ドームで練習
ドームと言えば今では野球場の方がイメージが湧きますか。建物の構造として、天井がドーム型だと、音が反射して恐ろしく響きます。その代表的な会場が、東京オペラシティの近江楽堂。長野リコーダー倶楽部の皆さんと出演した事がありましたが、その響きに驚愕。いつかあのようなドームで、楽器のソロ・リサイタルをしてみたいものです。
して、今回のドームは山形県は河北町。「かわきたまち」ではなく「かほくちょう」。どんがホールという施設。河北町と言えば冷たい肉そばや、スリッパで有名。
そのスリッパ。何も知らずに施設の玄関で靴から履き替えましたが、いきなり凝った刺繍のしてあるスリッパ。こりゃタダもんじゃない、と思ったら聞けばスリッパの街って言うじゃない! 生産量はもとより、そのブランド力も世界レベルだそうな。
おっと、また横道に。このドーム型のホール、例外なく響きが良いので、何だか自分達が上手くなった気分に。大事です。サックス日和も、いつかここで演奏会も悪くないかもね。
ちなみにこの場所、子どもの遊び場にもなるようで、壁の上部にゴム・ボールがハマってしまったのがそのまま...。
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近江楽堂の存在を初めて知りました。私、タケミツメモリアルしか入ったことないのですが、あそこでもフルオーケストラだと飽和状態になる感じがありました。ブルックナーの大音響が響きすぎて勿体ないと感じたことがあるくらいなので…。
何にしても日本の音響設計事務所の手腕には驚かされます。箱モノをバンバン作ったことが良いか悪いかは別にして、素晴らしい音響のあるホールを作っていただいたのは、クラシックファンとしては有難い限りです。
我が県にもドームっぽいホールがありました。一度だけ足を運んだことがありましたが、雨音がしっかり聞こえるほどのホールで、演奏者も苦笑いしていたことを思い出しました。まさか今でも雨音がするのかしら?改修するべきだよなと感じたのは言うまでもありません。
投稿: 語る会 | 2021年6月14日 (月) 09時17分
> 語る会さん
近江楽堂は私もこの共演のとき、初めて存在を知りました。何度も足を運んでいる施設だったのに...。
建築関係者から聞いた事がありますが、「同じものは作らない」のが基本だそうで、既にあるホールよりも良いものを、というスタンスらしいです。
なので似ているホールも、後から出来た方が何かしらの部分で優れているんだそうな。
投稿: ていほう | 2021年6月14日 (月) 14時07分
とは言っても出来てみないと判らないのが、コンサートホールの怖いところだと聞いたことがあります。
何分の1みたいなミニチュアホールを作るみたいですが(それだけでも何百万円もするんだとかって聞いたことがあります。)、それでも思い通りにならない場合もあるんだそうで…。
かつて地元のホールも音響設計の見直しで、反響板とかを変えたのですが、当時の会館の担当者に呼び出されて、今までのホールよりも音が良くなったか聞いてみてくれないかと頼まれたことがありました。(素人の分際で、おこがましいったらありゃしない話ですがね…)
投稿: 語る会 | 2021年6月16日 (水) 09時03分
> 語る会さん
其れ、例えば池袋の芸劇とか、出来た当初はクソミソに言われていました。私も学生時代にオケを聞きに行ったときは、音が飛びすぎて客席まで伝わらず、フワフワした音でしたよ。
語る会さん程の耳の持ち主であれば、私だって音響チェックに呼びたいくらいです。
投稿: ていほう | 2021年6月16日 (水) 09時34分
いやいや、私なんて所詮トウシローですから、どこまで追求できていたのかは、怪しいモノです。
確かに…東京芸劇の音響は酷かったです。
見た目だけよくて、音響最悪ってよく感じました。
何でもかつて大物指揮者を牛耳っていたCAMIの社長に言わせると、一番良い席はあの横に1列しかなさそうなバルコニー席が最良の席だとか…。それが音楽雑誌に出てからは、争奪戦が始まったというのを、後々知ることになりました。
でも再開後の芸劇は良くなったと噂を耳にしました。なかなか池袋での演奏会に行く機会が無くて、噂を確かめに行けてないのですがね…。
投稿: 語る会 | 2021年6月17日 (木) 09時07分
> 語る会さん
アタシの師匠などは「まずあの長いエスカレーターが良くない!」と仰っていました(笑)。
昨年聴きに行った新交響楽団で、リニューアル後の芸劇を聴いた事になりますが、良かったですよ。つまり駄目ホールでも、良くなる可能性があるって事ですか。
投稿: ていほう | 2021年6月17日 (木) 16時59分