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2014年4月21日 (月)

ブルックナーはお好き

 かの有名なフランソワーズ・サガンの小説は「ブラームスはお好き」。話の内容として、ブラームスが深く絡むのではなく、登場人物の手紙の一文から、このタイトルになっているのですが、ドイツの言ってみれば国民的作曲家、ブラームスだからこそ、こういった小説のタイトルにもなり得るのでしょう。

Tsostringsecp テーホーは3月の渡米直後から、

ようやくオーケストラの練習に本腰を。

今回我が土浦交響楽団が取り上げる作品は、

ブルックナー「交響曲第7番」。9番まである交響曲の中では、第4番と並ぶ人気曲で、言ってみればブルックナーの入門曲。

 このブルックナー、ブラームスとは同時代を生きた2人ですが(ブルックナーの方が先輩)、ある意味対極にあった作曲家。先の話題で言えば、おおよそ「ブルックナーはお好き」なんて、小説のタイトルにした日には、かなりスゴイ小説になりそうな感じ。

 このブルックナーの音楽を好きな人は、もはやファンなどではなく信奉者の域。ちなみにその信奉者の九分九厘は男性。「あたしブルックナー好き」なんて女子は、ごくごく限られた人。アタシも40年の人生で、そんなブルックナー女子は2人しか会った事がありませぬ(しかも1人は多分エセ!)。

 また彼の曲は演奏者を選ぶのも知られた事実。能力のある指揮者だからと言って、ブルックナーを名演しうるかというと、そうでもない。いや、全然逆で、ブルックナーしか振れません、なんて不器用な指揮者の方が、超の字が付く名演を成し得ます。

 テーホーの身近なところには、信奉者の中の信奉者がおりまする。Bandoneon奏者の小松亮太君。彼は信奉者の中にあっても群を抜いてのブルックナー男子。まぁ、想像がつくと思いますが、彼の専門としているアルゼンチン・タンゴは、「ブルックナーかブラームスか?」と問われれば、絶対ブラームスなワケで、小松君をみていると、職業的な部分と自身の好みとを、全く切り離してデキる、真のプロフェッショナルを感じまする。

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コメント

ブルックナー男子などと名乗るほどではありませんが、ブルックナーは好きな作曲家の一人ですよ。
自宅のCDラックも、三大B(私の場合、ブラームス・ブルックナー・バルトーク)が幅を利かせてますからね。

確かに、ブルックナー女子っていませんよね。というか、ブルックナー自体、つい20年くらい前までは、某レコード雑誌で苦手な作曲家第1位を何度となく取っていた、不動の作曲家ですからね。
私も昔は聴かなかったけれど、そこまで嫌われているならどれほどのものかと聴き始めてから嵌りました。それも近年、朝比奈隆、ギュンター・ヴァント、セルジュ・チェリビダッケといった指揮者が、世に広めた功績は計り知れないと思います。(残念ながら、3人とも鬼籍に入ってしまわれましたが・・・)

九分九厘といえば、かつて最後の来日公演となったギュンター・ヴァントの演奏会では、ほとんどのお客様が男性客。何が凄いって、女子トイレが空いていて、男子トイレが長蛇の列になっていました。並んでいた後方からは「早く出てくれないと、演奏会が始まっちゃうだろ!」などという罵声も飛ぶほど、ものものしい雰囲気だったのが懐かしく感じます。

ところで、この演奏会のパンフレットを保管していて、私の地元で開かれていた音楽祭で、当時出演していたメンバー何名かとお会いすることが出来て話をしたら、ヴァントの写真を見て「Oh!ヴァント!!」と言って、喜んでいました。
プロである演奏家から、これだけ興奮を受けて蘇ることが出来る指揮者って、やはり凄いなあと改めて感心した次第でした。(勿論、サインは一通りしてもらったのは、言うまでもありません。)

> 語る会さん
 実はそのヴァント公演のトイレ談義。以前記事にしました。2012年6月5日です。お時間があるときにでも、ご一読下さい。
 ちなみに私の知るブルックナー女子。「あんな母性本能をくすぐる音楽はありません」と。男性には絶対に分からない視点からのアプローチ。彼女こそ真のブルックナー女子です。

あはは。
記事読みました。
いや、本当に懐かしいです。

この演奏会、本当に取れるか不安だったので、一緒に行く3人が別々に電話して、取れたらそれぞれの携帯に知らせるという手段をとったのですが、友人から「取れた!」と電話があって、聴きに行かせていただいた公演です。

チェリビダッケは残念ながら、生で聴く機会に恵まれませんでしたが、この演奏会が取れたのは幸運でした。

会場が思ったより狭くて、音が飽和状態になってしまったのが、少々残念というのが正直な感想ですが、確かにブルックナー演奏のベスト3に入れてもおかしくない演奏会でしたよ。私が雑誌記者か新聞記者なら、きっとこういうタイトルにしたと思います。

「完成された未完成」

> 語る会さん
 チェリビダッケは大学に来て授業をしたのを、少し聴講しました。チャイ5の冒頭部分をとても長い時間をかけてやっていました。当時まだその価値を分かっていなかった私は、最後まで聴講する事はありませんでした。タイムマシーンで遡って、叱りたいくらいですよ。

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