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2019年12月19日 (木)

受け継ぐ弦楽

 今年も高校生達の弦楽合奏指導が終わりました。最終指導の日には、今後の弦楽合奏のあり方について話し合い...って、大袈裟ですが、要は今後どうやって部員を確保するか。まぁ、この少子化時代、どの分野でも同じかと思いますが、それでも弦楽は吹奏楽に比べると、敷居が高いと思われているかと。

Kigakukangen2019c ただ、我ら茨城高文連の弦楽合奏。最近はひと頃に比べると、遥かに多くて、会場も大きめの場所を借りるくらいに(2018年10月22日参照)。この日も土浦一高、並木中等、勝田高校、下妻一高の合同で、60名近い大合奏。しかしいつまでもこの隆盛に胡座をかくワケにはいきませぬ。

 我々指導者がやるべき事は、一般的な合奏指導は元より、歴史ある弦楽合奏という形態の魅力、可能性、そして其れを通して得られる喜び。ある意味、将来ある子達を教えるって、最もムズカシイ。何を残してあげられるかしら。

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コメント

うーん、考えさせられます。
人が多いだけでも羨ましいのに、それに胡坐をかかないという宣言、そして未来への提言…。こういったものが合わさって、一つの伝統というか文化が熟成されていくのだと思います。

翻って、我が地域の音楽事情は…。
一番いけないのは、大人がやりたいように進めてしまうことだと思うのです。常に子どもの目線というか、常にビギナーの目線を忘れてはいけないのです。自分たちは、大人ゆえにどんどん情報を吸収しますが、初めて受講する子どもにとっては、そこがスタートラインだということを忘れてしまっては、音楽の授業と変わらなくなってしまうのではないかと思います。

私自身、音楽を好きになったのは、父が歌が好きだったから(まあ、演歌や軍歌でしたが…)、決して音楽の授業で好きになったわけではありません。(だからクラシックは、高校時代のあの先生に出会って、初めて開眼したのですし…)
そういったことから、一線を画さないと、音楽って好きになれないのじゃないのかなと感じます。(音楽だけでなく、趣味全般がそういうことだと思うのですが…。)
でも、しっかりしたプロとかの養成や厳しさや難しさ、そして面白さを感じることで、個々の思いが熟成されていくというのが、私の持論です。

そろそろ、地元の音楽界にも復帰してみたくなりました。数年、休んでいて、今更何を言っているのかというような空気が流れるようでは、もうおしまいという感じがするのですが、どうでしょうかね?(長文で申し訳ありません。。。)

> 語る会さん
 高校生の合奏団なので、毎年メンバーは入れ替わります。なので安易に「それらしい」曲をローテーションも出来る訳ですが、それでは我々指導陣のマンネリにもつながります。選曲に関しては、毎回時間をかけて吟味しています。
 大袈裟でなく、ここに集う指導陣は、今後の生徒さん達の音楽人生を形成する土台を担っている、という自覚のもとに指導に当たっていますね。

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