パン屋ハシゴ【埼玉編】
第二次ベビーブームで生まれた啼鵬の世代。我々がガキの頃は、ラーメンの専門店は少なく、中華屋さんや大衆食堂の中の1メニュー。それが今では系譜がきちんとしている専門店から、オリジナルまで多種多様。
同じような事がパン屋にも言えます。昔のパン屋の多くは、大手製パンの看板を掲げ、その商品を売る店。もちろん店舗で焼く自家製もあったでしょうが、今と比べれば、明らかに状況が違いまする。
アイディア勝負の「町のパン屋さん」と、製法はもちろん、粉もこだわり、欧州のハイクォリティなパンを提供する店とでは、パン素人のテーホーが食べても違いが分かりまする。
今年のGWは前半、葉加瀬太郎さんのアルバム制作に携わったので、後半はパン屋巡りを。今回は少し足を伸ばし、埼玉県の2軒。
よくテレビに出る有名な街道から、
ちょっと路地に入ったところにあります。
GWの朝イチというビミョーな日時に訪れたので、お客さんはそんなにはいませんでしたが、以前訪れたときは、外にも行列。そう言えばN.Y.で共演した川越高校。この近くですね。彼らもここのパン、食べているかしら。
幸手市と言えば数年前、
我が茨城県の五霞町との越境合併が話題に。
結局合併は実現しませんでしたが、つまりは埼玉と茨城の県境にある市。この日もつくばナンバーの車が買いに来ていました。
このお店、開店時間から1時間ほどして着きましたが、パッと見の品数の少なさに驚きました。しかしそれは元々乏しいのではなく、時間によって焼き上がる種類が変わってくるもの。なので1日で考えれば、結構な数の種類を焼いているとは思います。
まぁ、それは1日中焼いている普通のパン屋さんならばそうなのですが、ここはその店の雰囲気からも、最も職人的な部分を感じました。それはもはや単なる買い物ではありませぬ。「○○パンを買いにこの店に行く」のではなく、「この店のパンが食べたいから行く」「行ったら並んでいるものを選ぶ」といった、パンを発信するアーティストといった感じ!?
ちなみに今回行った2軒に共通する事。それは両店舗とも狭く、小さな店だという事。つまりクォリティを追い求めれば、自ずと規模は小さくなっていくもの。ハイクォリティを大量生産など、個人経営の出来るものではありませぬ。
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