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2021年12月 9日 (木)

さよなら、丸谷明夫先生

 吹奏楽界の重鎮、丸谷明夫先生が亡くなられました。実は1度だけお会いした事があります。いや、単に会った以上の事が...!?

Marutanifun Brass Festa 多摩2015というコンサートで、私は仙台第二高校の皆さんと共演。同じ演奏会に、丸谷先生指揮する合同バンドが出演(2015年3月28日参照)。

 吹奏楽においては門外漢の啼鵬。そんなアタシでも丸谷先生のお名前は、淀川工業高校時代から、よく存じ上げておりました。レジェンドですもの。なんとその丸谷先生の方から声をかけて頂いたのです。「アナタ、ウチらの編曲してますよね?」と。「え?(なんのこっちゃ)」

 聞けばいきものがかりのツアー。当時の新譜「FUN! FUN! FANFARE!」の冒頭に収められているアルバム・タイトル曲の編曲をしていました。録音はOut of The Standardでお馴染み、牛渡克之さんにお願いしました(2014年11月4日参照)。ツアーでは、ご当地の吹奏楽有名校に、このファンファーレを演奏してもらっていたようで、大阪公演では丸谷先生が啼鵬編曲の「FUN! FUN! FANFARE!」を指揮された模様。吹奏楽界からすれば「オメェ、誰?」的存在のテーホーのスコアを、レジェンド丸谷先生が指揮するなんぞ、あり得ない事です。

 啼鵬の一生の宝になる思い出を有り難うございました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

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コメント

スコアと言えば、淀工は生徒全員分のスコアを購入すると聞いたことがあります。全員で見ることで、音楽を自分のパートだけ見るのでなく、他のパートとの繋がりを確認するためなんだそうで。確かテレビでも「日本一、スコアを買っている学校です。」と、生徒さんが言ってました。

常に150人から200人にも及ぶ部員をダブらせることなく、3つの組(コンクール組・マーチング組・どちらにも属さない組)に分けて、それぞれが満足のいくようなスタイルにしたというのも含め、素人ばかりと言っていた学校を日本有数の学校にされた功績は、今後も語り継がれるのではないかと思います。

私も何度か生演奏を聴かせていただきました。願わくば、一度でいいから「なにわオーケストラルウィンズ」を生で聴いてみたかったですね。

改めまして、ご冥福をお祈りいたします。合掌。

> 語る会さん
 生演奏に触れているのですね。残念ながら私は1度も。淀工は合唱も名門ですね。
 丸山先生は、名伯楽として今後も語り継がれるでしょうね。

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