« 出世結び | トップページ | 頂きましたが... »

2013年12月 1日 (日)

土浦交響楽団第67回定期演奏会

 テーホーが高校2年生のときから所属する土浦交響楽団。定期演奏会も67回目を迎え、今回は久しぶりにバンダ(金管楽器群の別働隊)も加わり、大変大がかりなものでした。

Tso67th03 その1つがコレ。

見ればフツーの大太鼓ですが、

今回演奏した荘厳序曲「1812」は、

1812年のナポレオンのロシア遠征を表現した曲。ロシア軍はナポレオン軍を撃退するのですが、その大砲がこの大太鼓。演奏によっては、本当の大砲(もちろん空砲)を使ったりするものもあって、とてもイベント色の濃い曲です。今回の我らが砲撃手は、キャノン畑澤という女子! まるで女子プロレスラーみたいな名前...。

Tso67th01 実は少し前から思っていたのですが、

この築44年の土浦市民会館。

近年響きが変わってきた印象があり、

決して残響があるわけではないのに、豊かな響きを感じさせるものでした。聞くところによると、見ての通り(内部は)木造のつくりで、これらの木が長い年月をかけて乾燥。そうなると確かに響きも変わりまする。Violinなどの弦楽器も全く同じ事です。

 最近、市民会館を建て替える場合の意見を吸い上げるアンケートがありましたが、逆に内部をこのまま残すのも選択肢の1つかも知れませぬ。欧州の名だたるホールのように。確かに新たに立て直し、残響をあるホールを作る事は出来ると思いますが、現時点で44年の歳月という、金では買えない熟成を得ています。今後更に熟成させたらどうなるかをみてみたい気もしますね。

Tso67th02 さて我々低音軍団。

1人出演出来なかった団員がいましたが、

エキストラ(賛助)の投入無しで、

6人が勢揃い。尤もこれ以上増えたら、演奏スペースが無いのですが...。

 実はテーホー、メイン・プログラムのBeethoven「Symphony No.3」では、最低弦のチューニングをD(レ)まで下ろしました。通常はE(ミ)までなのですが、この曲はその下の音も出てくるのです。エキストラを呼んでいたときは、その方が低い音の出る楽器、五弦のContrabassを持ってきて下さったりしていたのですが、今回は誰もそういった楽器を持っていないので、アタシがその役に。

 つまりこの数十名のオーケストラで、一番低い音を出していたのですが、演奏者、お客さんも含めて、果たしてどれだけのヒトが、それを感じていたか...。

Tso67th04 最後にトピックス。

バンダのTrombone奏者が、

我らがマエストロとクリソツ。

この髪のサラサラ具合! 昔このマエストロへの質問で、「なんでそんなに髪がサラサラなんですか?シャンプーはなんですか?」と、アンケートに書かれた事がありました。そしてこの彼も、そのサラサラ・ヘアーの秘訣を披露。その驚くべき処置とは...!?

« 出世結び | トップページ | 頂きましたが... »

我が街“茨城”」カテゴリの記事

コメント

そんなことをアンケートに書く方がいらっしゃるんですか?しばらく笑いが止まりませんでした(^^ゞ

一番近くで弾いていた1人なのに最低弦の音知らんかった。。。。

写真のアングル、さすがテーホーさん。楽しかったですね。

いよいよ次回は、ブル7なんですよね。
チューバ吹きにとっては、この上なく楽しみな曲目です。
お小遣い制の今、諸手を挙げて、聴きに行きます!と言えない自分が情けない。。。

しかも翌日は確か地元でコンサートの本番。順番で行けば司会者になるかもしれないから、今回も諦めなければいけないかも。。。(泣)

演奏会お疲れさまでした。私もアンコールの一曲だけとか、ベートーヴェンの交響曲第7番の第四楽章だけとかはE線をDに下げますが、交響曲の全曲、特に長大なエロイカの全楽章をDに下げるのはあまりにチャレンジングで、やったことありません。これをやると他の弦の間が4度なのにA線とE線改めD線の間だけが5度になるためにポジションの関係がそこだけ崩れ、「あ一つ上押さえなきゃ!」とアタマ使わないと弾けなくなります。その辺をさらっとやってのけるあたり、さすがはマルチプレーヤー啼鵬!(もっとも譜面は下のEsなりDなりが書いてあるのを4弦コントラバスではその音だけオクターブ上げて弾くわけで、それもアタマ使うっちゃ使うんですけどね・・・)
ほとんどのお客様はE線改めD線楽器の存在には気づいていないと思いますが、それでもなんとなく豊かな低音を感じ取っていただけていたのではないかと思います。1本だけだと音量も音質も全然たいしたことないバスリコーダーやコントラバスリコーダーがアンサンブルの中ではちゃんと聞こえるように、たとえ1本だけでも低い音が鳴っていると、倍音の構成の中で低い音の響きが感じられるはずです。ありがとうございました。

ところで、ご自分では書いていらっしゃらないのをここでさり気なくバラシちゃいますが(笑)
昼食後に白ワイシャツ・黒上下・黒蝶タイの本番衣装に着替えていた時のこと、啼鵬氏持参のワイシャツは何と半袖!さすがは「半袖の啼鵬」だと感じ入った次第です。さすがにその上に着る黒の上着は長袖でしたが。

> クミコさん
 実は他にも「リンスはしますか?」とか「触ってもいいですか」と書かれていました。そして次の演奏会で、その回答をロビーに張り出したのです。
 マエストロは芸大附属高校時代から、この髪型を変えていません!

> HIROKOさん
 お疲れ様でした。とても充実した演奏会でしたね。
 義姉もカメラマン、母方の叔父も写真屋。アングルに凝るのは性ですね。

> 語る会さん
 1997年以来取り上げるBrucknerです。実は前プロのHaydnも特記事項で、この日を待ちわびていた団員がいました。1983年以来取り上げるHaydn。こちらも聞き所ですね。

> ほーほさん
 お疲れ様でした。更に低い音を出したがるのは真のBass弾き近付いた証拠でしょうか。「1812」では旋律も出てきましたし、Beethovenでは最低音も。密かにBassにとっても、充実したプロでしたね。
 そうそう、半袖事件。恐らくアタシが土響にのって以来、初めての珍事かと。面目ありませぬ。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 土浦交響楽団第67回定期演奏会:

« 出世結び | トップページ | 頂きましたが... »

2024年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
無料ブログはココログ