一等地に広告
新聞に演奏会の広告はよく出ますが、まさかこのスペース。
啼鵬も長らく新聞を読んでいますが、この欄にClassicの、しかも吹奏楽の演奏会広告がでているのは、初めて見たかも知れませぬ。見落としていたのか...。
そう、2021年は吹奏楽界の巨匠、アルフレッド・リードの生誕100年。どうもアタシらのギョーカイ、ピアソラ生誕100年の方が身近なので、見逃しておりやした。すんません。
リード先生は一時期、日本の音大でも教鞭を執られていましたので、直に教わった、または先生の指揮で演奏したという日本人、意外といらっしゃいます。残念ながらお会いした事はありませんが、先生の代表作「El Camino Real」を演奏させて頂いたのが、啼鵬にとってのファースト・リード!? しかもClarinet Ensemble版でしたが。
その後「アルメニアン・ダンス」を演奏する機会があったのですが、指揮者の音楽作りが平易、と言うか殆ど作り込まず、通し練習ばかりだったので、正直やっていてつまらんかったです。しかしその後、武蔵野音大の学生さんの演奏を聴き(2014年7月11日参照)、この曲の魅力を知るところとなりました。同時に指揮者によって、曲の魅力が半減どころか、地に落とすという、恐怖を認識。啼鵬も指揮をする場面はそこそこあり、自戒しなければなりませぬ。
ところでふと疑問。読売日本交響楽団が読売新聞に広告を出す場合、正規料金を払うんですかネ。
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確かに、地方の地元新聞とかではなく、大新聞社の広告としては、破格の扱いですよね?
ベルリン・フィルやウィーン・フィル、サイトウキネンでもやらないような…。
私の師匠は、基本的にはオーケストラアレンジの曲を好みますが、リードに関しては別らしく、どの世代でも冬場の練習にはもってこいだからと言って取り組んでいました。音の出しやすさや、感情移入しやすい点で、非常に優れた作曲家だという事のようです。
だからOBバンドを組んでも、リードをやらなかった世代は、なかなか珍しいのです。(もしかして、居なかったのでは…?)
有難いことに、学校の先生とは言えども、よく研究して指揮に臨んでおられるので、演奏そのものは現役時代は大変でしたが、OBになってからは楽しませていただきました。その先生も、来春で定年。何かしたいのですが、コロナは何とか治まらないのかなと感じます。
ところで、読売グループは知りませんが、私の取引先に某電機メーカーがありますが、そこは自社製品であっても、ちゃんと商社ルートで購入しています。蛍光管1本でも購入するんだから、ある意味真面目だなと感心してしまいます。
投稿: 語る会 | 2021年10月11日 (月) 11時05分
> 語る会さん
私も初めてお会いしたときから、凄い人が地方にはいるもんだと思っていました、語る会さんのお師匠さん。私も尊敬の念が絶えません。
先生も定年ですか。私も何らかの形でお祝いしたいものです。
投稿: ていほう | 2021年10月11日 (月) 12時29分