追悼:Colin Davis氏
遅まきながら、また巨匠の訃報に接しました。英国の指揮者、Colin Davis氏が4月14日に85歳で亡くなりました。
Sibelius全集を3回も録音しているので、
シベリウス指揮者としての認知度が高いかも知れません。
しかしながらレパートリーは広く、私が知っているのはマエストロのほんの一面でしょう。
「好きな交響曲の3本指」の1つに、Sibeliusの「交響曲第7番」を標榜している啼鵬は、氏の録音はボストン響、ロンドン響それぞれ持っています。取り分けボストン響との1970年録音は、大学時代LPで聞いたときの衝撃は今でも忘れません。
実は今年に入って早々に、ご病気でのピンチヒッターとして、佐渡裕氏がロンドン交響楽団を振られました。プログラムはElgar「Violoncello Concerto」とMozart「Requiem」。日本ではあまり報じられませんでしたが、保守的なオーケストラに、日本人マエストロが代役というのは、佐渡氏がどれだけColin Davis氏から信頼されていたかを物語っています。ご本人は病床で、春には復活するとおっしゃっていたそうな。かなわず残念です。
啼鵬にSibeliusの魅力を教えて下さったマエストロに、心からご冥福をお祈りします。
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