HP Jornada680
テーホーに限らず、モバイル・ライフの全てを打ち込んだマシーンとしてHP200LXを挙げるヲタクは多いはず。その生産完了後にHPが発表したのがJornada680。先日運命の再会をした、紀伊國屋書店アドホック店の元店員さん(2012年12月19日参照)。恐らく彼が居たであろう、そのときにうちの家人は、このJornada680を購入。
ま、当時はこの手のマシーン、
高かったってコト。
もちろんノートPCも20万くらいが安い方で、ハイエンド機になると50万以上もしていました。それでもデキるビジネスマンは買っていたのでしょう、会社のカネで!?
トーゼン我々LXer(200LX使い手の事をこう呼ぶ)は、このJornadaが歴史的名機HP200LXの後継になり得るのか?というのが専らの関心事。マシーンとしては性能も良いですし、携帯性だって決して悪くなりませんからね。尤もこの「Jornada」というシリーズは、も少し前に出たHP620LXの後継という位置づけだったんですがね。型番からすればこの620LXが200LXの後継と考えるべきなんですが、もうマシーンとして、同じ使い方が難しいので、LXerにとっては、モバイル・ライフのスタイルを変えざるを得ない、と言った方が正解だったかも知れませぬ。
何しろ200LXと620LX,Jornada680は、駆動方式も違い、前者は単三電池2本でかなり長く、後者は充電式で桁違いに短い。前者が下手すりゃ数週間に対し、後者は数時間ですから。
それにはワケがあって、前者はモノクロ画面でOSがDOS。つまり極力電力を抑えたマシーン。後者はカラー画面でWindowsCE。ユーザー・インターフェイスもWindows95やWindows98などに似て分かりやすく、タッチペンでの簡単操作が出来ました。「簡単で便利」というのは、それなりに犠牲になる部分もあるものです。
しかし動作はキビキビしていて、フリーズなんて事もまず無かったし、しかもDOSとは言え、疑似マルチタスクだった200LX。今思えば、Windows系と大して変わらない使い方をしていました。
200LXは簡単ではありません。
DOSの知識やら、
それなりに勉強しないと使いこなせません。しかしヲタクとは、そういった勉強をいとわないもの。いや、いとわないどころか、そういう勉強こそ楽しくて仕方がないのですよ。また良い教材(活用本等)が各社から出ていましたし。取り分けSOFT BANKの本にはチョー世話になりました。
昔パソコンは「勉強する」ものでした。勉強しないと使いこなせないものでした。しかも今よりも不便な部分も多かったです。そこに敷居の高さがあるのですが、だからこそ勉強して工夫し、活用するにも頭をつかい、人間がしなくてはならない部分、マシーンに任せられる部分を分かった上で、程よく生活の中に溶け込んでいたのです。
HP200LXは古き良きPC時代の遺産なのでしょう。
« 謎のセット・メニュー名 | トップページ | 来楽庵クリスマスコンサート2012 »
「モバイル」カテゴリの記事
- 最後のケータイ(2023.04.06)
- スマホ新調(2020.12.29)
- 懐かしの平成ガジェット鑑定ショー(2019.05.20)
- ケンさんの楽譜(2018.05.18)
- さようならPHS(2018.04.30)
先日はご同席頂きありがとうございました。
飲み慣れないワインをたくさん飲んでしまい、失礼がなかったか気が気でしょうがありません。
あの後ずっと考えていたのですが、
U氏から「あの人芸大だよ」
と教えて頂いた方とお話しをしたことがあります。
何回かお話しさせて頂いたのちに、
「僕Sax吹いているんです」
と告白すると
「Saxかっこいいですよね」
と仰られた記憶があります。
もしかしてそれが啼鵬さんだったのかなー、と思っております。
当時、僕はひどいアトピーで(つい最近かなり良くなりましたが)
真っ赤な顔でボロボロの皮膚でやってました。
先日お会いした時にいくつものガジェットを取り出されているのを見て本当にお好きなんだなと思い、あの頃あの場所に居たという証しを感じてました。
またお会い出来たら嬉しく思います。
投稿: すみと | 2012年12月25日 (火) 18時14分
> すみとさん
おぉ、U氏が芸大を分かっていた...。う~む、もしや何らかの雑談でそんな話をした気もしないでもないですねぇ。
実は私もあれからずっと思い出し、お店に寄った際、CFだったか、活用本だったかを買ったときに対応して下さったのがすみとさんだったのでは?と思っています。
またいつか是非。
投稿: ていほう | 2012年12月25日 (火) 23時17分