、その後右脚を切断するも、病魔には勝てず帰らぬ人に。40代の若さでした。
アメリカには、
プロのスポーツ選手でありながら、
実は楽器の腕前もプロ級という人が、少なくありません。また私の好きなサックス奏者のJoshua Redmanは、ハーバード大の医学を出た後、イェール大ロースクールで弁護士の資格をとった秀才。にも関わらず音楽の道へ! こんな人います?日本で。お相撲さんで歌がうまい、という人はいましたね。隆三杉関とか。
日本では一芸に秀でた人が美徳とされますが、アメリカでは多くのMajor(専攻)を持つ事が、能力ある人間とされるので、こういった人が生まれるのでしょう。尤も日本人だってアメリカで教育を受ければそうなります。Violinの五嶋龍さん然り。
まぁ、アタシ程度のマルチでは、アメリカじゃ全然通用しませんが、かつての弟子にはスゴイのがいました。剣道と囲碁で有段者。それも地方大会では優勝クラス。PianoはChopinのEtudeを弾き、たくみスタジオではVioloncelloを。そう、テーホーの最初のCelloの生徒。ちなみにこの頃彼はまだ小学生! 学校の成績も優秀で、その後茨城県下ナンバー1の高校に進学。今頃どうしているかなぁ。
ちなみにNAOTO君はあのスゴイViolinを弾く傍ら、中学時代は水泳部でブイブイ言わして、更に卓球部よりも卓球が強かったらしい。
« まずいもの探検記【G系特製もやし味噌ラーメン】 | トップページ | 深まる秋に聴く魅惑のタンゴ【A.R.C. en EPOC】 »
「スポーツ」カテゴリの記事
- 初の神宮球場(2025.06.21)
- 久しぶりの野外演奏(2025.06.07)
- 続:佐渡ヶ嶽部屋応援スーパー(2025.05.26)
- 佐渡ヶ嶽部屋応援スーパー(2025.05.25)
- 山形のちゃんこ屋(2025.05.21)
コメント
« まずいもの探検記【G系特製もやし味噌ラーメン】 | トップページ | 深まる秋に聴く魅惑のタンゴ【A.R.C. en EPOC】 »
ていほうさんこんにちは。
芸高の水泳合宿のコーチをされてた話を思い出しました。
NAOTOさんがブイブイってことは、ていほうさんもガンガン泳ぎも
得意ってことですね。何でも上手にこなせる人、尊敬します。
投稿: こまこ | 2012年10月 2日 (火) 17時59分
ウェイマン(敢えてこう呼びますが)がミュージシャンとしてデビューしたときから彼のサウンドには魅せられていました。今年久しぶりにアルバムを購入したところ2009年に亡くなっていたことを知りました。大変ショックでしたな・・・。ギタリストとしてもミュージシャンとしてもエンターテイナーとしても、そして貴重なパワーフォワードとしても惜しい方を亡くしたと思います。二束の草鞋を履く者として更に活躍の場を広げたいと思います。まずは来年の牛久マラソンで自己ベスト、いやキャリアハイ更新ですな・・・。
投稿: ゴルゴ | 2012年10月 2日 (火) 20時37分
> こまこさん
とは言え、その臨海合宿も無くなって久しく、私もガンガンは泳げませぬ。
> ゴルゴさん
ギタリストでなく、ベーシストね。私もその方面で何かしようかな。
投稿: ていほう | 2012年10月 4日 (木) 18時47分