検証【其ノ九】ショーゲキの不味さ
たまたま観ていたテレビ番組。メーカーさんの作った商品について、著名な料理関係者が検証するもの。生麺タイプの商品を特集。そのときのランキングで一番下だったかしら。とにかく、検証した1人が汁に対して「ショーゲキのまずさ!」と言ったのが、とても印象的でした。探検隊としてはヒトが、それもプロが「まずい」と言ったものを、そのままにしておく手はありませぬ。
ようやくゲット。
こういったものは、
地域によって流通が違ったりしますからね。近隣のスーパーを見て回りましたが、出会えたときにはカンゲキ!
ストレート・タイプでした。
これがそのプロをして
「ショーゲキのまずさ」と言わしめた逸品。ストレートならば、濃い薄いの責任問題は我々にはありませぬ。濃縮タイプだと手違いも生じますからね。
味に影響を及ぼさない程度のトッピングを。
ネギと茹でキャベツ。
果たしてお味は...!?
まずいもの探検隊長テーホーを満足させる「まずさ」ではありませんでしたが、何となくハッキリしない感じの味かしらねぇ。まぁ、そのセンセも「ショーゲキの~」と言うからには、相当な味覚を持った方なのでしょう。訴えかけるようなストレートな味ではありませんが、そんな「ショーゲキ」的なまずいものではないと、まずいものを追求、研究しているテーホーは思いました。
そもそも味覚というのは、主体性以外の何ものでもありません。「コレ、美味しいけど嫌い」なんて聞いたことあります?またはご自身で言ったコトあります?そこで「美味しい、不味い」「好き、嫌い」をきちんと区別して判断出来るんでしょうか。食べた人の口に合わなければもうアウト。
と言いつつ、実はその逆は大いにあり得まする。「コレ、たいして美味しくはないけど、好き」というのは結構いるはず。そもそもアタシが探検隊をやっているのも、主旨はそこです。ま、そのセンセがどれだけまずいものに接しているか知りませんが、今回の商品を「ショーゲキのまずさ」なんて言っているようでは、アンタにとって世の中の美味しいものなんて、ほんのチョットだね、かわいそー。って感じですわ。
ちなみに音楽においては、「この人の演奏、上手いけど、好きになれない」ってのはフツーにあります。通常「上手い」というのは、「ミスがない」とか、楽器によっては「音程が良い」とか、「指がよく回って速いフレーズを奏でている」とか、そういう目に見える、いや耳に聞こえる部分ではっきりしていますからね。
そしてその逆も。「たいして上手くはないんだけど、イイ!」。いわゆる「下手ウマ」。アタシも頑張らねば!
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魚介と豚骨合わせのストレートスープが不味いわけがない、って思ってしまいました(笑) 単純すぎですか(^-^;
味覚も音楽も共通しているというか似てるところは、「好み」と「第一印象(インスピレーション)」ではないかなと個人的に思います。
私はどの楽器でも、「音」です。。。次に音楽性とかテクニックとかアドリブとか。音の微妙な変化やアレンジは今日は変えてきたな。とか思いながら聴いてたりする方もいます。
ていほうさんの特にアレンジ大好きです。解説を読まずに聴いてこの曲、いいな。って思うのはていほうさんアレンジだったり実はします。すみません、この場をかりて告白してしまいました。
いつも食べ物ネタばかりに食い付いてるものですから食いしん坊とは思われませぬように、、、。
長文、失礼しました。。。
投稿: お染。 | 2013年7月29日 (月) 17時03分
> お染。さん
ちなみに検証した人は3人。その「ショーゲキの~」発言した人以外は、そんなに悪い事は言っていませんでしたが。
お染。さんのように、楽器をやられる方にとっては、編曲の妙というのは醍醐味でしょう。そういう人達のおかげで、我々の仕事が認められています。
投稿: ていほう | 2013年7月30日 (火) 22時26分