Music☆Star Mandolin Orchestra第13回定期演奏会
2019年はやたら委嘱作品が多く、平成最後から令和にかけて初演されておりまする。
今回のMusic☆Star Mandolin Orchestraからの委嘱作品は、「Symphonietta」と題した作品。訳せば「小交響曲」。作曲家としては交響曲とオペラは夢と思っている啼鵬。その1つを小規模ながら書き上げた次第。3楽章制で2楽章には「子守歌」、3楽章には「ジプシー」と副題も付けております。
じゃ、作曲を何十年とやっていて、交響曲を書いた事がないのか?という問いもごもっとも。まぁ、そーなんですよ、日本を代表する作曲家、西村朗先生によれば「交響曲とは...-そう聞いただけで、背筋がひどく真っ直ぐに伸びてしまうもの」と。正にそうです、センセ。交響曲なんぞ、そう簡単に書けるもんじゃぁ、ありやせん。色々な意味で。
更に吉松隆氏によれば「さあ、きみも交響曲を書いてビンボーになろう!」とな。ま、商業的な部分とは全く大局的にあるものなので、おおよそ交響曲で大儲けした話なんぞ、聞いた事がありませぬ。
そして拙作「Symphonietta」は世界初演を、マエストロ浜田敏雄氏により無事終えました。アタシも別な紙面で書いたのですが、新作初演でイチバン危険なのは、作曲者だけが満足しているケース。今まで何度見てきたことか。書いた本人だけチョー盛り上がって、演奏者は目がバツ、聴衆に至っては目が点、みたいな...。今回はどうだったのかしらねぇ。
あとは、こうして生み出された作品、今後どうするのか。是非とも多くの演奏家に育てていって欲しいものです。エムスタの皆さん、世界初演の大役、お疲れ様でした。
« エムスタ委嘱作品世界初演に向けて | トップページ | エムスタ啼鵬賞 »
「音楽」カテゴリの記事
- 愛知から山形へ(2024.08.31)
- Torta Frita旗揚げ公演(2024.08.30)
- 牛渡克之ユーフォニアムリサイタル Vol.15(2024.08.24)
- リサイタル Vol.15に向けて(2024.08.19)
話題にするのはタブーかもしれませんが、「ヒロシマ」はあの“問題”が発覚するまでは、かなり大儲けできたんじゃないんですか?(笑)
投稿: 語る会 | 2019年10月22日 (火) 14時14分
客席から見ると壮観ですね。これが全部ギタマンなの?って、思わず見入ってしまいました。
やはり、東京はいいなあ。こんな面白そうなモノは、田舎ではまず聴けないし、やらないし…。
あ、でも今度村治姉弟が来るんだとか。でも、行けなくて残念。
投稿: 語る会 | 2019年10月22日 (火) 14時17分
> 語る会さん
稀に商業ベースに乗る「交響曲」もありますな。恐らく多くは有名指揮者が振り、ドラマで扱われるとか。
東京はそもそも人口が多いので、様々なコンサートが目白押しです。
ギタマンで言えば、長野県は凄く盛んな地域です。逆に茨城だとあまり...。
投稿: ていほう | 2019年10月22日 (火) 21時34分