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2022年8月21日 (日)

第77回茨城県合唱コンクール

 ふとしたきっかけから、ウチのチビが出場する事になり、聴きに行ってみました。

Img_20220821_123021461_hdr ちなみにこの合唱コンクール、かの有名なNコンとは違います。全日本合唱連盟がやっている大会の、茨城大会といったところでしょうか。名前の割に知名度はNコンに圧され気味。出場団体も少なく、例えば小学校の部は1校のみ!...ってつまり、この学校が上の大会への代表校に。中学校の混声合唱も2校。一番出場校が多かったチビが出場した部門、中学校同声合唱でも7校...。

 ま、吹奏楽コンクールだって、一般的に知られているのは全日本吹奏楽連盟の主催。実は他にもありますし。

 今回訪れて初めて知ったのですが、なんとかつてのたくみスタジオ門下生、田中翔一朗君が伴奏で出演しているではないか! 今年は彼が出演した「B→C」を聴きに行きました(2022年6月14日参照)。聞けば出場した学校、母校なんだそうな。

Jca77th ところでチビの学校もそうですが、Nコンと両方出場した学校もあり、もうお互いギョーカイ的に良く知った学校同士なのでしょう。顧問先生も。代表になった学校、難しい曲歌っていました。技術的にも音楽的にも。そこら辺は吹奏楽も同じかな。恐らく深い部分まで理解していないと思われますが、逆に其れが良いのかも知れません。

 啼鵬が審査員をした吹奏楽コンクールでも、難しい課題曲Vを中学、高校、大学、職場一般と取り上げる団体がありましたが、イチバン上手だったのは中学生でした。審査員みんなで「大人になってくると、何で楽器が下手になるんでしょうねぇ」などと、笑い話をしたものです。

 音楽に対して純粋、素直なのだからでしょう。大人になるに従って知識も身につけ、分かったようなフリをするようになり、勝手に自分の限界も決めつけ、気が付くと恐ろしく狭い世界で音楽をやっている...。自戒しなくては。

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コメント

やはり大人になると、誤魔化す術を覚えてしまうからでしょうね。
中学生は、ある意味指導者の力量で決まると思います。「反復・練習」することで、真面目に練習する中学生が多ければ、コンクールのような場所には合っているのかもしれません。
でも、かつて普門館で聴いたとき思ったのは、中学から高校を聴いた時に、先に聴いた中学で驚きつつも、後で聴いた高校で、面白味というか音楽をしている感が半端ないと感じたものです。
僅か3年の違いですが、ここの成長の差を感じずにはいられない思いでした。

ちなみに、吹奏楽は課題曲すら難曲が増えていますが、ある年代の課題曲は相当難易度が高くて、録音したプロの吹奏楽団にして、「この曲、中学生で吹けたら、間違いなく金賞」と言ってましたが、吹けた中学生は確かに金賞が多かったと記憶しています。(でもそれって、曲としてはどうなのか?と感じたきっかけの曲でした。この辺りから、徐々に吹奏楽離れが加速していったのかもしれませんが…)

> 語る会さん
 極論、暴論と言われるかも知れませんが、私はコンクールの課題曲、毎年プロが参考演奏として録音し、流布されますが、それを廃したら良いと思っています。雛形があれば、それを真似て演奏するワケで、本質的なことを言えば、そのお手本を超える演奏が究極であるはずが、強豪でもそう思って演奏する団体は無いでしょう。
 何百年と続いているClassic音楽のように、楽譜から音楽を読み取る。指揮指導の力量がはっきり表れるでしょう。

コンクールの性質上、楽譜通りに演奏するというのが、重要な指標なのでしょうね。それを「まだ」求めないのが、自由曲なのかもしれませんが。
ただ、プロでもかつてのイーヴォ・ポゴレリチのように、ほとんどの審査員がNOとジャッジを下したのに、マルタ・アルゲリッチのみが「彼は天才よ!」と言ってのけるのですから、人が主観で判定するというのは、難しいことだとつくづく感じます。

参考演奏の廃止とは、思い切った提案ですね。あれを聴いたからと言って、マネできるものでもないですから、あまり聴かなかったと記憶しています。でも、一番聴かない方が良いのは、コンクールの自由曲を、他の高校や中学がコンクールで演奏したものを聴いて参考にする、これが一番宜しくないパターンかもしれませんね。(所詮、マネのマネになるわけですし…)

> 語る会さん
 とある団体の指導者、原曲が管弦楽なのですが、ホンモノを聴かずに吹奏楽に編曲されたものばかりを参考にしているという、何とも本末転倒なケースもあります。
 ちなみに日本音コンの作曲部門で、演奏による審査を廃し、譜面審査のみにした事は、大変評価しております。作曲家や指揮者などは、本来楽譜を見ただけで、頭の中で全て音を鳴らせますので。

あはは。そんな指揮者、きっとかなりいますよ。その影響を受けた学生さんも可哀想なものです。以前、出会った後輩からも、「ローマの祭りって、こんなに長い曲だったんですね!」と言われて、はて?そんな長い曲だったかしら?と思ったら、カットしまくったコンクール版のチルチェンセスと主顕祭だけを聴いていたなんてお粗末ぶりにずっこけてしまったこともあります。

音コンの譜面審査の件は、素晴らしいですね。最終的に順位が付いた時点で、演奏しているのでしょうか?それならば、お客様も納得できるのではないかと思います。

吹奏楽コンクールも覆面審査を希望します。どうしても名前聞いちゃうと、「あ、名門校だ」というイメージが付いて回るような気がしますので。(それでも、顧問が変わって、落ちていく学校もあるのだから、本当はいつまでも同じ顧問が振る方が問題なのかもしれませんがね。)

> 語る会さん
 シェヘラザードでも、吹奏楽版しか知らなかったFluteの人が、「私のSolo、Violinにもっていかれた」などと思ったようです。
 ブランド・イメージは吹奏楽に限らずあるようですね。演奏や演技といった、数値化しにくいジャッジは、そのうちAIがやるようになるのでは?

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