「クールの誕生」コンサート
まさかこんなコンサートに出会えるとは!
Miles Davisの「Birth of The Cool」と言えば、Jazz史に残る名盤。啼鵬も大学のときに友人に紹介され、夢中になって聴いたものです。其れを再現するコンサート。
Out of The Standardでご一緒している同志社女子大学の牛渡克之先生。彼の研究として今回企画されました。まぁ、本国でもバイブル的な存在のようで、Jazzの授業ではよく取り上げられているそうな。何しろ楽譜も出版されていますので。
ただ今回は再現に留まらず、同じ編成で新曲をやってみようじゃないかと、そんでもって啼鵬に白羽の矢が! なのでアタシも20年ぶりくらいにモモンガ・シリーズの新曲を。「Momonga's Monologue」とタイトルして発表。
コンサートは楽器屋さんのリハーサル室のような会場で(注・写真はリハーサルで別会場)。基本生音で、Contrabassだけほんのチョット増幅。Drumsなんか絶妙のバランスでしたし、管楽器同士のアンサンブルが肌に感じられるような距離。
更に今回Pianoがベーゼンのイイやつ。オリジナルは1950年前後の古い録音なので、Pianoは金属音っぽい感じですが、そこにマイルドな音色でモダンなテイスト。いや、弾き手の岩瀬章光さんが素晴らしかったんですが。
あぁ、録音でしか聴いていなかったものが、こうして生演奏として再現。ん?其れって記憶に新しい。新年早々に聴いた、Bandoneon奏者ドクトル清川氏のTripodiへのオマージュだ(2023年1月8日参照)。
歴史的名演、名盤は数多く、今後はそういうのを生演奏で再現、という企画も増えてくるかも知れませぬ。
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Birth of The Cool、いいですねぇ。そのアルバム丸ごとカバーするライブ、オマージュとかトリビュート・ライブと言うのでしょうか、関東圏でも上演して欲しいです。行く前に原盤(もちろんアナログで)聴いて、ライブから帰ったらまた聴いて・・ちょっと考えただけで興奮します。誰かやってくれないかな、と切に思います。私も新年にドクトル清川氏の「Tripodiへのオマージュ」ライブ行きましたが、JAZZへの展開は思いつきませんでした。
投稿: E.Q2021 | 2023年9月22日 (金) 23時41分
> E.Q2021さん
この名盤の中に、しれーっとボーナス・トラックみたいに拙作が入るのは、何ともおこがましい限り...。数々の曲が生演奏で聴ける感動で、自作曲の初演の嬉しさは吹っ飛びました。
私の持っている解説書の中には、この盤をこき下ろしている本があるのですが、著者がこの生演奏を聴いたら考えが変わるのではと思いました。
投稿: ていほう | 2023年9月24日 (日) 06時36分