奇跡の蕎麦
こう書くと秘境の耕地で育った蕎麦の実を、人間国宝級の蕎麦職人が打って...とか、そんなんじゃなくて、ありつけるのが「奇跡的」という感じの蕎麦屋でした。
何しろ初めて訪れたときは、駐車場が満車で諦めたほど。単に混んでいるお店、というのではなく、開店時間を待ち構えて、とか、お店を出た人を確認したタイミングとか、そういうレベルでないと入れない店です。
古民家、いや「古」がどれくらい古いのかは、定義が無いと思いますが、一般的に言う古民家、よりは新しいか。でも古い家には変わりありませぬ。言ってみれば日本に洋館が建ち始めたくらいの!?
ま、この日は前述通り、開店時間を待ち構えて入店。店員さんも心得ていて、「○番目に来られた、○色の車のお客様〜」と呼び出しを。そしてこの接客、アタシが経験した飲食店の中では、5本指に入るレベル。そう、お高いお店での接待も含めてですよ、機会は少なかったですが。
そして食べて納得、この蕎麦のクォリティならば、人気は出るわな。しかもお値段も高く無いし。よくあるんだよ、こそっと盛ってるだけで、何千円もとられる店。
でもやはり接客かなぁ。まるで高級レストランのコースを食べているような感じで、「(そろそろ)〜して欲しい...」というときに店員さんが現れる。注文をとるタイミング、食べ終えてからのデザートを盛ってくるタイミング等、見晴らしの良い店内ではないのに、正に「絶妙」と言うべき接客。トーゼン尖った物言いではありませんし、言い間違いはあるものの、来た客に食を楽しんでいってもらいたい、という気持ちが伝わってきました。
それにしても返す返す、入店出来た奇跡。我々が席に座るとあっと言う間に満席になり、後から来たお客さんを丁寧に断っていました。それも引切り無しに。
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