小ホールにフルコン
先日のEnsemble Otto Vociとの共演(2023年5月3日参照)で弾いたPiano。
YAMAHA CF。楽器の状態も良く、さすがCFと思いました。が...、何となくハコに対してデカ過ぎるような気がしてなりませなんだ。そもそも小ホールのステージに9人もの奏者がいる時点で、大分too muchな感があるのですが、例えばC6とか、それくらいのクラスでも良いのかと。
ただ、恐らくこのホールが出来てPianoを導入した時代、もしかすると上位グレードでの6というサイズは無かったかも知れませぬ。しかもPianoはサイズの大小で音量が決まるワケでは無いので、まぁ、フラッグシップモデルが入るのも成り行きですか。更に奈落にはBosendorferも眠っていました。
そう言えば土浦市民会館の小ホールもデカ目のPianoがあって、湖沼会議のイベントで加古隆先生が弾かれてましたな。
小ホールだからと言って、あまりに小さいサイズのPianoだと、それはそれで拍子抜けするかしらね。あくまで見た目の問題ですが。そう考えると、山形市民会館小ホールのYAMAHA C6や(2023年3月26日参照)、同じ山形市内のテルサ・アプローズのYAMAHA S6など(2015年4月14日参照)、なかなか良いサイズ感。
« ご当地バーガー【山形市】 | トップページ | 煮て非なるもの »
「楽器」カテゴリの記事
- サテン風トランペット(2025.06.13)
- Straight Alto Clarinet(2025.06.03)
- 管カラに挑戦(2025.04.28)
- 同時にマルチ(2025.03.31)
- Two in One Pick Tuner(2025.02.15)
確かに遠目でも大きいなと思いました。記憶では、ここのホールピアノは小ホール用がベーゼンドルファー、大ホール用はスタインウェイだったと思います。
一方、両ホール共通でYAMAHAも選べる、とある出演者から聞いたことがあります。
その彼も小ホールでYAMAHAを選択しましたが、理由は「弾き慣れているのと、使用料・調律料が安いから」。
選択用YAMAHAにフルコンCFが選ばれた理由は、「大小ホール共用」ということではないかと推測します。もちろんC6発売以前の20世紀の頃の話です。
投稿: EQ.2021 | 2023年5月12日 (金) 13時30分
> EQ.2021さん
そう言えば聞かれたというか、「YAMAHAにするけどイイ?」と言われたような気がします。もし私に選択権が委ねられていたとしても、やはりYAMAHAを選びました。
もちろん弾き慣れているからなのですが、そうやってYAMAHAを選ぶ弾き手は意外と多いかも知れません。そうなるとBosendorferの稼働率が気になりますが...。
投稿: ていほう | 2023年5月12日 (金) 15時14分
この小ホールでの稼働率は分かりませんが、同じ栃木市内でもう1か所のべ―ゼンドルファー280を持つホールでは、稼働率は悪くなさそうです。
800席の大ホールのみで、選択用は同じくYAMAHAーCF。そこではクラシックを何回か聴きましたが、CF登場は1回だけ。
ピアニストの知人によれば、「ウインナートーンをこよなく愛する奏者が一定数いて、自然と寄ってくる」そうです。ちなみに隣接の小山市にもベーゼンドルファー200を置く公立の小ホールがあります。
経緯は不明ですが、少数派のピアノに高い確率で遭遇する栃木県南部は、ちょっと特殊な状況なのかもしれません。
投稿: EQ.2021 | 2023年5月13日 (土) 23時17分
> EQ.2021さん
一般的に高額の備品購入は入札によって決まりますので、栃木県南部エリアの場合は、文化芸術の指導的立場の方が、こだわりをもって指名買いで導入されたのかと推察します。稼働率が良いのもその証拠かと。
隣県住人として羨ましい限りです。
投稿: ていほう | 2023年5月13日 (土) 23時53分