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2021年9月 1日 (水)

85歳になるホール

 我らTrianguloの出演した(2021年8月29日参照)、山口県は宇部市にある渡辺翁記念会館。聞けばなんと、85歳になるというホール!

Ubetriangulo2021b いやはや、市制施行100年に加え、ホールも85歳になるとは、なんと歴史のある町でしょう。そして今回ステージの背景には、この丸い柱。今までのステージでは、あまり見かけませんでした。大抵は反響板かカーテンか。

 そして「古いホール」と聞くとデッドな会場が多く、演奏も苦労するのですが、この1300席あまりのホール、なかなか良く響き、演奏していても気持ちの良いものでした。

Ubetriangulo2021d そしてオマケ画像。我々男性陣の控え室。スタッフさんのセンスが素晴らしい! 我々の稼業、大小、新旧、様々なハコで演奏していますが、Trianguloの初山口公演は、とても思い出深い公演となりました。

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Tango」カテゴリの記事

コメント

宇部市と言えば、宇部興産を思い浮かべたのですが、渡辺翁氏とはやはり宇部興産の創業者でした。
当時から宇部興産は大々的な企業として名高いばかりでなく、演奏されたホールは渡辺翁氏の寄贈によるものだそうです。
しかも寄贈するにあたって、質の悪いモノを贈るのではなく、設計者は早稲田大学の音響学者の助言を得てホール建設に携わったそうです。
個人設計で名高いと言えば、サントリーホールがその先駆けかと思いきや、ずっとずっと前に(しかも戦前に!)このようなホールが出来ていたとは驚きの一言です。
ちなみに当ホールは、かの名ヴァイオリニストのユーディ・メニューイン氏がお気に入りのホールらしく、来日の際は当ホールを指名していたことで、その名が広まったのだそうです。

そういえば、先日コメントにも記入した、コントラバス奏者のゲーリー・カー氏も私が訪れたことのある茅ケ崎のホールをお気に入りだったらしく、時間さえ合えば指名していたのを思い出しました。

> 語る会さん
 そうなんですよ! どうやら海外の有名オケもよく来ていたらしいのです。逆にそういう人達の宿泊施設の確保に苦労されたとか。
 確かに80年以上も前にこのクォリティのホールは、大物アーティストのご指名を受けるだけの事はあるかと。

昔のホールを侮ってはいけませんね。
今じゃすっかり使われなくなったような気がしますが、東京の演奏会でオーケストラと言えば、昭和女子大学人見記念講堂での演奏会をよく目にしましたが、こちらも良い響きだったんですかね?

所謂、〇〇景気で盛り上がっていた頃に作った、政治家センセイの錦を飾るだけのためのハコモノこそが、今でいう負の遺産なのかもしれませんね。

そういえば宇部のホールは重要文化財にも指定されているそうですね。
私も結婚式は世界文化遺産の神社で挙げましたが、やはり気分がピリッとしますよね。(そういう気分だけかもしれませんが…)

> 語る会さん
 人見記念講堂!私もTangoのコンサートや、某音楽番組の収録で行きました。そう言えば最近、テレビでは見かけませんね。
 宇部市は市制施行100周年。歴史ある街は、文化に対する姿勢も違うのだと思います。

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