会場下見と丼皿
歌手や演奏家、パフォーマーはプロ、アマ問わず、その場を求めておりまする。例え満足のいく場を定番として持っていたとしても、あそこでもやってみたい、ここでもやってみたい、と冒険をしたくなるもの。
今回訪れたのは山形市内のカフェ、に隣接するスペース。手頃な広さで、雰囲気も悪くない。Pianoはありませんが、数人のアンサンブルならばイイ感じに。ただ天井が低いので、音がどれくらい響くのか。あまり大きな音を出すと、飽和状態になるかも知れませぬ。
ま、様々な要素を加味しつつ、ここでの演奏をイメージ。
そしてせっかくなので、お隣のカフェに。ローストビーフ丼を頂きました。そう、「丼」なのに皿盛り。以前、ただ丼に盛り付けただけで「カレー丼」を名乗る、安易なメニューについて言及しましたが、今回はその逆。丼によそっていないのに、「~丼」を名乗っても良いのか? なんてツッコミはもうどうでも良く、ふんだんに盛られたローストビーフを堪能致しやした。
で、何故このカテゴリーかと言うと、目当てだった薬膳カレーが終わっていたので...(涙)。
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「どんぶりモノ」の本質は食べ方にあると某歴史学者が言っていました。世界でも珍しい、器を手で持って食べる日本独特のスタイルは古墳時代に遡るそうです。そのルーツを持つ飯碗に「ファーストフード」のニーズが加わり、具と汁・調味料のオールイン・ワンを可能にした器形が「丼」。つまり手で持って食べるのが丼モノの基本ですから、持ちにくい皿盛りは、やはり違うでしょう。素直に「○○皿」という名にすべきです。一方、丼に盛ったカレーライスは・・・立派な「カレー丼」ということになります。さて、ローストビーフ丼といえば乙戸沼公園にある「ママのご飯」が有名です。こちらはしっかり「丼」です。家庭料理系の店ですが、ローストビーフが絶品、との評判です。
投稿: 茶房「和」亭 | 2021年11月 6日 (土) 20時49分
> 茶房「和」亭さん
なるほど。ちなみにうな丼の発祥(の1つ)は牛久市なのですが、成り立ちはそのファーストフードのオールインワン発想のようでした。
ただカレー丼に関しては、やはり抵抗がありますね。何故ならば通常の皿盛りで、すでにファーストフードのオールインワンと言えるからです。個人的には「丼らしき何か」が欲しいところです。
投稿: ていほう | 2021年11月 6日 (土) 20時59分
カレー丼の長所は、立食いしやすいことくらいでしょう。が、確かにそれ以上に違和感があります。「丼らしさ」とは・・日本古来の「箸食」との相性がありそうです。たとえば「カレー丼」には抵抗あっても、「カツカレー丼」ならOKとか。あるいは「ビーフカレー丼」はダメでも、「カレー牛丼」なら有りとか。どちらも箸での食べやすさの差か、あるいは、存在感あるトッピングの有無が「丼らしさ」かもしれません。
投稿: 茶房「和」亭 | 2021年11月 7日 (日) 19時18分
> 茶房「和」亭さん
そう、そこなんです。そして「箸」はキーワードかも知れません。お茶漬けにスプーンを添えるお店に顔をしかめる啼鵬、は大袈裟にしても、やはり丼と箸はパートナー。
カレー丼で言えば、例えば「○○丼カレーがけ」と言ったところでしょうか。
投稿: ていほう | 2021年11月 8日 (月) 00時02分