桑田穣バッハ無伴奏ソナタ・パルティータ全曲演奏会
我が師匠の息子さんなので仲良くさせて頂いておりますが、そういったつながりでも無かったら、全く雲の上の人です。国立音大を首席で卒業。ウィーンに留学して、巨匠ミルシティンのマスタークラスを受けるなどの研鑽を積み、帰国後は第一線で活躍。その守備範囲の広さは圧倒的。恐らく日本国民で、彼の音を聴いた事の無い人はいないのでは?というくらい、浸透しております。我ら弦楽合奏団弓組にも、ゲスト・トップスターとして参加して頂きました(2017年1月29日参照)。
なんと6曲あるJ.S.Bachの無伴奏作品を、
一気に全曲演奏するという、
スゴイ企画。
Celloにも無伴奏曲は6曲あって、
そちらは割と全曲演奏会はやられているかと。
しかしViolinだと、あまり見かけないわね。其れがつくばで聴けるなんぞ、夢のようです。
会場はバッハの森。
アタシが子どもの頃からあるのですが、
行くのは今回が初めて。
SoloやDuo規模のコンサートには、
丁度良い大きさのホールでした。
それにしてもソナタ3曲とパルティータ3曲。テーホーもViolinをたしなむ身なので、その中の何曲かはやった事がありますが、それらを1回のコンサートで全部弾くなど、大変なエネルギーを要します。
ご本人曰く、6曲通し練習を700回やったそうで。3年半かけて。其れで自信がついた、と仰っていますが、100回でも十分自信はつくのでは? いやはやジョーさん、チョーストイックです。
ちなみにこの頃の国立音大は、デキる人達が揃っていて、ジョーさんの同期にはアタシが尊敬する高校教師、毎年Sonor Clarinet Ensembleの指揮をされる先生もいらっしゃいます。
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私も前の会社の近くで噂は聞いていたけど、初めて行きました。木の香りがまだしていて、小ぶりなパイプオルガンもあって素敵でしたね。
いやー、演奏感動しましたよ。本当にあれだけを一回の演奏会でやるとは。ただ、聴き方も結構集中して聴いたので、なんか疲れましたけど。
投稿: HIROKO | 2017年11月 4日 (土) 06時22分
> HIROKOさん
たった1人の奏でる、1つの楽器の音。最もシンプルな演奏会。故に聞き手の集中力は演奏家と同じくらいではないでしょうか。文字通り、会場が一体となった演奏会でしたね。
投稿: ていほう | 2017年11月 4日 (土) 09時25分