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2015年5月11日 (月)

NAOTO君の曲集2

 2011年に出版されたNAOTO君の曲集(2011年6月4日参照)の続編です。

Naotoduo2勿論ウリは、

現在放送中のNHK「スタジオパークからこんにちは」の

テーマ曲「HIRUKAZE」が入っているコト!

なんですが、

実はさりげなく凄い本になっています。

 今回はオリジナル作品の他に、「チャルダッシュ」や「調和の霊感」といった、音楽史に残る曲をNAOTOバージョンで出版しています。これがどれほど「スゴイ」事なのか、その凄さを説明するに、なかなか言葉が見つかりませんが、例えば協奏曲やソナタなど、そういった曲の校訂は、然るべき奏者や学者さんがやります。それらは海外の有名出版社からでています。

 例を挙げるとメンデルスゾーンの「ヴァイオリン協奏曲 ホ短調」。通称メンコン。ブライトコプフ・ウント・ヘルテル社から出ているのは、イーゴリ・オイストラフの校訂・編曲。カール・フィッシャー社のは、レオポルト・アウアー。ペータース社のはカール・フレッシュ。と、ほんの一部ですが、有名曲ともなると、何人もの人のバージョンが出ているワケ。

 ちなみに今回NAOTO版で出している「調和の霊感 作品3の8」は、オイレンブルグ/ブライトコプフだと、ホグウッド先生が校訂・編曲。

 クリストファー・ホグウッド。日本ではNHK交響楽団も指揮しているので、指揮者として有名でしょうか。編曲作品も多く出版されていますが、音楽学者のイメージも強い方。アタシが指導している団体が、先生の編曲されたハイドンの交響曲を取り上げたことがあり、スコアを吟味した事がありました。

 そういうのと肩を並べてんのよ、NAOTO君の曲集。分かってんのかなぁ、金髪センセ。

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コメント

まじ!?買おうかな。


ホグウッドといえばエンシェント室内管弦楽団。高校時代よく聴いてました。軍隊所属でしたので。

> 組長さん
 1もそうですが、いわゆる「使える」楽譜です。よくありがちな、初心者向けの簡易なもので、中級者以上が弾くと、「簡単だけど演奏会本番にはねぇ...」というものではありません。
 葉加瀬さんの曲集もそうですが、出版社側にとっては「初心者向け」が一番数が出るわけで、このクラスの本を出版するというのは、ある意味脱帽ですよ。

いいえ、わかっておりません。

どころか、いつも弾いてると思えるものを書き起こしただけです。
これもひとえに、あなたのおかげですよ。

> ぽっぱぁさんさん
 ぎゃ!ハート・マーク!!
 アタシなんざぁ、何のお役にも立てておりませぬ。もっと精進せねば。

・・・なんだか 面白い会話(^^

> kazemaiさん
 NAOTO君は関西人なので、アタシは彼の波長に付いて行くのが精一杯なのですよ。

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