Out of the Standard with Strings
結成して16年を越えたOut of the Standard。4月には東北ツアーを敢行。今回は勢い余って弦楽合奏をゲストに新作初演!
果たして実現するのか、
少々不安でしたが、
弦楽合奏団弓組も組員の大半が参加出来、会場も確保。
とまぁ、ここまでは事務仕事なのですが、作曲家にとっては、一番肝心の創作作業。お客さんにとっては演奏会に行けば「新曲が聴ける」という、ごく当たり前の事が、歴史的には覆される事も...。
アタシも聞きに行ったコンサートの新曲初演で、「本日の○○○○氏の新曲は、都合により演奏されません」という立て看板を見た事がありまする。そう、つまりは完成しなかった、もしくは完成しても、初演の舞台にのせられる状態に出来なかった。作曲家にとっては一番の悪夢です。
リハーサルも順調に進み、
曲が形になりました。
初演をして下さったEuphonium奏者牛渡克之さん、そして弓組の面々に感謝です。あとはこの曲が、「ユーフォニアム協奏曲」というジャンルで、一人歩きしてくれるかどうか。
世界初演という歴史的瞬間に
立ち会って下さいましたお客様方、
誠に有り難うございました。そして会場を提供して下さったMT Milly'sと、そのスタッフの皆様にも感謝を込めて。
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お疲れ様でした。いやー、聴きに行って良かったです。とっても素敵な演奏会でした。特に普段ソロを聴くことのないユーフォニウムに感動しました。世界初演が終わった直後隣のUさんに、「この曲がユーフォニウム協奏曲の定番になるといいね」と言ったのでした。しかし、世界初演の協奏曲をビール飲みながら最前列で聴くという、これも人生初の経験でした。ありがとうございました!
投稿: HIROKO | 2015年10月 4日 (日) 07時41分
お疲れさまでした。
ひとまず、ほっとしました。
誰も弾いたことのない曲をメンバー全員で一から作り上げる…という経験を重ねることで、少しずつですが、弓組もよい方向に殻を破り始めたかな…と。
ここからですね。次はぜひ、弓組の定期公演で再演を!
投稿: 組長 | 2015年10月 4日 (日) 11時46分
新曲初演 ご成功おめでとうございます。
私にとって バンドネオン ユーフォニアム サックスという編成の演奏を聴くのも初めて、ユーフォニアムのソロを聴くのも初めてだったのですが 啼鵬さんの作曲家や曲の背景の分かりやすい説明のおかげで演奏が心にすっと入りました。
素敵なライブをありがとうございました。
投稿: mi | 2015年10月 4日 (日) 21時58分
> HIROKOさん
ご来場、有り難うございました。初演とビール。これは他に類のないものではないでしょうか。どうやら技術的には高校生の上級者でも演奏出来るようです。若い人の間でも広まって欲しいですね。
> 組長さん
ホント、お疲れ様でした。啼鵬のガチンコClassic作品を、弓組で初演出来るとは、嬉しい限り。そして是非、再演しましょう。
Glazunovは弓組の成長と、底力をみた気がしました。取り組んで良かったです。
> miさん
ご来場有り難うございました。曲の背景を知ると、聞く楽しみが倍増します。私が音楽監督やリーダーを務める団体だと、MCはいつもそんな感じですね。
世界初演の生き証人になって下さり、有り難うございました。
投稿: ていほう | 2015年10月 4日 (日) 22時18分