追悼:ミルバさん
イタリア人歌手、カンツォーネの女王と称されたMilvaさんが4月23日に亡くなられました。啼鵬はPiazzollaとの共演で知りましたが、その後まさか伴奏オーケストラに参加しようとは、夢にも思いませんでした。
その公演は奇しくも最近まで出演していた日生劇場の35周年記念企画。このBlogでも1度記事にしています。このときの出演者、経種廉彦氏が亡くなられたときに触れました(2014年7月18日参照)。
何しろ啼鵬が共演したアーティストの中で「世界的な」と形容詞が付けられる、数少ない方。いや、唯一かしら。日生劇場での演目はBrecht=Weillの「七つの大罪」。
公演は4日間(1998年11月21日~23日、25日)。そしてレセプションでは啼鵬、Bandoneonを持ち込み、Milvaさんとナニかやっては?という計画があったのですが...。予定がいきなり変更になり、レセプションは初日の公演後に。楽器を持ってきていなかったので、結局はご本人と少々会話を交わしたのみ。
自分はBandoneonを弾くのだと話すと、「だってアナタはピアニストじゃないの?」といったやりとり。写真にあるように、CDにもサインを頂き、「アナタの事は忘れないわ」と優しく頬を触って下さいました。思い出と共に、啼鵬の一生の宝物です。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
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