日本製フルコン
話は少し遡って、Vive! Saxophone Quartet,Figur Saxophone Quartetの面々と共演させて頂いたとき(2022年10月14日参照)。
ここのPianoは2種類あって、利用料金表には「外国製フルコン」と「日本製フルコン」。お値段は倍近く違い、アタシは安い方の日本製を。
いざフタを開ければKAWAI EX-L。なかなかコンサート・ステージでKAWAIにお目にかかる機会が無く、しかもEX-LはK.KAWAIとしては最高峰。ま、このホールの建物の中には、KAWAIショップも入っていますので、必然ですか。ちなみにコレの更に上のランクはShigeru Kawaiという、ショパン・コンクールでも使用されたモデル。
う~む、さすが高級モデル。最近の啼鵬は、Pianoを弾くための肉体改造をしていると、TANGO OGNATのライブMCで申し上げましたが、まだその道半ば。なので、結局は弾きこなせなかったのですが、それでも手応え十分で、「もっとやりたい!もっと弾きたい!」と思わせる素晴らしい楽器。もっと弾きこなせる体になってから、もう1度弾きたいものです。
ちなみにお値段、弐千万円です。
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コメント
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かって仕事で知った鋳造メーカーがKAWAIに買収されたというニュースを見たのは、2012年のことでした。その年はフルコン「EX-L」の発売年でもありました。
もともとピアノフレーム鋳造も手掛けていたメーカーでしたが、おそらく開発過程で独自技術の必要性が高まった結果の買収と思われます。
ちなみに他のピアノメーカーで鋳造の開発部門を自社内に持っているのは、ヤマハとスタンウェイだけだそうです。
地味な印象のピアノフレームですが、スタンウェイのあのキラキラ音は特殊鋳鉄素材の貢献度合いが大きく、特許で守られているとか。
また、ヤマハはエンジン製造部門もあるので鋳造技術レベルが高く、ピアノ用特殊鋳造の特許を多数持っているとか。
通常、楽器は「手工品」がより高級とされますが、現代ピアノの要「フレーム」に限っては、より高度な工業技術が高級の証のようです。
KAWAIも、より高い次元でピアノを極めるために、2012に「肉体改造」を行った、・・と推定出来そうです。
投稿: EQ.2021 | 2022年10月25日 (火) 22時30分
> EQ.2021さん
楽器はどの部分も大事なパーツでしょうけど、フレームとなると、音そのものもさることながら、音を出すための部分全体に関わる、最も重要なパーツなのでしょう。自社鋳造とは考えも及びませんでした。
いつかはShigeru Kawaiも弾いてみたいものです。
投稿: ていほう | 2022年10月25日 (火) 23時09分