タンゴデュオコンサート【北村聡&大柴拓】
最後に北村君の演奏を聴いたのは、2018年のことでした(2018年11月7日参照)。せっかく茨城県内での演奏。しかもコロナ禍で県の緊急事態宣言が発令中なので、県内施設は軒並み使用を制限。利用中止のところも。そんな中、笠間市のかさま歴史交流館井筒屋で開催。
北村君と言えば、師匠の小松亮太君をして「正確無比」と称された名手。今回もその技術の高さは去ることながら、なんと言ってもオリジナル作品が聴けた事は特記事項。
彼と初めて出会ったのは前世紀。啼鵬もまだ駆け出しで、彼も学生でしたか。それからメキメキと腕を上げて、様々なセッションに参加。アタシもなるべく聴きに行こうと思いつつも、なかなかスケジュールも合わず。それが今回、付き合いが始まって20年以上もして、ようやく彼の作品を聴く事が出来申した。
結局「タンゴデュオコンサート」としながらも、Tangoはアンコールも入れて5曲。彼ら2人のTango以外の可能性を引き出したコンサート。
Tango奏者世代で言うと北村君は、小松君や啼鵬の次世代。大柴君は更にその次の世代になる訳ですが、その新しさ、音楽性、明らかに時代が変わったな、と思わせるもので、これは日本のタンゴ・シーンを物語っているのでしょう。
さて、老兵には何が出来ますかネ。
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