OTSレコ発ツアー・ピアノ紀行【ドルチェ名古屋】
今回のOTSレコ発ツアー、不思議な事に2回として同じPianoを弾いておりません。千秋楽の名古屋も、中日DACと同じSteinway & Sonsながら、こちらはA-188。と言いつつ、DACで弾いたO-188との明確な違いもあるのでしょうけど、アタシもそこまで詳しくはありませぬ。
かなり特別なチューニングが施されておりました。
Keyboard奏者ならば分かるのですが、
「スプリット(Split)」という機能。どこかのポイントで音色を分けるもので、このPianoもまるでそうでした。低音部はガツンとくる堅めの音色とパワー。高音部はまるでキャラクターの違う楽器をくっつけたかのような、繊細なタッチ。そのスプリット・ポイントは明確に分かり、当然意図的にそうチューニングされたものでしょう。
思うに金管楽器、それも中低音の伴奏仕様という感じ。実は今回啼鵬、ここのホールにはPianoの調律を頼んでおりませぬ。最後に使ったのが割りと直前と聞いておりますので。そのときの最後のチューニングがそういう注文だったのかと思われます。
もし次に訪れたときには、違うチューニングになっているのかと思いますが、Out of The Standardにとっては、偶然にも好都合だったチューニング。やはりEuphonium相手だと、啼鵬クラスのピアニストの低音は聞こえませぬ。そういった運にも恵まれ、成功裏に終わったOut of The Standardのレコ発ツアーでした。
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