« 2022年1月 | トップページ | 2022年3月 »

2022年2月28日 (月)

春待ちコンサート in 霞城セントラル

 山形県で活動するサックス日和の皆さんとの2022年、最初の本番。今回は初めての場所。霞城セントラルという、山形駅に直結している施設。飲食店やホテルなどが入っているビルです。

Biyori2022kajo8 吹き抜けになっている大きな空間。ある意味、コロナ禍での本番としては、最も感染対策が出来る空間だったかと。時折ドアが開くと風も入り、換気にもなりました。譜面が飛ばされそうにもなりましたが...。

 11:00からと14:00からの2回、演奏しましたが、イチバンの収穫は、通りがかりの人が足を止めて聴いて下さった事。勿論、予め分かっていて聴きに来られた方も大歓迎でしたが、「通ったらたまたまやってた」という事で聴いて下さった方は、言ってみれば「出会い」です。

 この場所は、様々なイベントが開かれますが、今回のような演奏関係もあります。音が響き過ぎて、ワンワン鳴るようなイメージがあったのですが、そこまで飽和される事はなく、なかなか程よい感じの響きで、Saxophone Ensembleにとっては、なかなか良かったです。

 加えてTrumpetやBandoneonと共演しても、それぞれの音が良く聞こえ、うまい具合に混ざり合っていました。

Biyori2022kajo7 更に特筆事項。写真右上の画面。曲目や解説を予め作って、こうして投影しました。しかもQRコードも表示させて、プログラムもスマホで見る事が出来たり。いやはや、文明の利器たぁスゴイ!

 お忙しい中、お越し下さいましたお客様、足を止めて聴いて下さったお客様、有り難うございました。そしてサックス日和の皆さん、お疲れ様でした。

2022年2月26日 (土)

牛スジカレーそば

 以前どこかで...と思っていたら、例のスーパー銭湯の食堂。でもうどんでした(2020年2月13日参照)。今回は蕎麦ですが...。

Gyusujisoba2 ま、カレーの部分は良し。牛スジも柔らかくてイイ。ただ残念ながら蕎麦がねぇ。おっと誤解を生む書き方でした。蕎麦そのものがダメなんじゃなくて、カレーにしてしまうと、せっかくの蕎麦の風味、香りが無くなります。

 以前書いたかな。ホントの蕎麦通って、冷たい蕎麦しか食べないのでしょう?オールシーズン。それは正解です。蕎麦の風味、香りを味わうには、温かい蕎麦よりも冷たい蕎麦の方が、断然味わえまする。となるとカレー味は論外だわな。

 カレーの麺類は、啼鵬が出会ったものは圧倒的にうどんが多い。うどんはコシ、喉越しで味わうものなので、カレーは全然アリ。逆にカレーにはベスト・マッチングか。

 そうなると出会ってみたいものですねぇ。蕎麦の風味とカレー味の両立している「カレー蕎麦」。

2022年2月25日 (金)

2022年初ライブに向けて

 仙台や山形へは、カレーを食べたりラーメンを食べたりするために行っているのではありませぬ。もちろんコンサートも聴いていますが(2022年2月19日参照)、近々行われるサックス日和のライブのリハーサルも。何しろ2022年最初のライブ。

Biyori2022reh03 今回は初めて演奏する場所。下見もして(2022年1月31日参照)本番のイメージも膨らませ、あの曲、この曲がどういう響きになるか楽しみ!

 2月27日(日)の11:00からと14:00からの2回。山形駅直結の霞城セントラルにて。

2022年2月24日 (木)

麺以外全てイイ

 仕方なくと言っちゃぁ身もフタもありませんが、あまり選択肢が無かったのは事実。ようやく見つけた看板に釣られて入りました。

Kamajinyasai 佇まいからすると、ちょっと演出じみている感はありましたが、ま、最近の店舗はそういうの多いでしょ。で、野菜ラーメンの味噌味なんですが...。

 野菜、と言っても大半はもやし。まぁ、それはイイ。味噌味のスープも悪くない。しかし麺。小麦の塊、と言うか単に細い長い小麦粉。コシも無く弾力も無く、ポキポキと折れはしないものの、麺と言うには「...」という感じ。

 店員の若いお兄ちゃんも悪くなかったんだけどね。お腹は満たされました。

2022年2月23日 (水)

啼鵬 Meets Figur Saxophone Quartet Again

 前回出演させて頂いたのが3年ほど前(2019年6月22日参照)。「五線の宇宙〜作編曲家編〜」という、正に啼鵬のような立場の人にスポットを当てる企画でした。今回、また声をかけて頂き、Figur & 啼鵬の共演が実現。そしてツイキャスによる同時配信も。5台のカメラを駆使し、GRECOさん総力をあげての!?

Img_20220223_125157351 今年没後30年を迎えるPiazzolla作品の他、盟友NAOTO君の作品を。そして今回のトピックス。そのNAOTO君の秘蔵曲「Splendid Yellow」を演奏。とライブでは説明したのですが、後で調べたらアルバム「Blue 'G'」に入っているではないか!

 とは言え、ライブではどれくらい演奏されたのでしょうか。今回はSaxophone Quartet & Pianoの重厚な編曲で聴いて頂きました。

 思い返せばFigurとのお付き合い、17年になるのですか! 今回はモモンガ・シリーズの演奏はありませんでしたが、そろそろ新曲も作りたいところです。

 ライブにお越し下さったお客様、そしてツイキャスで配信をご視聴下さったお客様、有り難うございました。またいつか、共演する日を楽しみに。

2022年2月22日 (火)

MONK/MONK IN EUROPE

 今月初めに映画を観に行ったときに(2022年2月1日参照)、予告編をやっていて、こりゃ絶対観なきゃ!と思っていました。

Monkmovie Jazz史上、最も個性的なアーティストと言って良いでしょう。Thelonious Monk。今年没後40年を迎えます。映画としては2本立て。

 実は想像していた映画とは違いました。この方、天才の例に漏れず、蛮行奇行が目立った人だったので、そういう面がクローズアップされるのかなと。全然違いました。当然メインは彼の演奏。

 Monkを初めて知ったのは中学生のときでしたが、そのときはサイドメンとしての演奏。しばらくしてリーダー・アルバム「Brilliant Corners」を買ったのですが、当時のテーホー、そのアルバムを理解するには若すぎました。Jazzもほんの氷山の一角しか知らなかった時代。

 あれから何十年も経つと、Monkの魅力が心に突き刺さるようです。この映画、ドキュメンタリーと言うより、単に彼に関する映像を綴っただけ、と言えばそれまでなのですが、それで十分で、Monkの魅力をこの2本の映画が全て物語っていると言っても良いかと。

 そして改めて、水野晴郎さんじゃありませんが、「いやぁ、映画って本当にイイもんですねぇ」。こういった映像、DVDでも発売されれば自宅でも簡単に観られるかも知れませんが、「価値」とはそういうものではありませぬ。映画館で観るからイイのです。またこのあまや座。サイズ感と言い、啼鵬好み。もちろん大勢で観るのも良いですが、何かイイものを、分かり合える仲間同士で共有しているような、そんな空間。

 今後も上映作品に期待します。

2022年2月20日 (日)

ホールの開演前カレー

 仙台に聴きに行った演奏会(2022年2月19日参照)。ホールには飲食店が併設。開場は14:00なので、演奏会に来たお客さんが食事をするから混むかな、と思いつつ行ってみました。

Keyakicurry2 メニューの写真を見ると、スープカレーかなと思ったのですが、フツーのカレーでした。素揚げした野菜がスープカレーのように思えたのでしょう。

 ちなみに手前の女性、これから本番を迎えるTrumpet奏者の戸田博美さん。他にViolinのヘンリ・タタルさんもいらっしゃっていました。ヘンリさんとは昨年の8月以来でした(2021年8月2日参照)。

 ちなみにこの建物、啼鵬の背景はガラスですが、その下の階がよく見えます。そこはフリー・スペースで、様々な用途に。この日も楽器の練習や、ダンスの練習をしている人もいました。

2022年2月19日 (土)

新進演奏家育成プロジェクト 第65回 仙台

 若い方の演奏を聴くのは楽しいです。今回は新進演奏家育成プロジェクト オーケストラ・シリーズ第65回仙台というもので、いくつかの地方オーケストラがフレッシュな演奏家の伴奏をする企画。

Orchestra65 今回聴きに行ったのは、ご縁のあるプレイヤーが出演するからでした。このBlogにも何度も登場しているSaxophone演奏家、栃尾克樹さんのお弟子さん、斎藤佳音さんが出演。Glazunovの「Saxophone Concerto」を演奏。

 実は斎藤さん、栃尾さんと共に啼鵬、演奏会で共演(2019年5月6日参照)。いやはや、あれから3年近く経ちますか。そしてオケ・バックで協奏曲を演奏されるまで成長。なんと素晴らしい事でしょう。

 そして今回の演目、そう言えば生演奏は初めての曲ばかり。あ、いやGlazunovは演奏した事がありました。SaxophoneはOut of The Standardでお馴染み、大和田の雅兄上。啼鵬は弦楽合奏団弓組でContrabassを。指揮はこれまたOTSの牛渡克之さんで(2015年10月4日参照)。

 ところで少々驚いたのは、演奏が終わった後。ソリストの若人達が退場し、伴奏を務めた仙台フィルハーモニー管弦楽団のコンサート・マスターが挨拶。更に自ら分散退場の案内を。なんか、時代は変わったなと。コロナ禍はともかく、オーケストラという存在を身近なものにするのか、とにかく演奏面以外も、自分達はこういう楽団ですよ、というアピールを感じました。

 思えば仙台フィルの演奏を生で聴くも初めて。時折ご一緒させて頂くTrumpetの戸田博美さんや、高校大学の後輩が在籍していたり。素晴らしい演奏を有り難うございました。

2022年2月18日 (金)

Figur & 啼鵬のご案内

 先日リハーサルをしたFigur Saxophone Quartetと啼鵬(2022年2月7日参照)。

Figurteho3 お陰様で予約が満席となりました。もちろん配信の方は、まだまだ受け付けておりますので、遠方で諦めていた方も是非!

 今回のトピックスは、なんと言ってもNAOTO君の秘蔵曲。近年のテレビ出演等で露出の増えたNAOTO君。ファンもたくさん増えた事でしょう。彼の発表する曲も「全部知ってるわよ」と豪語するファンの方もいらっしゃるかと。

 しかしなおとくんとていほうくんライブでしかやっていない、あのNAOTO君の隠れた名曲。恐らくこれを逃したら、当分聴けないと思いまする。ファン必聴!

 なんか、Piazzolla没後30年がオマケ的な感じになってしまいましたが、Piazzolla作品もたくさんやりますので。

2022年2月17日 (木)

青田健康ランドへ

 施設名だけ見ると単なる銭湯のようにも思えますが、そこは温泉王国山形。歴とした温泉。

Aotaland1 青田健康ランド。啼鵬が入った温泉の中でも安い!熱い!

 まず「安い」からですが、啼鵬の愛用するスーパー銭湯よりも全然安い。大丈夫なのかなぁ、入湯税とかちゃんと含まれているのかなぁ、と心配するくらい。

 で、次の「熱い」。実は浴室が狭く、それでいて結構お客さんがいました。久しぶりに「密だなぁ」と思った程。なので湯船も空いているところに入るしか無かったのですが、そこがお湯の出るところだったので、だから熱いのかと思っていました。しかしネットの書き込みを見ると、どうも全体的に熱いらしい。

 アタシは江戸っ子の血が流れている(と思っている)ので、熱い風呂は平気、どころか熱くなけりゃ風呂ぢゃぁない!入れねぇならトットとけえれ!ってなクチですが、そのテーホーでも熱いと感じました。久しぶりに体が真っ赤になりましたわ。

2022年2月15日 (火)

水戸3位

 恒例の総務省の家計調査。納豆に関しては5位だった水戸(2021年2月6日参照)が3位に浮上。首位奪還とはなりませなんだ。いや、啼鵬に言われれば順位を上げただけ御の字。正直落ちると思っていました。良くて5位キープ。

 関係者は水戸は納豆が安い傾向にあるだの、的外れと言わざるを得ない事を発表していたようですが、こう言っちゃなんですがテーホー、全国を飛び回り、わざわざその地元のスーパーも見て歩く程の、その土地の生活観光(!?)好き。どこも安いですよ。納豆は生活必需品ですもの。この物流が整った日本で、水戸だけが納豆が安いなどあり得ませぬ。

 ま、ここで騒いでも啼鵬だけが危機感をアピールしているだけ。聞けばウチのチビの友達なんぞ、朝ご飯はパンと牛乳のみとか、ホント今の子は朝ご飯に納豆を食べなくなりました。給食の納豆も残すって言うし。有名人を使ってPRするのは結構ですが、問題はそのPRのポイント。底上げは簡単にはいきませぬ。

Minaminatto  アタシなんか夜寝る時に、翌朝の朝食納豆が楽しみ!ってくらいですから。

 ちなみに地元で買い物をしていると、安い納豆ばかりが売り切れ、という事もありませぬ。この前も啼鵬がいつも買う「おかめ納豆極小粒」が売り切れ、それよりも安い他社の銘柄は売れ残っていました。

 さ、来年の今頃はどうなっていますか。関係団体のPR運動に期待したいところです。

2022年2月14日 (月)

ラベルに印字するプリンター

 実は従兄弟がこの機器のメーカーに勤めていたという事もあり、かなり昔から使っておりまする。今愛用しているのは、本体のみでは入力出来ないタイプで、PCにつなぐ事を前提にしたマシーン。文字通り「ラベル・プリンター」か。

Tepratape しかしこういうトラブル(!?)も。印刷までは出来るのですが、なんとインク・リボンがラベルにくっついている。最初何が起きているのか、よく分からなかったのですが、自分で剥がしました。ま、仕上がりは問題ありませんが。

 その前述の従兄弟。まだ勤めているのかな。「何か文具でアイディアがあったら」とか言われた事がありました。確かに昔に比べると「ほぅ」と思うような文具、結構増えたかな。それは音楽系(!?)文具も。

2022年2月13日 (日)

最安カツカレー

 世の中のモノ、そりゃお金をかけりゃクォリティの高いものも出来ますでしょ。ではこんなに安くて!?というパターンはどうか。

Musashikatsucurry 今回はたまたまカレー、それもカツカレーを食べたので、このカテゴリーですが、今後は「激安グルメ」とか、新たにカテゴリーを作っても良いかも知れませぬ。

 で、このカツカレー、しめて¥300! 今どき、学食でもこんな値段は無いかも知れませぬ。ま、味は取り立てて美味しい!という事ではありませんが、このクォリティで¥500〜¥600とか、フツーに存在しているでしょう。

Musashimenu メニューを見ると、いつの時代の値段設定だ?と思いたくなるような感じ。季節限定の「鍋焼きうどん」 を除けば、このカツカレーを含む¥300が一番高いメニュー。もしや昭和30年代くらいから変わっていないのか!?

 来ているお客さんの中には、メニュー2つ頼む人も居て、量を食べたいのもあるでしょうけど、値段でオーダーしてるでしょ、とツッコミが入る感じ。昔Joyfulというファミレスに入ったときの事を思い出しました。あまりの安さに何人前頼んだ事か...。

 ところでそばうどん。こういう店だと通常同じ値段の事が多いですが、それぞれ値段が違うのも気になるところ...。 

2022年2月12日 (土)

サックス日和2022年始動

 山形県を拠点とするサックス日和の皆さん。2022年の活動は始動していて、アタシも先月、会場下見をしてきやした(2022年1月31日参照)。

Biyori2022reh01 練習の方も順調に。この日は参加出来ないメンバーもいましたが、逆に本番が飛んだため参加出来るようになった、仙台フィルハーモニー管弦楽団の戸田博美さんも駆けつけ、充実した練習が出来ました。

 久しぶりの曲もあれば、今回のために編曲した新曲もあり。本番の日までには、まん延防止重点措置は解除される見込みですが、現時点では仮に解除されなかったとしても決行する予定です。もちろん感染対策は万全に。

2022年2月11日 (金)

時短OOSAKI病

 人から勧められて行ったお店。

Oosaki3ko時短営業で20:00までだと知ったのは、お店に着いてから。しかし着いた時点では19:00くらい。でもこの有様。一応お店に入って聞いてみると、お客がいっぱいで、20:00までにさばくには、もうオーダーストップだそうな。

 ま、お店それぞれの事情もあるでしょう。仕方ありませぬ。

 で、次の候補も無かったので、通り道に中華屋さんがあったので、そこに行く事に。しかしジモティーから聞くと、その店はもっと離れたところにあったはず。いつココに移転したのか...。今回はたまたま通りかかったので入店。もしナビの情報が更新されていなくてフツーに目指していたら、そこでも症状に見舞われる事になってたか。

Kantonyamagata まん延防止重点措置で時短営業の店が増えたので、晩飯の算段は注意が必要。このお店、炒飯が2種しか無く、「五目炒飯」と「カニ炒飯」。雰囲気としては「五目炒飯」には海老が入っていそう。写真にも其れらしき具材が見えましたが、使っていないとの事でオーダー。お肉系の炒飯で美味しかったです。

2022年2月10日 (木)

常磐名物「唐揚げ蕎麦」

 以前、鶏唐揚げがトッピングされた蕎麦を記事に(2021年11月20日参照)。JR常磐線の駅そばメニューだった訳ですが、今回は同じ「常磐」でも、鉄道では無く高速道路「常磐自動車道」。

Yatabetoritensoba 上り方面の谷田部東PAにそのメニューが! 尤もこちらは「鶏天そば」という名前で。しかし内容は前述の鶏唐揚げがトッピングされた蕎麦。

 さすがに常磐つながりで、我孫子駅の弥生軒から引っ張ってくるのは無理があるにしても、偶然にしちゃぁ出来すぎている。

 では、更なる追求を。常磐線、常磐道での唐揚げ(鶏天)そばを探しに。

2022年2月 9日 (水)

Bandoneonのレプリカ

 本来は昨年行われるはずだった音楽鑑賞教室。

Img_20220203_085553150_portraitこういう状況ではありますが敢行。恐らく好転するまで待っていたらいつになるやら。担当の先生だって移動してしまうだろうし。

 場所は体育館で。小中一貫校。全校生徒向けにすれば1回で済みますが、そうなると密になります。なので小学校の低学年、高学年、そして中学の部と3回に分けて演奏。松本兄弟にピアニスト、猪野麻梨子さんを交えて。

Keshubneon 今回のトピックスはコレ。弟ゴルゴが約3ヶ月かけて作った、Bandoneonのレプリカ。段ボールと廃棄する事になっていた容器のキャップなどで製作。生徒さんにはBandoneon自体を手に取って、というワケにはいかないので、ほぼ原寸大のを。残念ながら蛇腹が伸びる、という部分はありませんが、フタを開けて中に5kgほどのオモリを入れれば、重さは再現出来まする。

 コレ、アルゼンチン本国でも無いだろうなぁ。

2022年2月 8日 (火)

Tanti Anni Prima:Janne Tateno,Izumi Tateno

 新譜、という言葉もジャンルによっては大分使われなくなりました。音楽を形にする媒体がレコードからCD、そして配信と変化しているので、一頃よりアルバムの発売が減ったからです。

Tatenoduo それでもClassicはまだ「アルバム」という形が変わらず続いているかと。今回ご紹介するのは、左手のピアニスト舘野泉先生と、ご子息ヤンネ舘野さんのDuoアルバム。先月に発売されたばかり。つまりは新譜情報(懐かしい単語)。

 アルバム・タイトルにもなっている「Tanti Anni Prima」はPiazzollaの曲で、知名度を上げたのは近年と言っても過言ではありませぬ。何しろ90年代のピアソラ・ブームのときにも、頻繁に演奏されたとは言い難く、その後大分経ってから楽譜も出回り、演奏されるようになりました。

 ちなみに広島在住のギタリスト、徳武正和氏とアタシで作ったアルバムも「Tanti Anni Prima」。

 タイトルの説明だけで長くなってしまいましたが、その収録されているピアソラ曲、啼鵬が編曲しております。仕事としてはもう10年ほど前のもの。

Tejosanyamagataeki 実はViolinのヤンネさん、この前バッタリ山形駅でお会いしたのでした。思えばこの再会、ほぼ10年ぶり(2012年5月24日参照)。つまりこれらの編曲や、委嘱作品を書いたとき以来!

 そして彼にお会いするのも、今回で3回目か...。1回目は20年以上前のフィンランドで。舘野泉先生が主宰するオウルンサロ音楽祭で。2回目がその2012年の委嘱作品初演時。

 ヤンネさんは山形交響楽団で2nd Violinの首席奏者。いつかは山形で会えるかしらとは思っていましたが。

 そして肝心のCD。素晴らしい仕上がりです。

2022年2月 7日 (月)

Figurと再び

 吹奏楽には明るくない啼鵬でも、実はSaxophoneという、それもClassicのSaxophoneのカテゴリーはそこそこ。何しろ啼鵬がBandoneon奏者として、仕事を大きく飛躍させるきっかけとなったのは、日本に於けるClassical Saxophone奏者の第一人者、須川展也氏との共演。啼鵬はまだ学生で、90年代のハナシ。30年も関わっていればねぇ。

 そんな啼鵬が懇意にしているFigur Saxophone Quartet。昔から編曲を提供していましたが、共演も実現(2019年6月22日参照)。

Img_20220207_150737255彼らと再び共演する機会がやって参りました。前回は「啼鵬に於けるSaxophone史」といった、Saxophoneと関わりだした歴史を紐解きました。

 今回はやはり「Piazzolla没後30年」を中心に、秘蔵の曲を披露。今や飛ぶ鳥を落とす勢いのNAOTO君との「なおとくんとていほうくん」で発表し、そのまま世に出る事のなかったあの曲

 本番は今月23日(水・祝)、大塚GRECOで。配信もありますので、お見逃し無く。

2022年2月 6日 (日)

Triangulo en Iwafune

 我らTrianguloにとって、栃木県公演は3回目。1回目は野木町(2010年9月7日参照)。震災以前でしたか。ギタリストも高田元太郎さん。2回目は大田原市(2017年12月16日参照)。

Img_20220206_110238888 そして今回は栃木市は岩舟。土浦からは行くには微妙な距離感。一般道で行くと約60kmちょっとで1時間半くらい。高速道路を使うと少し時間も短縮されますが、100kmオーバーを走る事に。結局一般道で行く事に。ひたすら西へ、西へ向かいました。

 してこのホール。初めて来ましたが、Trianguloにはちょうどイイ感じのサイズ。響きも良いですし、ダンスのスペースも十分。お客様との一体感も肌で感じられる空間。とても演奏しやすかったです。

Trian2022iwafune ところでTriangulo、北関東の中では何故か栃木県での公演が多く、群馬県では1回、そして啼鵬が住んでいるにも関わらず、茨城県でも1回。それもホールで無く今は無くなってしまったレストラン...。機会が増える事を祈るばかり。

 お忙しい中、お越し下さいましたお客様、有り難うございました。

2022年2月 5日 (土)

堅実な芸大生

 ふとした御縁から手伝う事になったオケ。

Img_20220205_201629745 弦楽器が少ないというので、足らないパートへと、久しぶりにContrabassを。まぁ、この大きな楽器は、「弾けるけど持っていません」というプレイヤーもたまにいて、個人持ちで運搬も自在に、というプレイヤーは大抵歓迎されまする。ちなみにギョーカイでは「大型楽器」扱いとなり、仕事に個人で持ち込めば演奏料の他、「楽器代」が出るのが通例。Harpなども同様。

 プロのオーケストラでも団が所有する楽器があったり。なのでその本番が団の楽器を使うのか、自分のを使うのか、確認が疎かになると、行ってみたら「楽器がない!」なんて手違いも...!?

Img_4333 話を戻しましょう。実はこのオーケストラ、啼鵬の学生時代の友人が振っています。Clarinet奏者の平井洋行君。彼と会うのは卒業式以来!

 彼は芸大生にはあり得ないほどのチョー真面目人間。副科でClarinetを履修した啼鵬とは師匠が同じ。卒業後も堅実に演奏活動を続けているウワサは聞いていたのですが、再会すると学生の頃と全く変わってない!

 啼鵬の大学時代にも「こんなに真面目なヒトがいる!」という、自慢の友人です。

2022年2月 4日 (金)

追悼:島岡譲先生

 新聞で島岡譲先生の訃報を知りました。しかも亡くなられたのは昨年9月。残念ながら啼鵬は、島岡先生の教えを直接請う事は無かったのですが、作曲家啼鵬を形成する上で、島岡先生の教科書は欠かせないものでした。いえ、啼鵬に限らず音大で和声を学んだ人の殆どは、そうなのではないでしょうか?

Shimaokawasei 一般的には「芸大和声」とか「島岡和声」と呼ばれる、先生の書かれた理論書。長らく日本の和声学、音楽理論を牽引してきた事と思います。ただ使用される記号等が独自のものなので、通用するのは日本国内のみ、といった事も言われました。それでも多くの音大生、音楽を志す人が先生の理論書で学び、私も生徒の和声学レッスンには、この教科書を用いました。

 近年、東京芸大では教科書が刷新されたため、これらの理論書は使われなくなりましたが、現時点では島岡和声を学んだ人の方が圧倒的に多いですし、我々からすれば現在の教科書を説明するに、「島岡和声では○○でしたが」という言い方もしたり。もちろん今後も島岡先生の教科書で学ぶ人もいる事でしょう。

 啼鵬の書くスコアの根幹を成す部分を担っていた「島岡和声」。これらの教科書には感謝の念が絶えません。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

2022年2月 3日 (木)

240から250へ

 もうかれこれ3年半くらい前の事ですか。ThinkPad X240が働き始めた頃。前任機ThinkPad E520の電源が入らなくなり、HDDを取り出して環境を引っ越し(2018年10月27日参照)。よく働いていましたが、最近は挙動不審。一番困るのがブラウザーが立ち上がらなくなる事。Google ChromeやMicrosoft Edgeが使えないパソコンって意味あるん?って事ですよ。ま、屁理屈を言えば楽譜作成ソフトさえ動いてくれりゃ、他はどーでもイイんですが、そうも言ってられませぬ。

 PCの挙動不審には様々な原因が考えられるので、解決策を見つけるのは砂浜に落とした1円玉を見つけるに等しい。と言うと大袈裟か。ただ1つ言えるのは、ThinkPad X240を使い始めたとき、設定はE520を引き継いでいるので、その時点で既にベストな状態では無いってこと。PCは一般的に、なるべくクリーンな状態が正常に動作する秘訣。様々なソフトをインストールしていくうちに、設定もグチャグチャになるので、不具合も出てきますわな。

Tp240250 ならばと、思い切って新しいPCを購入。あ、いや、いつもの「新しい中古PCを購入」。もう環境引っ越しではなく、クリーンなマシーンにイチから構築。

 左のHONDA HR-Vが壁紙のが今までのThinkPad X240。右は新しい中古PCですが、実は型番がちょっと違うだけ。ThinkPad X250。スペックは殆ど同じ。外観も見た通り。今回は中古ランクとしては上等なものを買ったので、結構キレイなマシーンです。

 新品を購入する事も検討はしましたが、ま、あくまでツナギ。何と言っても楽譜作成ソフト「Sibelius」をX250にインストールしなくてはなりませぬ。アタシのSibeliusはバージョン7なので、Windows11での動作は不明。なので敢えてWindows10のマシーンを。そしてX240の方をアンインストールしてX250に。アクティベーションも上手くいくのでしょうかねぇ。

2022年2月 2日 (水)

○○良ければ全てイイ

 アタシがそこのジモティーだったら、「いつか入ってみよう」と思いますが、旅先だったらスルーしてしまう店。つまりは地味で目立たない店ですか。あくまで外観のハナシですが。そして連れられて行ってみると...!?

 11:30の開店直後だったので、客は少なかったですが、あれよあれよと言うまに増え、座敷席に無駄に広く座っていたテーホーは、家族連れに席を譲る事に。食べ始まる頃には着席出来ずに待っている客も!

Satomikaki カキフライ定食をオーダーしました。ナニがイイって付け合せがイイ。お新香と小鉢。その小鉢は食べた事のあるモノでしたが、名前が思い出せぬ。きゃらぶきだったか...。そして独自調合(!?)のソースがイイ。そしてメインのカキもイイ!

 ま、これだったら混むわな。食べている間も電話が鳴っていて出前の注文をとっていました。「かなり時間かかりますケド」とお店の人、申し訳なさそうに。

 しかし、実のところ客の多くは「魚しょうラーメン」なるメニューを頼んでいて、ネットに上がっている写真も多くはラーメン。なんだ、そっちが名物かネ。

 じゃ、次はその「魚しょうラーメン」とやらで。

2022年2月 1日 (火)

ジョン・コルトレーン チェイシング・トレーン

 ふと調べたらやっていました。このBlogでも時折登場する、茨城県北にある映画館。ジョン・コルトレーン生誕95周年記念上映だそうな。2016年制作。

Img_20220201_115528802_portrait 啼鵬はJazzが大好きですが、特にColtraneが好きかというと、他に好きなプレイヤーもいて、決して多くないアルバムも少ししか持っておりませぬ。Tenor SaxophoneではJoshua Redmanかな。しかし偉大なアーティストには興味がありますし、その生涯はあまり知らなかったので、観る事が出来て良かったです。

 それにしても改めてColtraneのプレイを聴いてみると、映画ではBGMでありながら、もはや絵(動画)よりも雄弁で、その音色に酔いしれました。いや、若い頃に買ったアルバムでは、その音色の良さが分からなかったのでしょう。年をとるとはそういう事です。

 そして年をとる事とは...!? 字幕が速すぎ! セリフだけならまだしも、登場人物の説明も同時に字幕で出ると、読み終わらないうちに次の字幕へ(涙)。そりゃ、インタビューを受けていた何人かは顔も知っていますが、Benny Golsonなんて若い頃の写真しか知らんし、Jimmy Heathは初めて顔を拝みました...。

 それにしてもこの映画館はイイ。これまでもPiazzollaやMiles Davis、Blue Noteのドキュメンタリー映画を観ましたが、予告では今年没後40年を迎える、Thelonious Monkの映画も上映するって。こりゃ観るしかないな。

« 2022年1月 | トップページ | 2022年3月 »

2025年6月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
無料ブログはココログ