追悼:Horace Silver
また1人、Jazz Giantが旅立たれました。Jazz愛好家ならば必ず聞いている、Funky Jazzの代名詞のようなアーティスト、Horace Silver氏。
彼がJazz Messengersの初代Pianistというのは、
ファンの間ではお馴染みですが、
その後JMが「Moanin」でジャンルを越えての大ヒットを飛ばすにあたり、
その時には既にメンバーではなかったので、一般的な知名度はあまり無かったかも知れませぬ。また彼もFunky Jazz全盛期の寵児のような存在。その1950~60年代を過ぎると、日本での影も薄くなっていったのも事実。
この写真のアルバムでは、啼鵬の大好きなTrumpet奏者、Kenny Dorhamと共演していますが、「今もっとも過小評価されているミュージシャンは?」という質問に対して、Siliver氏が「Kenny Dorhamだ」と答えた事があったそうです。啼鵬にとっては、自分の大好きなミュージシャンをそうやって言ってくれる人がいる、という部分で、ずっと心に残っていました。そのDorhamが亡くなったのは1972年。享年48歳。4つ年下のHorace Silverは、もしかすると彼に尊敬の念を抱いていたのかも知れません。
あの世で再会した2人は、またSessionをしていることでしょう。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
« 鹿島臨海鉄道大洗鹿島線:新鉾田駅 | トップページ | 元気と希望の下小フェス »
「音楽」カテゴリの記事
- 愛知から山形へ(2024.08.31)
- Torta Frita旗揚げ公演(2024.08.30)
- 牛渡克之ユーフォニアムリサイタル Vol.15(2024.08.24)
- リサイタル Vol.15に向けて(2024.08.19)
コメント