発刊:アルトサックス ピアソラ*コンサート・レパートリー
モノ書き啼鵬としては、出版物はさして多くありませんが、YAMAHAから出しているPiazzolla曲集は業界で最も使われているようで、有り難い限り。一時期絶版になっていたViolin版も復刊されて久しいですな(2013年10月21日参照)。
このViolin版とFlute版のPiazzolla曲集には、基になった編曲があって、それが日本を代表するSaxophone奏者、須川展也氏のレパートリーのもの。啼鵬のBandoneon奏者としてのキャリアは、この方との共演で始まりました。氏のアルバム「Cafe1930」に参加したのも大学2年生のとき。まぁ、アルバム・プロデューサーだった磯田健一郎氏は、よくも学生なんぞを大抜擢したものです。またこの出会いが啼鵬を映画の世界へと誘ってくれたのですが。
さて、その既刊の基となった編曲。つまりSaxophone版がようやく出版のはこびに。更に今までの版と違うのは、須川氏による演奏、伴奏の小柳美奈子氏によるカラオケの音源付き!
ちなみに冒頭で触れた通り「業界で最も使われている」楽譜。「使われている」というのも、初心者のレッスンじゃなくて、プロが演奏会、録音で使用するといったものなので、完全に中・上級者向けです。ま、内容を見れば、須川ファンの皆さんにはチョーお馴染みの曲ばかりですがね。
これまで氏のレパートリーで啼鵬編曲のものとしては、別の出版社から「アディオス・ノニーノ」、「想いの届く日」が出ていました。ソロ・コンテストで演奏するからと、レッスンをした事もありましたが、今後はこのYAMAHAからの出た曲も、コンテストで演奏するプレイヤーが出てくるかしら。
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「Cafe 1930」定期的に聴きたくなるCDです♪
個人的ランキングとして、須川さんのCDの中で1、2位を争うCD♫
須川さん好き、ピアソラ好き、啼鵬さん好きには、間違いないCD❤️
あ、1、2位、何と争うかって、もちろん「モリコーネ」です🤗
SAX吹かないけど、上級者じゃないけど、興味津々の楽譜達ですね〜🎶
クラリネットでも出してもらえません?😬
ちなみに、このCDでタンゴ物語を知り、クラリネットアンサンブル版のCD見つけて購入した後、調子に乗って、楽譜まで購入したのは私です。笑
難しすぎて吹けるわけもありませんが、楽譜見てCD聴くだけ、めっちゃゆっくり吹けるところを吹くだけで、充分幸せ感じてます✨
投稿: うさ(puri) | 2021年6月26日 (土) 11時58分
> うさ(puri)さん
有り難うございます。CDの発売に合わせてしらかわホールの演奏会など、懐かしい思い出もありますね。チラシには名前のクレジットが間違ってたり(笑)。
投稿: ていほう | 2021年6月27日 (日) 18時11分