南米音楽同士
話が前後します。8月最後の週末は、ライブ3デイズでした。Yaeさんとの天現寺が2デイズで(2016年8月26日参照)、久しぶりのていすけ(2016年8月28日参照)。その天現寺の2日目。
初めて共演させて頂く方でした。
お名前は割と昔から存じ上げていたのですが。
木下尊惇さん。フォルクローレ演奏家。GuitarやCharangoの名手ですが、何と言っても歌が素晴らしい。
ボリビアに長くお住まいだった事も。
もはや木下さんの奏でるフォルクローレは、
作られたものではなく、フォルクローレを体現しているものに感じます。
啼鵬にとってのフォルクローレは、身近にいるケーナ奏者の渡辺大輔さん。彼との共演で、色々教えてもらいました。私の専門であるTangoと、同じ南米音楽にも関わらず、全く対照的とも言えるフォルクローレ。その自然体の音楽に触れたときに、テクニックや音楽性、表現など、音楽の表面的な部分のみを追い求めがちな自分に気付かされたものです。
楽器をたくさん練習し、勉強して知識を身につけ、感性を磨いて...なんてやっていると、大事なものを置き去りにして進んでしまう。木下さんのフォルクローレに触れ、改めて気付かされた天現寺の夜でした。
« 久しぶりのていすけ | トップページ | 木下尊惇さんのCharango »
「音楽」カテゴリの記事
- 愛知から山形へ(2024.08.31)
- Torta Frita旗揚げ公演(2024.08.30)
- 牛渡克之ユーフォニアムリサイタル Vol.15(2024.08.24)
- リサイタル Vol.15に向けて(2024.08.19)
コメント