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2023年10月 7日 (土)

見晴らすピアノ

 何回も弾いているのですが、そう言えばまだ楽器評価はしていませんでした。直近で弾いたのは、つい数日前(2023年10月4日参照)。

Miharashipiano YAMAHA C7です。ほぅ、Cシリーズを置くからには本気なんだな、という感じがしますが、稼働率はどれくらいなのかしら。ただ毎回弾いていて不具合は無いので、メンテナンスは定期的になされている模様。

 ただ鍵盤が一部を残して交換されています。高音部の黄ばんだ部分がオリジナルでしょう。正直、交換された部分の鍵盤は安っぽく見え、楽器の前に座ると少々残念な気持ちにはなりますが、一度弾けば紛うことなきCシリーズ。

 置かれている部屋は決して広くは無いので、7は大きすぎるかな、とも思いますが、名手のSoloだったりすると、世界を構築出来るかと。今回はSaxophoneが2本が相手なので、空間も飽和状態。そういう場合、グレードの低い楽器だと、低音部は飽和された音のモヤモヤの中で、輪郭を失います。

 しかし、そこはさすがCシリーズ。Saxの鳴り響く空間においても、きちんと存在感のある低音を提供。逆に間違えたりするとチョー目立つ感じで、怖さすら感じました。

 是非ともこの楽器、この空間でのFebian Reza PaneさんのSoloなど聴いてみたいものです。

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コメント

確かに白過ぎる鍵盤はフェイクっぽさ(実際、合成物なんですが・・)が顕著ですね。
どうせならイニシャルを落ち着いたアイボリー・ホワイトにして、それがずっと「変色しない」を売りにしたらよかったのに。・・・ヤマハアイボライト材の戦略ミス?。それにしてもなぜ3鍵だけ残したのでしょう。全部真っ白より歴史を感じる良い演出ではありますが。

> EQ.2021さん
 Violinなどの弦楽器は、わざと古く見せる加工を施したりします。まるでデニムのように。そのうちこういった鍵盤も、交換したとしてもパッと見だけは製造年に合った感じになったりするのでしょうか。

市場ニーズ次第でしょうね。樹脂鍵盤の色味、風合いは、成型前の素材製造工程で調整します。技術的には自在に出来ますが、工業製品なので1台分ごとのオーダーで成型生産するのは現実的ではありません。こだわるユーザーが多く、一定数の需要が見込めれば何種類かの色味を設定することは可能と思います。つまり、ビジネス成立のポイントは「数量背景」=「ユーザー熱量」ということで。

> EQ.2021さん
 あぁ、確かに。Violinの場合は1台1台手作りですからね。Pianoとは状況も違いました。
 それにしても今回の鍵盤、あくまでパッと見の印象ですが、大分安っぽく見えて、Cなのに電子ピアノの部品を付けた?と思ったくらいでした。

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